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コラム

子猫のワクチンは何種類?費用や接種時期についても解説

2022.10.18 2024.03.12

子猫にはワクチン接種が推奨されています。ワクチンにはいくつか種類がありますが、合ったものを適切なタイミングで接種する必要があります。この記事では、ワクチンの種類や費用、接種時期について、解説していきます。

猫はワクチンを打たない場合どうなる?

ワクチンを接種しないと、ウイルス感染による感染症にかかりやすくなります。体力がなく、免疫力が低い子猫が罹患した場合、重症化しやすく、命の危険があります。きちんと飼育管理していても、感染症にかかるリスクはあります。猫の感染症には特効薬がないため、ワクチン接種により免疫を獲得する以外、予防策はありません。

ワクチンを接種することで体内に抗体ができるため、万が一感染したとしても、軽い症状で済むことが多いです。愛猫を感染症から守るためには、ワクチンを接種する必要があります。

猫のワクチンの種類

猫のワクチンは、7種類の感染症に対応しています。接種するのは、3種や4種、5種のワクチンを組み合わせた混合ワクチンになります。

猫ウイルス性鼻気管炎

猫ウイルス性鼻気管炎は、結膜炎と上部気道に炎症を起こす病気です。年齢問わず、かかる可能性があります。猫にしか感染せず、人や他の種のペットに感染することはありません。

猫カリシウイルス感染症

猫カリシウイルス感染症は、幼い子猫がかかりやすく、呼吸器病を引き起こします。子猫が受けるべきコアワクチンのひとつで、くしゃみや鼻水、口の中や舌の炎症が主な症状です。そのほかに、全身症状として、顔面や関節の腫れ、脱毛や皮膚のかさぶた、潰瘍ができる場合があります。

猫汎白血球減少症

猫汎白血球減少症は、別名猫ジステンバーと呼ばれており、接種が推奨されているワクチンのひとつです。特に子猫は非常に感染しやすく、死に至ることも少なくありません。ワクチン未接種の母猫から子猫に移るケースも多いようです。

猫白血病ウイルス感染症(猫パルボウイルス感染症)

猫白血病は、飼い猫に多い病気のひとつです。迎え入れる前に、猫白血病の検査をしておきましょう。たとえ症状がなくても、体を蝕んでいることも多いです。罹患した子猫が家に持ち込めば、他の同居猫にも伝染してしまう可能性があります。また、猫白血病にかかると免疫が低下するため、貧血や腎臓病、リンパ肉腫などのほかの病気にもかかりやすくなります。

猫クラミジア感染症

猫クラミジア感染症は、他の猫との濃厚接触が原因で感染します。他の呼吸器病と異なり、感染しても死に至ることはありません。主な症状は、目の充血、腫れ、流涙で、抗生物質による治療が必要です。

猫免疫不全ウイルス感染症

猫免疫不全ウイルスは、ヒト免疫不全ウイルスに近いウイルスで、人に感染することはありませんが、一度感染すると、ウイルスが体内から消えることはないです。慢性的な口内炎や歯肉炎、慢性鼻炎、リンパ節症、体重減少などの症状が見られますが、感染しても、無症状の場合や発症しないケースもあります。

狂犬病

狂犬病ウイルスは、人間を含めた犬や猫、様々な哺乳動物に感染する病気で、罹患動物の唾液によって感染が広まります。未検出の狂犬病は、人にとっても極めて危険なため、犬には、法律で接種が義務付けられています。

猫のワクチンは飼育方法に合わせて選ぼう

混合ワクチンには3種、4種、5種があります。それぞれに該当する種類は以下の通りです。

ワクチンの種類

3種

4種

5種

単体

猫ウイルス性鼻気管炎

猫カリシウイルス感染症

猫汎白血球減少症

猫白血病ウイルス感染症

猫クラミジア感染症

猫免疫不全ウイルス感染症

狂犬病

室内飼育の猫には「3種混合」

3種混合ワクチンは、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症の3つの感染症に対応したワクチンです。いずれも感染力が強く、空気感染する恐れがあり、全ての猫に接種が推奨されています。室内飼育の猫であれば、このコアワクチンと呼ばれる3種混合ワクチンを接種しておけば、問題ないでしょう。

