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コラム

愛犬の洗い方を知って愛犬とのお風呂を楽しくしましょう!

2022.03.23 2024.03.07

愛犬と生活していれば、定期的にお風呂に入れてあげなければなりません。ですが、どう洗えば良いのか分からないという飼い主さんもいるでしょう。初めてのお風呂は、愛犬も飼い主さんも緊張するものです。

この記事では、愛犬をお風呂に入れる頻度や必要なもの、お風呂の入れ方、お風呂に入れる際のポイント、注意点について、解説していきます。

愛犬とのお風呂の時間を楽しむためにも、手順やポイントをしっかり押さえておきましょう。

愛犬をお風呂に入れる頻度は?

皮膚の状態にもよりますが、犬をお風呂に入れる頻度は、月に1~2回が目安です。愛犬の体調や季節によって、頻度を調整してみてください。

愛犬をお風呂に入れる目的は、体から出る皮脂や排泄物の汚れを洗ってあげることです。汚れた状態のままでいると、不衛生になり、皮膚トラブルを起こす原因になります。

ただし、過度のシャンプーはおすすめしません。必要な皮脂まで洗い流してしまい、皮膚の乾燥やかゆみを引き起こすこともあるからです。お風呂に入れられないときは、蒸しタオルで体を拭いてあげれば、マッサージやリラックス効果も得られます。

できれば子犬のうちから、お風呂に慣れさせておくのがおすすめです。

皮膚が弱い子や皮膚疾患のある子は、獣医師さんに相談してみてください。

お風呂に必要なものは?

愛犬をお風呂に入れるときは、準備が必要です。必要なお風呂グッズをチェックしてみましょう。

スリッカーブラシやコーム

スリッカーブラシやコームは、シャンプー前や乾かすときに使用します。長毛種の子は、毛が絡まりやすいです。被毛に合わせたものを用意してください。

犬用シャンプー

犬用のシャンプーでも成分により、洗いあがりの皮膚や被毛の状態が違います。抗菌性や保湿性に特化したものなど、スキンケアシャンプーも種類が豊富です。愛犬の皮膚の状態に合ったものを選んでください。皮膚の治療を受けている場合は、薬用シャンプーが必要なこともあります。

リンス

リンスは、シャンプーの後に被毛の毛艶を出すために使います。

大判のタオル2枚

タオルは大きめのもので、マイクロファイバーなど、吸水性の高いものを用意してください。浴室でざっと水気を取る用と、しっかり水気を拭き取る用の2枚あると良いです。

ドライヤー

ドライヤーは、風量の大きいものだと乾きやすいです。トリマーエプロンにドライヤーを差して使う場合は、ドライヤーの吸い込み口がサイドにあるものを選んだ方が使いやすいです。

洗面器2個

洗面器はシャンプーを泡立てたり、リンスを薄めたりするときに使います。

泡立てボール

泡立てボールは、シャンプーを泡立てる際に使います。100円ショップなどで販売されている洗顔スポンジでもOKです。

スポンジ

スポンジは、シャンプーやリンスを愛犬の体につけるときに使います。キッチン用のものでも大丈夫です。

トリマーエプロン

トリマーエプロンは、あると便利です。胸ポケットにドライヤーを指して、ハンズフリーでブローができるものもあります。用意できなくても問題ありません。

お風呂の入れ方

次にお風呂の入れ方について、手順ごとに見ていきます。

ブラッシング

まずは洗う前に、体全体をブラッシングします。ゴミや毛玉、抜け毛などを取り除くことで、根元までしっかり洗えて、乾かしやすくなります。

長毛種の子は、毛玉になりやすい耳の付け根や首周り、お尻や内股の部分を念入りにブラッシングしておくと良いです。

肛門腺絞り

可能であれば、肛門腺絞りをしておきます。肛門腺絞りは、1か月に1度は行うのが理想です。分泌液のニオイが強く、飛び散ることもあるので、シャンプーの前に行っておきます。

肛門腺絞りはやり方にコツがいるので、難しい場合は、トリマーさんにお願いしましょう。

体を濡らす

体を濡らすときは、何もつけない状態で、ぬるめのお湯を体全体にかけて汚れを洗い流します。お尻から始めて顔が最後になるようにしてください。

お湯の温度は体の体温よりも低めの35℃前後で、人間が少しぬるいと感じる程度です。熱いとやけど、冷たいと低体温症になる恐れがあるので、気をつけましょう。

シャンプー

泡立てたふわふわのシャンプー剤を皮膚にもみ込むように、毛の流れに沿って洗います。
できるだけ皮膚へ刺激を与えないように、優しく行いましょう。

毛の流れに逆らう、地肌をゴシゴシ洗うことは皮膚へダメージを与えてしまうため、避けてください。

前足・後ろ足→お尻・内股→胸部→頭部・顔→背中の順に洗っていきます。

すすぐ

すすぐときは、顔周りからお尻に向かって、丁寧に洗い流していきましょう。表面は洗い流せていても、地肌に洗剤が残ってしまう場合があります。特に内股、脇の下、指の間など、くまなくすすぐようにしましょう。

