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犬の歯石の取り方は?自宅でもできるケア方法を紹介します

2022.06.21
                     

犬の歯石の取り方は?自宅でもできるケア方法を紹介します

愛犬の歯石が気になることってありますよね。歯石を放置すると、口臭だけでなく、病気に繋がることもあるため、人間と同じようにお手入れが必要です。

この記事では、歯石ができる原因や自宅でできるケア方法をご紹介します。愛犬の健康のためにも、お口のケアをしっかりしていきましょう。

犬の歯石ができる原因は?

歯石は、歯垢が放置されて石灰化したものです。歯垢(プラーク)とは、歯周病の元になる細菌の集まりで、唾液中のミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)と結びついて石灰化することで、歯石になります。

口の中に食べかすなどの汚れが残っていると、細菌は増殖しやすく、一旦歯石が付着してしまうと歯磨きでは取れません。元になっているプラークは、歯磨きでも除去することができるので、歯のお手入れを習慣化すると良いでしょう。

しかし、毎日歯磨きをしていたとしても、徐々に歯石がこびりつきます。一度歯石が付くとなかなか取れないため、定期的に歯石を除去することが必要です。

犬の歯石は自宅できる?

犬の歯石の除去を自宅ですることは、おすすめしません。愛犬が動いて怪我をさせてしまう可能性もあります。自宅で行うのは、歯磨きなどのケアに留めて、歯石除去は獣医師さんにお願いするのが賢明でしょう。

動物病院に行くのがおすすめ

歯石取りをするなら、動物病院でしっかり取ってもらうのがおすすめです。

トリミングサロンでも歯石除去が可能なところもあります。費用は1,000円から2,000円と安価なので、相談してみても良いでしょう。

ただし、麻酔を扱えないため、麻酔なしの歯石除去となります。無麻酔の場合、歯周ポケットの内側の歯石までは除去できません。見た目はきれいになったとしても、見えない所で細菌が増殖する恐れがあります。

動物病院で歯石除去する場合は、無麻酔と全身麻酔を選べますが、全身麻酔で行うことがほとんどです。繊細な部分なので、犬が少しでも動くと、歯茎を傷つけ、細菌感染を起こす可能性があります。全身麻酔であれば、歯周ポケットの歯垢や歯石もしっかり除去できます。

動物病院で歯石を取るときの費用

動物病院での歯石除去は、無麻酔か麻酔を使うかによって、費用が大きく異なります。

無麻酔の場合は1万円程度ですが、全身麻酔を使用した場合は2万~4万円程度です。体重や体格によって差があり、体が小さく体重の軽い小型犬よりも、体が大きく体重が重い大型犬の方が費用は高くなります。

歯石除去には、超音波を使ったスケーリングの仕上げに歯の表面をツルツルにするポリッシングが費用に含まれていることが多いです。全身麻酔する場合、血液検査や血管の確保が必要になることと、麻酔にかかる費用が加算されるため、その分費用がかかります。

歯の状態によっては、抜歯することもあるため、かかる費用を確認しておきましょう。

犬の歯石チェック

愛犬に歯石があるかどうか見るためには、次のような点がないかチェックしてみてください。当てはまる場合は、歯石が溜まっているかもしれません。お口の中を衛生的に保つためにも、デンタルケアをしていきましょう。

  • ・口臭がある。
  • ・歯茎、歯肉が赤く腫れて炎症を起こしている。
  • ・口の周りがヨダレで濡れている。
  • ・ヨダレに血が混じっていることがある。
  • ・歯の表面に黄色や茶色の目立つ汚れがある。
  • ・歯や顎をガチガチ鳴らす。
  • ・足で口や歯をこする。
  • ・口を触ると嫌がる。
  • ・固いものを噛まなくなった。
  • ・食事するときに顔を傾ける。

自宅で歯石ケアできるグッズ

ここでは、自宅で使える歯石ケアグッズをご紹介します。あまり長時間かけると愛犬がストレスに感じてしまうため、一度に全部やろうとせず、取る場所を限定して行うようにしましょう。

ハンドスケーラー

ハンドスケーラーは、鋭利な先端で歯石を取っていく器具です。歯石が薄い場合に適しており、鉛筆のように片方の先端だけ尖っているものや、両端が尖っているものがあります。

削りたい部分の歯にスケーラーの先端を沿わせ、カリカリと小刻みに動かしながら、こするように削っていきましょう。

鉗子(かんし)・歯科用ペンチ

ハサミ状の鉗子やペンチは、歯石を剥がして取り除く器具です。先端に溝が付いていて引っかかりやすくなっているもの、傷をつけないように丸くなっているものなどがあります。

歯石が分厚い場合や、歯と歯の境目が分からないほど歯石が付いているときに適したグッズです。大まかな歯石は挟んで除去し、細かな部分はハンドスケーラーを使います。歯が割れてしまうことがあるため、力を入れ過ぎに気をつけましょう。

ハンドスケーラーや鉗子・ペンチは、先端が尖っています。歯肉だけでなく、目や皮膚を傷つけないように注意してください。

歯磨き粉

歯磨きをする際は、犬猫用の歯磨き粉を使いましょう。歯石を溶かす成分が入っているものは、研磨剤となり、自宅での歯石取りの際に役立ちます。

歯磨き粉には、ジェルとペースト状のものがあります。

フレーバーも爽やかな香りのミント系や、犬が好むチキンやビーフのお肉系、興味をそそる果物系などがあります。愛犬の好みに合わせて選んでみてください。

歯磨きガム

歯磨きガムは、おやつ感覚で手軽に与えられるアイテムです。噛むことで唾液の分泌を促進し、虫歯の元になる細菌の増殖を防ぎます。

ポリリン酸や歯垢を分解する酵素が含まれているものがおすすめです。短時間噛むだけでも、歯石対策になります。

歯磨きガムを与えるときは、摂取カロリーを考慮し、食事量を調節しましょう。

犬の歯石は病気になる可能性がある

歯石が溜まったまま放置すると、歯周病(歯肉炎や歯周炎、歯のぐらつき、歯槽骨炎など)を引き起こします。

歯周病とは、歯周組織に炎症が起きる病気の総称です。歯周病は段階的に進行していきます。まず、歯と歯の間に炎症が起こり赤く腫れる「歯肉炎」が起こり、歯を支える歯根膜や歯槽が破壊される「歯周炎」に進行。さらに悪化すれば、歯根の先端「根尖部」に膿が溜まる「根尖周囲膿瘍」になることがあります。

歯周病で最も怖いのが、全身性の病気にかかる可能性があることです。歯周病の細菌が血液に混入し、体中に回ると、腎臓病や心臓病、肝臓病の原因となる場合もあります。

まとめ

歯石とは、プラーク(歯垢)が唾液のミネラルと結びついて石灰化したものです。日常的に歯磨きをして、食べかすを除去し、プラークを増やさないようにしましょう。

細菌の増殖を防ぎ、歯周病などの予防に繋がります。歯周病は、口臭だけでなく、全身性の病気にも関与します。口腔ケアを習慣化することで、歯周病などの病気の予防に努めることが大切です。愛犬が食事をおいしく食べて、元気で長生きするためにも、歯の健康を保ちましょう。

もくじ

この記事の監修者

ペットショップ 犬の家&猫の里

犬の家&猫の里 編集部

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