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愛犬ともっと仲良くなる方法は?犬に好かれる人の特徴と接し方について
愛犬ともっと仲良くなりたい…と考えている飼い主さんもいるでしょう。犬とよい関係を築くにはどうしたら良いのでしょうか。
この記事では、犬と仲良くなるための方法として、犬に好かれる人の特徴や初対面のマナー、接し方の注意点について、解説していきます。愛犬への接し方のポイントを知っておくことで、今よりずっと仲良くなれるはずですよ。
犬と仲良くなる方法は?
愛犬と仲良くなりたいからといっても、自分の気持ちを押し付けはいけません。犬は五感をフルに活用し、相手に対して好き嫌いを判断します。見た目や声のトーンなどは、犬とコミュニケーションを取る上で大切な要素です。五感を意識した行動をすることで、愛犬との距離を縮めやすくなります。
また、犬の気持ちになって考えることで、接し方を変えていけます。愛犬の嫌がりそうなことを避けられ、喜ぶポイントを見つけられるかもしれません。犬が嫌がったり怖がったりしているときも、無理に構わず距離を置ける観察眼を養えます。
犬が嫌がっている様子でない場合は、積極的に話しかけることで、犬の緊張や不安を和らげられます。犬も人間の話し声から相手の気持ちや愛情を感じられるので、安心感を抱きやすいです。
犬に好かれる人の特徴
犬に好かれる人には、どのような特徴があるのでしょうか。
優しく話かける
犬は優しく話しかけてくる人に対して好印象を抱きます。触れ合いだけでなく、話しかけてあげることもコミュニケーションです。話の意味は理解できなくても、犬は人の表情やしぐさ、声のトーンに敏感に反応します。
落ち着きがある
犬はテンションが高い人を避け、落ち着いている人を好みます。落ち着いた態度で接することで、犬も安心してリラックスできるからでしょう。逆に、落ち着きがない態度の人が傍にいると、警戒心が強くなることがあります。
構い過ぎない
構い過ぎず距離の取り方が上手な人は、犬に好かれやすいです。友好的で人間好きな犬でも、過剰に構われることは嫌がります。程よい距離感を保って接することがポイントです。
初めての犬と遊ぶときのマナー
散歩やドッグランなどで初めて会った犬と遊ぶときは、相手の犬や飼い主さんに対して、マナーを守って接するようにしましょう。
いきなり触らない
初めて会った犬に、いきなり触るのはマナー違反です。初対面の相手にいきなり触られると、驚いて、噛みつくなどの防衛行動を取ることがあります。また子犬の場合は、社会化期なので、家族以外の人間や犬に慣れていません。
突然知らない人に触られると、ストレスを感じてしまうこともあります。いきなり触らずに、遊びに誘いながら少しずつ警戒心を解いていくようにしましょう。
必ず飼い主さんの許可を取ろう
犬に触るときは、まず飼い主さんに触っても良いか声を掛けるようにしてください。
犬種にもよりますが、警戒心が強くて触られることを嫌う子もいるので、飼い主さんに確認を取りましょう。初対面で緊張しているだけの場合は、飼い主さんと話す様子を見て、犬の警戒心が緩むこともあります。犬も興味を持って匂いを嗅いで挨拶してくれたら、第一関門突破です。
犬ともっと仲良くなるためにすること
犬ともっと仲良くなるためには、どのように接したら良いのでしょうか。
匂いをかがせる
犬の方から近づいてきたら、自分の匂いを嗅がせてみてください。犬同士でも初対面の場合は、匂いを嗅ぎ合います。犬は匂いを嗅いで、対象を判断するからです。犬に触りたい気持ちを抑えて、握った手の甲をそっと鼻に近づけましょう。この段階では、じっくり匂いを嗅がせてあげることが大切です。
そっと撫でる
