子犬・子猫とのライフステージを全面的にサポートするお店です。

コラム・豆知識

注目のワンちゃん、ネコちゃん

1番見られている子の画像
2番見られている子の画像
3番見られている子の画像
4番見られている子の画像
5番見られている子の画像
6番見られている子の画像
7番見られている子の画像
8番見られている子の画像
9番見られている子の画像
10番見られている子の画像
コラム

オッドアイの猫の注意したい病気や飼い方について解説

2022.09.26 2024.03.11

左右の目の色が違うオッドアイを持った猫は、神秘的な魅力がありますよね。ですが、オッドアイは視覚や聴覚に障害を持っている場合もあるため、お迎えする際にはあらかじめ知っておきたい点がいくつかあります。

この記事では、オッドアイの猫の特徴や性格、飼う際の注意点などについて、解説していきます。オッドアイに多い猫3種もご紹介していますので、参考にしてみてください。

オッドアイとは?

左右の目の色が違うことを「オッドアイ」といいます。虹彩異色症とも呼ばれており、人間や他の動物にも見られますが、特に犬や猫に多いです。瞳の色は、虹彩によって決まります。ブルーに近いほどメラニン色素が少なく、カッパー(銅色)に違いほど、メラニン色素が多いです。通常は左右の虹彩のメラニン色素量は同じですが、何らかの理由で違う状態になることにより、オッドアイになるとされています。

オッドアイとなる原因として、先天的なものと後天的なものがあります。先天的なものとしては、片方の目だけ色素の遺伝情報がのらない色素異常によるものです。

後天的なものとしては、事故や緑内障などの目の病気などによるものです。瞳の虹彩が損傷することで、オッドアイになる場合もあります。

成猫になってから急にオッドアイに変化した場合は、何らかの疾患が原因である可能性があるため、できるだけ早く動物病院を受診してください。

オッドアイは白い猫に多い

オッドアイはどの毛色の猫もなり得る可能性がありますが、特に白猫に多いです。その理由は、白い毛を作り出すW遺伝子にあります。W遺伝子には、メラノサイト(色素細胞)がありません。このメラノサイトの欠乏が、目の色素に影響を与えるとされています。白い猫はメラノサイトが欠乏しているため、オッドアイが発現しやすいのです。

純血種でも表れる場合もある

純血種の中でも、ターキッシュバンやターキッシュアンゴラ、ジャパニーズボブテイルの3種はオッドアイになりやすいです。

ターキッシュバン

ターキッシュバンは、トルコ原産で、トルコ東部のバン湖周辺が発祥の猫種です。アーモンド形をした大きな瞳の色は、ブルーやアンバー、オッドアイなどがあります。また、「バイ・パターン」と呼ばれる頭と尻尾以外は白い毛柄は、この猫種特有のものです。猫には珍しく、水の中で遊ぶことを好みます。

ターキッシュアンゴラ

ターキッシュアンゴラもトルコ原産の猫種です。柔らかく手触りの良い被毛を持ち、優雅で貴婦人のような気品を漂わせています。やや細身で引き締まった筋肉質な体型をしており、瞳の色は、ブルー、グリーン、グリーンゴールド、オッドアイなど様々です。神経質で繊細、気難しいところがありますが、人懐っこく、飼い主さんに忠実な面もあります。自分が気に入った飼い主さんにだけ心を許す、猫らしい性格です。

ジャパニーズボブテイル

ジャパニーズボブテイルは、招き猫のモデルとなった日本猫がルーツの猫種です。短く丸まったポンポンのような尻尾が特徴で、スラリとした体型をしています。冷静で落ち着いており、大人っぽい性格だといわれています。毛色はバリエーション豊富で、瞳は毛色に応じた色をしており、白地の三毛猫にオッドアイが多いです。

オッドアイの猫の性格

オッドアイの猫は、甘えん坊で気が強く、クールな性格の子が多いです。オッドアイの白猫は自然界ではかなり目立つので、外敵に狙われやすいため、警戒心が強く、神経質な面があります。その反面、信頼関係が構築された飼い主さんには、甘えん坊な一面を見せます。

また、独占欲が強いため、多頭飼いしている場合は、同居猫と喧嘩をしてしまうことがあります。オッドアイの猫を多頭飼いする際は、注意が必要です。

オッドアイの猫は寿命が短い?

