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コラム

犬に桃を食べさせても大丈夫?効果と与え方の注意点について

2022.06.21 2024.03.08

旬の桃は、みずみずしく甘みがあっておいしいですよね。犬にも桃を食べさせたいと考える飼い主さんもいるのではないでしょうか。

この記事では、犬が桃を食べることで得られる効果と注意点について、解説していきます。与える場合は注意点を守って、おいしい旬の味覚を愛犬と一緒に堪能しましょう。

桃は犬が食べても問題なし

桃は犬が食べても心配いらない果物のひとつです。犬は甘みを好む動物なので、甘い桃を喜んで食べる子も多いでしょう。

桃は約90%が水分で、ビタミンやカリウム、食物繊維などの栄養素が含まれており、人間と同じように犬にも健康効果が期待できます。

ただし桃の缶詰めはNG

犬に生の桃を与えるのは問題ありませんが、缶詰やゼリーなどの加工品は与えないでください。特に桃の缶詰はシロップ漬けにされているものが多いです。砂糖などの糖分が大量に含まれており、犬の身体に悪影響を与えます。ゼリーも砂糖や添加物が加えられ、食べやすいように加工されているため、与えるのは避けてください。

糖分が多い食品は、カロリー過多から肥満に繋がりますので加工品は避けましょう。

犬が食べてもいい桃の量

犬に桃を与えるときは、1日の必要カロリーの10%程度に留めましょう。食事はドッグフードを基本とし、桃はおやつとして与えるようにしてください。以下は、体重別の桃を与える際の目安量です。

体重

桃の量

3㎏

約67g(約1/4個)

5㎏

約97g(約1/2個)

10㎏

約165g(約3/4個)

15㎏

約223g(約1個)

20㎏

約276g(約1と1/4個)

25㎏

約329g(約1と1/2個)

食品データベース より

犬の年齢や健康状態によっては、特定栄養素の過剰摂取になるため、注意してください。主食とのバランスを考えて与え、体重コントロールしましょう。

犬に桃を与えるメリット

栄養素が豊富な桃ですが、犬に与えることでどのようなメリットがあるのでしょうか。

水分補給

桃は、約90%が水分なので、あまり水分を摂りたがらない子の水分補給に役立ちます。ただし、糖分や食物繊維が多いので、あくまで水分補給のサポートとして使い、適量を守るようにしてください。小さく切ったものを水に浮かべておやつとして与えるのも良いでしょう。

便秘の改善

桃には、水溶性食物繊維であるペクチンが含まれており、便秘改善に効果的です。腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えます。豊富な水分と共に、便の排泄を助けてくれるので、便秘気味の子におすすめです。

その他にも水溶性食物繊維には、糖質の吸収を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える役割もあります。

健康な身体を保つ

犬が桃を食べることで、健やかな身体を保つ効果が期待できます。桃は他の果物に比べて、ビタミンCやEの含有量が高いです。抗酸化作用によって、病気や老化の要因となる体内の活性酵素を除去し、免疫力の向上やアンチエイジングに繋がります。

血圧を下げる

桃に含まれているカリウムには、血圧を下げる作用があります。体内のナトリウムとバランスを取りながら、余分な塩分を体外に排出する働きがあるため、高血圧の予防に効果的です。

ただし、腎臓病を患っている子に与えるのは避けてください。血液中のカリウム濃度が高くなり、「高カリウム血症」を起こすことがあります。

犬に桃を与えるときの注意点

犬に桃を与えるときは、次のような点に注意しましょう。

少量から与える

犬に桃を与えるときは、少量から与えるようにします。愛犬の体質などによっては、体調不良をきたすことがあります。愛犬の体調や様子を観察し、小さめにカットしたものを与えてください。

また、桃は水分や食物繊維が多いため、食べ過ぎると下痢などを起こすことがあります。与える量に注意しましょう。

皮をむいて与える

桃の皮はむいてから与えてください。皮に付着した残留農薬の影響が心配されます。皮が付いたままの状態で与えるのは消化にも良くないので、皮をむいた状態で与えましょう。

種の誤飲に注意する

桃の種は大きくて固いため、愛犬が誤飲しないように注意してください。喉に詰まらせるだけでなく、腸に詰まって腸閉塞を起こす恐れがあります。

また、桃の種には、体内で消化分解されるときに「シアン化水素」を発生させる「アミグダリン」という成分が含まれています。「シアン化水素」を犬が口にすると、中毒症状を起こすため、桃の種は犬に与えてはいけません。

未熟な桃の果肉にも僅かですが、アミグダリンが含まれています。犬に与える桃は、ある程度熟したものを選んで与えましょう。

アレルギーが出たら中止する

犬に桃を与えるときは、アレルギーにも注意が必要です。いちごやさくらんぼ、りんご、梨といったバラ科の果物にアレルギー反応が出たことがある子には、与えるのは避けてください。

下痢や嘔吐、皮膚のかゆみ、目の充血などのアレルギー症状が見られたら、動物病院で診察を受けましょう。

まとめ

桃はビタミンやカリウム、食物繊維など栄養素が豊富です。便秘解消や高血圧予防など、犬の身体の健康維持にも役立つなど、様々なメリットがあります。

桃は水分や甘みが多いので、水分補給のサポートやおやつとして与えるのがおすすめです。ドッグフードの摂取量とのバランスを取りながら、体重に合わせた目安量を参考にして与えてください。与える際は、皮や種を取り除き、食べやすいように小さくカットして、少量から与えましょう。

桃は犬もおいしく食べられる果物です。犬に桃を与える際は、危険性があることも念頭に置きつつ、注意点や適量を守って与えましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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