匂いを嗅がせても犬の様子が落ち着いているようなら、犬から見える、胸やお腹の横の部分などを撫でてみましょう。注意したいのが、初めから頭を触らないこと。警戒させてしまう可能性があります。問題なさそうなら、背中や尻尾周りまで撫でる範囲を広げていきます。頭や顔周りは犬の警戒心が解けてから触るようにしてください。
日常的な被毛の手入れなど、少しずつスキンシップを取りながら、慣らしていきましょう。
犬と同じ目線になる
犬と触れ合うときは、しゃがんで同じ目線の高さになり、威圧感を与えないようにすると良いです。しゃがむときは焦らずゆっくりと動き、犬の前ではなく横に並んでください。目を合わせるのは喧嘩の合図になるため、顔をのぞき込んだり、お互いに目を合わせたりしないようにしましょう。
カーミングシグナルを理解する
カーミングシグナルを理解することは、犬の気持ちを察する助けになります。
カーミングシグナルとは、動作や行動で気持ちや感情を表現することです。機嫌が良い状態は、両耳の間が広がり、口元が緩みます。
逆にあくびをしたり、鼻をなめたりといったしぐさは、不安や緊張のサインです。また、近づいてくる人に対してブルブルと体を振るときは、相手にストレスを感じています。カーミングシグナルを知っておくと、犬の気持ちに寄り添った行動を取ることが可能です。
犬が触られたくない箇所
犬には触られたくない場所があります。次の部位は慣れないうちは触るのは避けた方がいいでしょう。
- ・足先
- ・お腹
- ・目の周り
- ・口の周り
- ・耳
- ・尻尾
特に体の末端部分は、神経が集中している敏感な部位です。
犬に近づかない方がいいとき
次のような様子が見られたら、犬に近づかないようにしましょう。
唸り声をあげたり吠えたりするとき
触ろうとしたときに、低い唸り声をあげることがあります。触らないで欲しいというサインです。しつこく触ろうとすると、近づくだけで唸ることがあります。
さらに、唸り声をあげても触ろうとすると、吠えて警告します。警告を無視して構うと、噛みつかれる可能性があるため、無理に近づくのは止めましょう。
逃げるとき
犬は触って欲しくない人が触ろうとしたり、触って欲しくなかったりするときは、近づくとその場からサッと逃げることがあります。
もしも犬がこのような態度を示したときは、追いかけずにそっとしておいてあげましょう。
尻尾を下げているとき
触れようとした犬が急に尻尾を下げてしまった場合は、触られたくないという気持ちの表れです。触られることや触られる手に不安や恐怖を感じているのかもしれません。拒否反応から、尻尾を足の間に巻き込むこともあります。
耳を倒しているとき
犬は相手に嫌な気持ちを表すとき、耳を真横や真後ろにペタンと倒すことがあります。表情も眉を下げて、どことなく悲しげな感じに見えるかもしれません。触ったり、傍に近づいたりすることは避けましょう。
身をかがめるとき
犬に触れようとしたり、近づいたりする瞬間に、身をかがめて、低い体勢を取るときがあります。頭に触れようとしたときによく見られ、身を守ろうとする行動です。不安や恐怖心から威嚇することもあるため、近づかずにそっとしてあげてください。
まとめ
愛犬ともっと仲良くなるためには、犬に好かれる人に習って、優しく話しかけ、落ち着きのある態度で適度な距離を保ちながら、接しましょう。
初めて会う犬に対しては、いきなり触らず、飼い主さんに声を掛けてから触れるようにしましょう。犬種や性格にもよりますが、警戒心が強く、なかなか慣れない犬もいるので、無理に近づくことは避けてください。
家族の一員として愛犬との仲を深めたいのなら、犬の気持ちを考えた接し方をすることが大切です。犬に好かれる人は無意識に犬が安心できる接し方を実践しています。愛犬と一緒の生活がより充実するように愛情を持って接していきましょう。


犬の家&猫の里 編集部
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