保湿

すすぎ終わったら毛や皮膚の水分をできるだけ絞ります。その後、保湿剤をつけて、皮膚を保護しておきましょう。

保湿剤には、かけ流すタイプやスプレータイプなど、様々な種類のものがありますので、愛犬に適したものを選んでください。

乾かす

最後は、タオルで十分に水気を拭き取ってから、ドライヤーで乾かしていきます。

風呂後の乾かし方

生乾きの状態は、皮膚トラブルの原因になります。お風呂のあとは、しっかり乾かすことが大切です。

まずは、タオルで体を包み込むように水分を取りましょう。しっかりタオルドライすることで、ドライヤーにかかる時間を短縮できます。ドライヤーを低温に設定し、風を自分の手に当てて熱くないことを確認してください。

ドライヤーをかけるときは、毛をかき分けるようにして、根元に風を当てていきます。風で毛についている水分を飛ばすイメージです。足先や耳の部分が乾きにくいので、念入りに乾かしてください。

お風呂に入れる際のポイント

お風呂に入れるときは、次のポイントを押さえておきましょう。

シャンプー剤は泡立ててから

シャンプー剤は直接つけずに、必ずネットやスポンジで泡立てておくことがポイントです。

泡が汚れを包み込み、余分な皮脂や汚れを落とすだけでなく、柔らかくクッションのような役割をするため、皮膚や被毛のこすれなどの刺激を減らしてくれます。

泡立てて洗うことで、愛犬の肌にやさしく、肌への負担を減らすことにも繋がります。

洗いにくい部分

目や口周りは、洗いにくい部分です。指の腹を使って優しく、丁寧に洗ってください。慣れないうちは、お湯を含ませたスポンジに泡をつけて洗っても良いでしょう。

耳は指の腹で、優しくもみ洗いをします。

シャワーのかけ方

シャワーの音や感覚に敏感な子もいるため、シャワーのかけ方に気をつけましょう。シャワーヘッドを犬の体に密着させ、水圧を調整しながら、お湯を毛根まで浸透させるようにすれば、お湯が当たる刺激もシャワーの音も軽減できます。

また、顔周りを嫌がる子も多いです。お尻や後ろ足など、顔から遠いところから順にお湯をかけていってください。スポンジやタオルを利用して、少しずつ濡らしてあげても良いでしょう。

タオルドライの前に

びしょ濡れの体をタオルで拭く前に、犬にブルブルと身震いさせて水分を飛ばしておくと、タオルで拭くのも楽になります。

犬が身震いしないときは、耳に息を吹きかけてみてください。くすぐったくなり、頭や体を振ります。その際に、「ブルブル」「シェイクシェイク」などの声をかけて褒めると、掛け声をかければ、身震いするようになります。

お風呂に入れる際の注意点

ポイントと合わせて、注意点についても見ていきましょう。

濡れたままにしない

シャンプーの後、半乾きや湿った状態のままにすると、皮膚や被毛が蒸れて、細菌が繁殖しやすくなります。皮膚の病気を引き起こす可能性があるため、十分に乾かすようにしましょう。

シャンプーは犬用のものを使う

シャンプーは必ず犬用のものを使い、人間用のものを使わないようにしてください。

シャンプーは、犬の被毛を構成する成分と同じアミノ酸系のものだと、皮脂を落としすぎず、優しい洗いあがりなのでおすすめです。人間用のものは弱酸性のものが多く、刺激が強いため、デリケートな犬の皮膚には適しません。

シャンプーの後は、ゆっくり休ませる

犬にとってシャンプーは、飼い主さんが思うよりも緊張し、ストレスになるものです。体力も消耗するので、体調が良いときでも、シャンプーの後はゆっくり休ませる時間を取るようにしてください。

まとめ

犬は月1~2回を目安にお風呂に入れてあげるようにします。子犬のうちからお風呂に慣らしておくと、愛犬も飼い主さんも安心です。

愛犬をお風呂に入れる際は、必要なものを準備して、洗う手順を確認しておくとスムーズです。ポイントや注意点を押さえて、愛犬ができるだけストレスなくお風呂に入れるように、気を配るようにしましょう。

どうしても嫌がる場合は、無理に入れようとせず、トリマーさんなど専門家のいるサロンでお願いしてみてください。

愛犬にとってお風呂に入ることは、人間と同様に生活の一部です。汚れを洗い流し、皮膚の病気を予防するためにも欠かせません。

飼い主さんもあまり気構えずに、楽しみながら愛犬をお風呂に入れてあげるようにすると良いです。愛犬のペースに合わせて、少しずつ慣らしていくようにしましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
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