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コラム

猫のクラッキングって何?鳴き声からわかる猫の気持ちについて

2022.04.17 2024.03.08

猫と暮らしていると、「カカカ…」「ケケケ…」という鳴き声を耳にしたことがあるかもしれません。これは、猫に見られるクラッキングと呼ばれる特殊な鳴き方です。

この記事では、クラッキングとはどのようなものなのか、猫がクラッキングをする理由について、解説していきます。鳴き声から猫の感情や気持ちを理解していきましょう。

猫のクラッキングとは?

クラッキングとは、猫に見られる鳴き声のひとつです。では、クラッキングは具体的にどのようなものなのでしょうか。

クラッキングはどんな音?

「カカカ…」「ケケケ…」という鳥のさえずりにも似た小さな音が特徴のクラッキング。猫が口を小刻みに開閉し、ひげを震わせながら発するものです。

猫が音を発するときの「カタカタ、カチカチ音を立てる」と意味の「clak(クラック)」がクラッキングの名前の由来です。英語圏の国では、おしゃべりをするという意味の「chatter」から「chatteling(チャタリング)」とも呼ばれています。

クラッキングはどんな猫にも起こり得る正常なものなので、病気などではありません。猫同士でおしゃべりすることはありませんが、猫は鳴くことでコミュニケーションを取ろうとします。クラッキングも、猫が取るコミュニケーションの方法のひとつなのです。

クラッキングはどんな時にする?

猫のクラッキングがよく見られる場面は、室内の窓から外を眺めているときです。猫は狩猟本能から、動くもの(鳥や虫など)を見つけると、捕えたくなる習性があります。獲物をじっと見つめていると次第に夢中になり、興奮が高まることでクラッキングをするのです。

対象は鳥や虫に限りません。クラッキングは、飼い主さんと気に入ったおもちゃで遊んでいるときにも見られます。この場合も同様に、おもちゃに夢中になり、興奮が高まっている状態です。

クラッキングは、猫がはしゃいでいる気分の延長で起こります。

クラッキングをする理由

猫がクラッキングをする理由として、どのようなことが考えられるのでしょうか。愛猫の感情や気持ちを読み取ってみましょう。

獲物を捕まえたい

クラッキングは、室内から外を眺めている場面でよく見られますが、そこには猫のもどかしい気持ちが表現されています。

家猫にとって、窓の外の鳥や虫は、眺めるだけで実際に狩りをすることはできません。自分のすぐ目の前に獲物がいても捕まえられないという現状があります。

それでも本能的に生き物に反応し、興奮の高まりを抑えられず、獲物を捕まえられないもどかしさがあり、クラッキングをするのです。

猫の手が届かないところにおもちゃがある場合も、遊びたい、触りたい気持ちからクラッキングをします。

無意識から漏れ出たもの

猫が無意識に発する本能的な声が、クラッキングとして現れることがあります。

猫の狩猟本能を満たすのが、おもちゃを追いかけ回して遊ぶことです。

猫が興奮している状態で、遊びに集中していて、捕まえたくて仕方がない気持ちが高まったときに、クラッキングが見られます。

ちなみに、野生では鳴き声を出すと獲物が逃げてしまうため、同じネコ科の動物のライオンやチーターにはクラッキングは見られません。

警戒心や不安から発している

猫は警戒心や不安を抱いたときにも、クラッキングをします。

得体の知れないものや獲物を見つけたときに、「何かいるよ!」と、クラッキングで飼い主さんに知らせようとします。

この場合は、警戒心や不安な感情を示しており、危険なものから飼い主さんを守ろうとしているのかもしれません。

愛猫がそれだけ、飼い主さんを信頼している証でもあるといえます。

何か要求している

飼い主さんに対してクラッキングするときは、何かを要求している可能性があります。

飼い主さんへのクラッキングが増えている場合は、注意が必要です。不満やストレスを感じる原因となるものはないか、愛猫の生活や環境を気にかけてあげてください。

クラッキングをしない猫もいる?

猫の性格や生まれ育った環境によっては、クラッキングをしない子もいます。

保護された野良猫が飼い猫になった場合は、クラッキングをしないことが多いです。クラッキングをすれば獲物に気づかれてしまいます。狩りをしていた野良猫時代に会得した習性によるものだといえます。

また、クラッキングが下手で、口やひげを動かすだけ、カチカチと歯を鳴らすだけだったり、逆に「ニャニャニャ」と声が出てしまったりする子もいます。

上手でも下手でも優劣がつくことはないので、心配しなくても大丈夫です。たとえ愛猫がクラッキングをしなくても、安全で快適に過ごせていれば問題ありません。

その他の鳴き声でも猫の気持ちはわかる?

猫の鳴き声にも様々なパターンがあり、そのときの感情や気持ちを表現しています。鳴き声の種類ごとに見ていきましょう。

ニャー

相手に敵意がないことをアピールしている。猫同士の挨拶のようなもの。

ニャッ

呼びかけへ返事。あまり構って欲しくない。

ニャーン

相手を呼ぶときや、返事をするとき。ごはんが欲しい、お出かけしたいときなどの要求鳴き。

ンー、ムー(口を開けない)

不満が溜まっている、飼い主さんに要求している。

ウゥー、アゥー

ケンカの前の猫同士の威嚇。

カッ、シャー(音)

相手を攻撃するときや激しく威嚇している。

ゴロゴロ、グルグル

機嫌がよく、安心してリラックスしている状態。

サイレントミャオ、サイレントニャー

飼い主さんに対する甘えや期待感がある。

まとめ

クラッキングは、狩猟本能から動くものに反応して発せられるものです。

窓から外を眺めていて鳥や虫などを見つけたときや、おもちゃで遊んでいるときに見られ、獲物を捕らえたいもどかしさがあったり、無意識に発していたりすることもあります。

クラッキングを飼い主さんにするときは、不満やストレスが溜まっているサインなので、原因を探って改善しましょう。

野良猫だった猫はクラッキングが見られないことが多く、クラッキングが上手くできない猫もいます。

猫は鳴くことで、コミュニケーションを取っており、感情を豊かに表現しています。日頃から意識して愛猫の鳴き声を聞き、気持ちを汲み取ることで、より良い関係性を築いていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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