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コラム

犬にタコはNG?与える場合の注意点について紹介

2022.08.22 2024.03.11

刺身や酢の物、たこ焼きなど、コリコリした食感がおいしいタコ。犬にタコを与えるのは避けた方が良いとされていますが、実際のところどうなのでしょうか。

この記事では、犬にタコを与える場合のメリットや注意点について、解説していきます。参考にしてみてください。

犬にタコは与えない方がいい

犬にタコを与えない方が良いとされています。その理由は、生のタコにビタミンB1を分解する酵素「チアミナーゼ」が含まれているからです。犬が生タコを大量に食べると、ビタミンB1欠乏症という病気を引き起こす可能性があります。犬に生タコを与えるのは避けましょう。

生タコを犬に与えることはおすすめしませんが、加熱したものであれば、中毒を起こす成分は含まれていないため、犬にも与えることができます。生タコに含まれるチアミナーゼは熱に弱いため、加熱調理することで、ビタミンB1欠乏症の心配がなくなります。

犬が誤って生タコを食べた場合の対処法

もしも愛犬が生タコを食べてしまったとしても、少量であればすぐにビタミンB1欠乏症になることはありません。慌てずに落ち着いて対処しましょう。

少量の場合は、食べてしまったタコを無理に吐き出させず、様子をみてください。上手く飲み込めて、体調に異常がなければ、それほど心配はいりません。

ただし、大量に摂取した場合は、急性のビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。初期段階では、食欲不振や嘔吐などが見られ、重症化するとけいれんなどの神経症状が出てきます。最悪の場合は死に至ることもあるため、かかりつけの獣医師さんの診察を受けてください。

また、少量であっても大きな塊を食べてしまうと、タコを喉に詰まらせることがあります。愛犬がタコを食べたあと苦しそうにしている場合は、速やかに動物病院で処置してもらってください。

タコに含まれる栄養素

以下の表は、タコに含まれる主な栄養素です。

栄養素

含有量(茹でタコ100g)

エネルギー

91kcal

水分

76.2g

タンパク質

21.7g

脂質

0.7g

炭水化物

0.1g

亜鉛

1.8mg

ビタミンE

1.9mg

ビタミンB12

1.2mg

ナイアシン

1.9mg

食品データベースより

タコは低カロリー、低脂肪、高タンパク質で、ビタミンやミネラルも含んでいます。ダイエット中で、肥満が気になる犬にもおすすめです。

犬が食べても良い茹でタコの量

犬に主食以外の食べ物を与える場合は、1日の必要カロリーの20%以内を目安にしましょう。以下の表は、成犬(去勢、避妊済み)が食べても良い茹でタコの目安量です。(茹でタコ100gは、タコの足2/3本分程度)

体重 摂取目安量

体重

摂取目安量

5㎏

77.3g

10㎏

130.1g

15㎏

182.8g

20㎏

235.6g

25㎏

288.3g

タコはたくさん与えると消化不良を起こすことがあるため、適量をごはんのトッピングやおやつとして与えましょう。

犬にタコを与えるメリット

犬にタコを与えた場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。タコに含まれる主な栄養素による健康効果について、見ていきます。

タウリン

タコに含まれるタウリンは、たんぱく質が分解される過程で生成するアミノ酸に似た物質です。血圧を正常に維持し、肝臓の能力を強化、視力の回復、インスリンの分泌促進、心臓の機能を高めるなど、さまざまな働きがあります。

たんぱく質

タコにはたんぱく質が多く含まれています。たんぱく質は、肉食に近い雑食動物である犬にとって、エネルギー源となるとても重要な栄養素です。皮膚や被毛、筋肉の維持、疲労回復や成長促進などの作用があります。

亜鉛

タコに含まれる亜鉛は、たんぱく質の代謝や細胞、DNAなどの合成に必須の栄養素です。免疫たんぱく質の構成成分で、免疫を強化するなど、多くの働きに関与しています。丈夫な体を作り、成長をサポートするために欠かせません。

ビタミン

タコにはビタミンB群やビタミンEなどが含まれています。ビタミンB群はエネルギー代謝を円滑にするための補酵素です。たんぱく質の分解や合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持の作用があります。また、免疫機能を維持し、脂質代謝を助ける働きもあります。抗酸化作用があるビタミンEは、細胞膜の酸化や老化を防ぎ、悪玉コレステロールの減少、動脈硬化や血栓の予防など、加齢に伴う疾患の予防に効果的です。

犬にタコを与えるときのアレルギーや注意点

犬にタコを与えるときは、次のような点に注意して与えましょう。

加熱したものを与える

前述したように、生のタコにはチアミナーゼが含まれており、犬が大量に食べると、ビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあります。チアミナーゼは加熱すると失活するため、必ずタコは加熱処理したものを与えましょう。

少量を小さくカットして与える

犬は食べ物を丸呑みする習性があるので、大きな塊のまま与えると、喉に詰まらせたり、消化不良を起こしたりすることがあります。犬にタコを与える場合は、食べやすいように細かく刻む、柔らかい部分のみを選んで与えるようにしましょう。量はたくさん与えずに、適量に留めてください。

アレルギーに注意する

犬がタコによってアレルギーを発症する頻度は低いですが、発症するリスクはゼロではありません。はじめて与える際は、少量から与えて、体調や様子に異変がないか確認しましょう。アレルギーを発症した場合、口周りが赤くなる、体をかゆがる、下痢や嘔吐などの症状が見られます。症状があれば、獣医師さんに相談してみてください。

タコを使った加工品は与えない

犬にたこ焼きやタコの酢漬けなどの加工品は与えないでください。これらには、塩分や糖分が多く含まれており、犬が摂取してはいけない調味料やネギなどの食材が使われています。

犬に与えて良いタコは、味付けされていない、加熱済みのものです。

まとめ

犬にタコを与える場合は、加熱したものなら問題ありません。ただし、生タコにはビタミンB1欠乏症の原因となるチアミナーゼが含まれているため、犬に与えるのは避けてください。万が一、生タコを愛犬が食べてしまっても、食べた量が少量で、体調に異変がなければ、それほど心配はないでしょう。

犬にタコを与える際は、加熱済みのものを食べやすくカットし、少量から与えるのがポイントです。まれにアレルギーを起こす子もいるので、体調や様子の変化に気を配ってください。

タコは栄養価の高い食材で、犬も人間と同じように、さまざまな健康効果が得られます。与え方や注意点を押さえた上で、フードのトッピングやおやつとして適量与えてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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