オッドアイの猫の持つ聴覚障害は、野生の猫にとって、致命的です。野生で生き抜くためには、身を守り、獲物を捕獲しなければなりません。聴覚障害があることで、敵が近づいても気づくのが遅れて、身を守れないことがあります。また、オッドアイの白猫は身を隠すのが難しく、狙われる確率が高いのも短命といわれる理由です。

ですが、室内飼いであれば、生存競争はないので、寿命はもっと延びる可能性があります。猫の平均寿命は15歳ですが、20歳まで生きたオッドアイの猫もいることから、短命であるかどうかは、生活環境によるといえるでしょう。

オッドアイの猫を飼う時の注意点

オッドアイの猫を飼う際は、次のような点に注意しましょう。

紫外線に注意して目を守る

オッドアイのブルーの瞳は、メラニン色素が少ないため、紫外線によるダメージを受けやすいです。場合によっては、白内障や緑内障など目の病気にも繋がることがあります。直射日光が当たらないように愛猫が暮らす環境を整えることが必要です。

まず、愛猫のお気に入りの場所の採光具合をチェックしてみてください。キャットタワーや猫用ベッドはできるだけ窓辺を避け、直射日光が当たらない場所に設置するのが望ましいです。また、直射日光が当たる時間帯は、カーテンやブラインドなどで対策すると良いでしょう。

聴覚障害があれば脱走に気を付ける

オッドアイの猫の多くは、聴覚障害を持っています。耳の聞こえが悪く、視力も悪いオッドアイの猫にとって、外の世界は事故に遭うリスクが高く、大変危険です。また、オッドアイの白猫は、自然界では目立つため、他の野生の猫から敵視されて、ターゲットになってしまうことも。

危険な目に遭わせないために大切なことは、完全室内飼いにし、外へ出さないことです。窓や玄関などの開閉時は特に注意し、脱走対策を徹底してください。

ストレスが溜まらないようにする

目や耳に障害を抱えている猫は、自分の身を守るために、周囲への警戒心が強くなりがちです。騒がしく、落ち着かない環境の中では、神経質になり、常に緊張を強いられてしまいます。基本的にひとりでのんびり過ごさせてあげることが大切です。愛猫の気持ちを無視するような行動や驚かせる行動はストレスになるため、避けてください。できるだけ愛猫が、安心してリラックスできる環境を整えてあげましょう。

まとめ

オッドアイになる原因には、先天的な虹彩の色素異常によるものと、事故などの後天的なものがあります。オッドアイには白猫が多いですが、メラノサイト(色素細胞)を持たないW遺伝子の影響によるとされています。

オッドアイは純血種にも見られ、ターキッシュバンやターキッシュアンゴラ、ジャパニーズボブテイルの3種に多いです。

白い毛色のオッドアイは、野生で狙われやすく、聴覚に障害を持つことから、神経質で繊細な面がありますが、飼い主さんに対しては甘えん坊な性格です。

オッドアイの猫を家族として迎え入れる際は、室内飼いを徹底し、ストレスなく安心して過ごせる環境を用意し、たくさん甘えさせてあげてくださいね。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。

会社概要を見る

注目のワンちゃん、ネコちゃん

1番見られている子の画像
2番見られている子の画像
3番見られている子の画像
4番見られている子の画像
5番見られている子の画像
6番見られている子の画像
7番見られている子の画像
8番見られている子の画像
9番見られている子の画像
10番見られている子の画像

その他の記事

臭くない?臭いの少ない犬10選!特徴や飼育のポイントを紹介
除草剤は犬を飼っていても使える?ペットへの影響と口にしたときの対処方法を解説
猫にも顔や体型に種類がある!顔タイプ3種・体型タイプ6種を紹介します
ドイツ原産の犬種14選!小型犬から超大型犬まで性格や特徴を解説
猫のゴミ箱対策5選!荒らしてしまう理由や対処方法を解説
ワンちゃん・ネコちゃんを探す