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コラム

猫をケージに入れると鳴いてしまう理由と対策方法

2021.12.21 2024.03.06

ケージに入れた猫が鳴いて困るという飼い主さんは多いものです。危険やトラブルから身を守るためにも、猫にはケージを安心して過ごせる場所にしてほしいところですよね。

この記事では、猫に対するケージの必要性、ケージに入れると鳴いてしまう理由と対策方法について解説していきます。飼い主さんは猫の性格や様子に合わせて、焦らず慣らしていきましょう。

猫にもケージが必要?

猫の安全を守るためにも、ケージは必要なアイテムです。では、どのようなときにケージが役に立つのでしょうか。

子猫の時

幼い子猫は目を離していると、危なっかしく、行動が心配です。危険を回避するためにも、家事中など様子を見られないときは、ケージに入れるようにしましょう。

放し飼いにしていた猫は、ケージに入れられることに、激しく抵抗するかもしれせん。ケージに慣らす意味でも、子猫のうちから少しずつ慣れさせておくと良いです。

慣れておけば成猫になったときにも、ケージに入れたときにも嫌がって鳴いてしまうことが少なく、ケージを上手く活用することができます。

お留守番の時

飼い主さんが仕事や買い物などで外出する場合、猫の様子を見ていることができません。少しの時間であっても、置いてある食べ物や薬などを口にしてしまうケースも考えられます。最悪の場合、中毒を起こす恐れもあり、とても危険です。

また、家の中を自由に動き回れるため、物を倒す、こぼす、いたずらすることが原因で、猫がケガをする可能性もあります。

飼い主さんの心配を軽減させるためにも、外出の際は猫をケージに入れておくと安心です。

多頭飼い

多頭飼いをするときにも、ケージを使うのがおすすめです。

多頭飼いをする際は、すぐに接触させずに、お互いの存在を認識させることから始めます。
同じ部屋でも、ケージ越しに対面させて、徐々に慣らしていくのです。

ケージに入れておけば、喧嘩をすることもなく、安全に相手を確認することができます。先住猫とのトラブルを回避するためにも、多頭飼いする場合は、ケージを活用してみてください。

ケージに入れると鳴き続ける理由は?

夜寝るときに、猫をケージに入れると鳴き続けてしまうことがあります。いわゆる、夜鳴きですが、なぜ猫は夜鳴きをするのでしょうか。その理由を見ていきます。

ストレス

ケージの中が落ち着ける子もいますが、嫌がってストレスに感じる子もいます。

猫は繊細な子が多く、キレイな環境を好むものです。ケージに入っている間は、フードや水、トイレなどが交換されません。汚れている状態だと、猫が落ち着かない場合があります。

その他にも、家の中が縄張りになっていると、家の中をパトロールできないことがストレスになることも。日中に一緒に遊ぶ時間をたっぷり取って、ストレスを解消させてあげましょう。

習性

猫は本来、夜行性の動物です。日中はお昼寝していて、夜に活動するのが猫の習性です。

飼い主さんが夜寝ようと、猫をケージに入れると、「外に出たい」「動き回りたい」と鳴くことがあります。
猫の持つ習性とはいえ、飼い主さんとしては困ってしまいますよね。

普段から狩りを真似た遊びに取り入れる、日中や寝る前に相手をすることで、十分甘えさせてあげることが大切です。

飼い主さんが一緒に運動させて、エネルギーの発散することで、夜も寝つきやすくなります。

要求

猫が「構ってほしい」「寂しい」「遊んでほしい」という要求から鳴くことがあります。これらの要求鳴きには、応じないことがポイントです。

飼い主さんが要求に対応してしまうと、鳴けば応えてくれると学習してしまいます。飼い主さんが猫の行動パターンに合わせてしまうと、習慣化しやすいです。鳴いているときは相手にせず、鳴きやむまで放っておきましょう。要求鳴きを無視し続けることで、やがて諦めます。

ただし要求の中でも、水がない、食事を忘れている、トイレが汚いといった理由がある場合は、きちんと対応してあげてください。

要求鳴きのときは、何が原因で鳴いているのか、確認することも大切です。

怪我・病気

怪我や病気が原因で鳴いているのかもしれません。

猫が鳴いているときは、体の痛みや不快感、倦怠感や違和感などを訴えていることもあります。飼い主さんから見て、体調が悪いようなら、動物病院へ連れて行くなど対処しやすいです。

ですが、不快な症状が分かりにくい場合も少なくありません。猫自身も訳が分からず、抱えている不調による不安やストレスから、叫ぶように鳴くこともあります。

猫の鳴いている声がいつもと違う様子なら、獣医師さんに診てもらいましょう。

ケージに慣れてもらう方法

ケージで過ごすことにストレスや不安を感じさせないためにも、ケージに慣れてもらう方法を試してみてください。

トイレを清潔にする

汚れたトイレがケージにあるだけで、嫌がる子もいます。

ケージは猫にとって、落ち着く場所にしてあげることが必要です。そのためには、常にトイレを綺麗な状態を保つことがポイントになります。トイレをしていないかどうかをチェックし、交換をこまめに行いましょう。

毎日欠かさず掃除をして、清潔を心がけましょう。

長時間使用しない

猫をケージに長時間入れることは避けてください。最初は入れる時間を5分、10分から始め、徐々に慣れさせていきます。慣れてきても、使用するのは少しの買い物や掃除の間だけなど、短い時間に限りましょう。

あまり長い時間ケージに入れられていると、猫はストレスを感じてしまいます。ケージに対してネガティブな印象を植え付けてしまうことにもなります。

さらに、ケージから出したときに、ストレスから問題行動を起こしたり、ケージに入らなくなってしまったりすることも。

ケージは常に使用せず、必要なときのみ利用するのがおすすめです。

まとめ

安全を確保できるケージは、猫にも欠かせません。子猫のときや留守番のとき、多頭飼いするときなど、ケージが役立つ場面は多いです。

夜寝るときにケージに入れると鳴く場合は、日中よく遊んで疲れさせることで、夜泣きが抑えられることもあります。要求鳴きには必要な時以外は、応えないことが基本です。

夜泣きの原因が怪我や病気の場合もあるため、鳴き声や様子がおかしいと感じたら、動物病院へ連れていきましょう。

ケージを必要なときに活用できるように、日頃からしっかり慣らしていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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