屋外に出る猫なら「4種混合」「5種混合」

屋外に出る猫は、3種以上のワクチンを接種しておくと安心です。4種は、基本の3種に猫白血病ウイルス感染症を追加したもので、5種はさらに猫クラミジア感染症を追加したものになります。居住地域や生活スタイルを考慮し、適したワクチンを接種しましょう。かかりつけの獣医師さんに相談すれば、愛猫に合ったものを提案してくれます。

猫のワクチンの費用はどのくらいかかる?

猫のワクチンの費用は、3種混合ワクチンが3,000~5,000円、4種・5種混合ワクチンは、5,000~7,000円程度が一般的です。

動物病院によって金額が異なるため、接種をお願いする動物病院に確認しておきましょう。また、ワクチン接種は治療ではなく予防行為なので、ペット保険の対象にはなりません。

子猫にワクチンが必要な時期や回数

生後6週以前の子猫は、母猫から受け継いだ抗体があるため、ワクチンを打っても抗体が作られません。母子免疫が消失する時期に合わせて、接種を開始しましょう。

抗体は一度の接種では作られないため、何度か接種する必要があります。1回目の接種は、生後6~8週頃です。1回目の接種後4週空けて、2回目を接種してください。さらに、成猫になってからは年に1回の追加接種を行います。

猫にも狂犬病のワクチンが必要って本当?

犬のように法律で義務付けられていませんが、猫にも狂犬病のワクチンは必要です。狂犬病は、人間を含めた全ての哺乳類が感染する恐れがあります。日本国内では、狂犬病の感染は確認されていませんが、海外では感染報告があります。狂犬病は人畜共通の感染症です。接種を希望する場合は、獣医師さんに相談しましょう。

ワクチン接種時の注意点

ワクチン接種は少なからず、体に負担がかかります。ワクチン接種の当日は、体調を確認し、元気な日に連れていくようにしましょう。また、体質によっては、副反応が出る場合があります。なるべく午前中に接種を受けるようにし、午後も様子を観察できるようにしてください。

猫のワクチンの副反応ついて

ワクチンの副反応は、接種後10分~数時間の間に見られることが多いです。接種後は、激しい運動や遊びは避けて、安静に過ごさせましょう。万が一、副反応が出ても、すぐに対応できる状態にしてください。

ワクチン接種後に、皮膚の痒みやじんましん、発熱、嘔吐や下痢、患部の誇張、呼吸困難、虚脱などの症状が見られたら、副反応の可能性があります。ごく稀にアナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難やチアノーゼ(舌や唇が青紫色になる)を起こすことや、注射部位に腫瘍が発生することも。様子がおかしいと感じたら、すぐに動物病院へ連絡してください。

また、接種後すぐに免疫はできません。数週間は感染に留意した生活をしましょう。

まとめ

免疫や体力がない子猫は、感染症にかかるリスクが高いです。罹患すれば、重症化するケースが多く、命の危険もあります。猫の感染症を予防し、重症化を防ぐためには、ワクチン接種が有効です。

猫のワクチンは7種類の感染症に対応しており、3種、4種、5種の混合ワクチンがあります。愛猫の生活スタイルや居住地域に応じた、ワクチンの接種を考慮する必要があります。どのワクチンが良いのか分からない場合は、獣医師さんに相談してみてください。

ワクチン接種する際は、副反応に注意しながら様子をチェックし、異変があればすぐに動物病院へ連絡しましょう。

愛猫の健康を守れるのは、飼い主さんだけです。きちんと必要なワクチンを接種し、大切な家族である愛猫の健康を守りましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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