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犬にほうれん草を食べさせても大丈夫?与え方と注意点について

2022.06.21 2022.06.22
                     

犬にほうれん草を食べさせても大丈夫?与え方と注意点について

栄養豊富なほうれん草は、健康効果が高い野菜のひとつですが、ほうれん草には尿路結石を起こす原因にもなるシュウ酸が含まれているため、犬に与えても大丈夫なのかと、気になる飼い主さんもいるかもしれません。
この記事では、犬にほうれん草を与える際の与え方と注意点について、解説していきます。愛犬の健康を守るためにも、正しい知識をつけましょう。

ほうれん草は犬が食べても問題なし

ほうれん草は、犬が食べても問題のない食材です。ビタミンやミネラルなどの栄養素が多く含まれているほうれん草は、犬にも人間と同じように健康効果があるとされています。いつもの食事にプラスすれば、愛犬の健康維持に繋がります。

特に秋から冬にかけては栄養価も甘みもアップするので、旬の時期に食べるのがおすすめです。ほうれん草単体で与えても良いですし、他の食材と組み合わせたレシピを参考にしてみるのも良いでしょう。

ただし体に良いといっても、与える量には注意しなければなりません。またアレルギー症状が出るなど、体質的に不向きな場合もあります。体調や便などの様子を見ながら、適量与えるようにしてください。

犬が食べても良いほうれん草の量

犬にほうれん草を与える場合は、1日に必要なカロリーの10%以下に留めましょう。いつも食べているドッグフードとのカロリーバランスを考えて与えるようにします。以下は体重別に示した1日に与えるほうれん草の目安です。

体重 ほうれん草の量
3㎏ 20g(0.4株)
5㎏ 30g(0.6株)
10㎏ 50g(1株)
15㎏ 65g (1.3株)
20㎏ 85g (1.7株)
25㎏ 115g (2.3株)

食品データベース より

あくまでおおよその目安であり、体格や運動量によっても異なります。初めて与えるときは、目安の半分程度の量にしましょう。食べた翌日は必ずウンチの状態を確認してください。軟便や下痢がみられる場合は、与えるのを中止して、獣医師さんに相談しましょう。

犬にほうれん草を与えるメリット

ここでは、犬がほうれん草を食べることで、得られるメリットについて見ていきます。

貧血予防

ほうれん草には、鉄分が多く含まれているため、貧血予防に効果的です。
鉄は、赤血球中のヘモグロビンを構成する成分で、酸素を全身に運ぶ役割があります。元気がなくなったり、貧血状態になったりする症状が見られたら、鉄分が不足しているかもしれません。
ほうれん草には牛レバーと同等の鉄分が含まれており、貧血になりやすい高齢犬や貧血の犬におすすめです。

皮膚や被毛を健康に保つ

ほうれん草に含まれているビタミンCは、皮膚や被毛を健康に保ち、アレルギー症状を緩和する作用があります。抗酸化作用があるため、病気の予防や免疫力のアップも期待できます。
犬は体内でビタミンCを生成できますが、病気や高齢犬は生成する働きが低下するため、食べ物から摂取すると良いです。

抗酸化作用による老化防止

ほうれん草に含まれているβ-カロテンは、強い抗酸化作用があり、体内で発生した活性酵素を除去し、老化防止に繋がります。
体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンは、血管を若々しく保ち、動脈硬化の改善や予防に繋がる栄養成分です。血栓を防ぎ、血液をサラサラにするため、心臓病を抱えた犬にも適しています。

丈夫な骨を作る

ほうれん草には丈夫な骨を作る、カルシウムやビタミンKが含まれています。
カルシウムは、リンと結びついて骨や歯の健康を作る役割があります。またビタミンKは、骨にカルシウムを沈着させる作用があるため、骨粗しょう症予防にも有効です。
ビタミンKが不足しがちな高齢犬や薬を服用している犬、体内の機能が弱っている犬に、与えるのも良いでしょう。

犬にほうれん草を与えるときの注意点

犬にほうれん草を与えるときは、飼い主さんが下処理してから与える必要があります。次のような点に注意して与えるようにしてください。

茹でてシュウ酸を除去する

犬にほうれん草を与えるときは、生のものを与えず、必ず茹でてあく抜きしたものを与えます。
ほうれん草にはシュウ酸が含まれており、与えすぎると尿路結石ができやすくなってしまうからです。長時間茹ですぎると栄養素が壊れてしまうため、茹で時間は30秒~1分を目安にさっと茹でます。できるだけシュウ酸の摂取を防ぐために、茹でたら水でしっかり洗ってから与えてください。茹でる際は、塩などを入れて色味をよくすることもありますが、犬に与える場合は不要です。

下痢や嘔吐などのアレルギー症状

ほうれん草が体質的に合わないと、アレルギー症状が出る場合があります。主なアレルギー症状としては、下痢や嘔吐などの消化器の症状や、発疹やかゆみなどです。
はじめは少量から与えて、体調などに異変が出ないか確認しながら、与えるようにしてください。アレルギーを持っていない犬でも、過剰に与えるとお腹が緩くなることがあるため、注意しましょう。

消化しやすくする

ほうれん草は消化しやすい状態で与えるようにしてください。茹でたものをそのまま与えると、水に溶けない不溶性食物繊維が多いため、消化しにくく、胃腸に負担がかかります。

細かく刻むかすり潰したものを与えれば、消化しやすく、栄養も吸収されやすいです。ほうれん草を与えるときは水分も一緒に摂取させて、できるだけシュウ酸を体外に排出させるようにしましょう。

尿路結石の既往歴のある犬には与えない

ほうれん草は、尿路結石にかかっている犬には与えてはいけません。ほうれん草に含まれているシュウ酸を摂取することが原因で、腎臓病を悪化させてしまうことがあるからです。
尿路結石とは、正常に尿の排出が困難になる病気です。場合によっては、水腎症や尿毒症を引き起こすこともあるため注意する必要があります。
シュウ酸はほうれん草を茹でることである程度取り除けますが、完全には除去できません。腎臓病を患っている犬や、尿路結石になりやすい犬種(ヨークシャー・テリア、ダルメシアン、ダックスフンド、ブルドッグなど)に与えることは避けてください。

加工食品は避ける

冷凍ほうれん草などの加工食品は与えないようにしましょう。加工の段階で塩が加えられているものが多いです。むやみに与えると、過剰な塩分摂取に繋がり、心臓や腎臓に悪影響を及ぼします。
利用する場合は、パッケージの表示を確認し、原材料がほうれん草のみのものを選んでください。

まとめ

栄養価の高いほうれん草は、貧血や老化予防、皮膚や被毛の健康維持、骨を丈夫にするなど、様々な健康面へのメリットが期待できます、基本的に犬にも与えられますが、シュウ酸が含まれているため、与え方と量に注意が必要です。
与える際は必ずお湯で茹でたあと、刻むかすり潰すなどして、少しずつ与えるようにします。その際、愛犬の体調や様子に異変がないか、観察してください。過剰に与えると、体調不良を起こす場合があるため、適量に留めて、与えすぎに気をつけましょう。
愛犬が健康的な毎日を過ごすためにも、食事にほうれん草をプラスしてみてはいかがでしょうか。

もくじ

この記事の監修者

ペットショップ 犬の家&猫の里

犬の家&猫の里 編集部

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