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コラム

猫の血統書とは?血統書の役割や記載内容について解説

2022.10.23 2024.03.12

ペットショップで販売されている猫に、「血統書付き」と書かれているのを目にしたことありませんか?血統書付きというと質が良いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。

この記事では、猫の血統書の役割や記載内容について、解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

猫の血統書とは?

本猫が同一種の純血種であることを証明した書類が、血統書です。人間の戸籍と似たようなもので、血筋や家系が記されています。血統書付きの猫は、価値が高いと思われがちですが、血統書の有無は、その猫の優劣を判断するものではありません。

血統書で家系がわかる

本猫のことが記載された血統書を見れば、両親、祖父母、曾祖父母の3代までの家系を知ることができ、本猫と一緒に生まれた兄弟も、メスオスごとに記載されます。TICA(ザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション)の血統書は5代まで、CFA(キャット・ファンシャーズ・アソシエーション)は、申請すれば6代まで遡って記載してくれます。

猫の血統書に記載されている内容

血統書の内容は、団体によって多少違いはありますが、基本的には同じです。

記載内容は、猫の名前(血統書上での猫の名前)、猫種、性別、毛色、目の色、生年月日、繫殖者(ブリーダー)名、所有者名、血統書の登録年月日、登録番号、家系などです。

このほかに、両親や祖先の中で、キャットショーにおいてチャンピオンを獲得した経歴があれば、それらも記載されます。また、スコティッシュフォールドなど、耳の形状により交配の可否が決まる猫種は、その旨も記載されます。

猫の血統書を発行している団体は複数ある

アメリカの世界的に認知されているTICAやCFAなどをはじめ、猫の血統書を発行している団体は多数あります。

日本では、ACC(アジアキャットクラブ)やJCC(ジャパンキャットクラブ)、I.C.C(インターナショナルキャットクラブ)といった名前の末尾に「…CC」と付くのがキャット団体の特徴で、犬と比べて非常に数が多いです。血統書の発行は、団体に限らず、個人がするケースもあります。

血統書の役割

血統書に記載された系図により、交配が正当にされていること、猫種自体の基準(特徴や標準的なもの)が受け継がれていることの証になります。

血統書が役立つのは、キャットショーに出場するときと繁殖するときです。キャットショーに出場するためには、血統書が必要です。その際に通用する血統書は、TICAやCFAなどの大規模な愛猫団体が発行したものに限ります。

また、猫を繁殖させる際も、血統書が欠かせません。どんな親から生まれた猫なのかはっきりしていないと、遺伝的に問題のある子猫が生まれてくる可能性があるからです。繁殖させる際は、家系に問題のない猫を選んで、優良な子猫を生ませなければなりません。純血種の証明になる血統書は、ブリーダーにとって、大切な情報です。

血統書の名義変更は必要?

ペットとして飼うだけであれば、血統書の名義変更をしなくても問題ありません。血統書付きの猫を購入した場合、団体から発行された血統書が飼い主さんの元へ送られてきます。その際、名義変更しなければ、書面上の所有者の欄がブリーダーの名前のままになるだけです。

実際に血統書を使うのは、キャットショーや繁殖のときだけなので、それ以外は特に不都合なことはありません。ほとんどの飼い主さんは名義変更をせず、そのままの状態で保管しているようです。

名義変更に費用がかかる場合がある

血統書の名義変更にかかる費用は、血統書の発行日からの経過日数で異なります。また、団体への加入も必要です。ここでは、名義変更にかかる費用を団体別に見ていきましょう。

JCCの場合

JCCの場合は、血統書発行から180日以内であれば1,000円、180日以降であれば2,000円かかります。また、I.C.Cであれば、名義変更料として1,000円かかります。母猫がI.C.C以外で、他団体の血統書をI.C.Cに書き換える場合は、単独書替または移籍の手続きを行った上で、登録番号が必要です。

ACCの場合

ACCの場合は、血統書発行日より6か月未満であれば1,000円、6か月以降であれば1,500円かかります。

TICAの場合

TICAの場合は、名義変更費用は$7.00かかります。

詳細はそれぞれの団体のホームページなどで確認するか、問い合わせてみてください。

まとめ

血統書は同一の猫種の血を引き継いでいる証になります。血統書は多数の団体が発行していますが、基本的な内容はほとんど同じです。血統書を見ることで、親の素性やルーツを知るきっかけになるかもしれません。ただし、血統書は猫の優劣を示すものではありません。

血統書が有用なのは、繁殖やキャットショーへの出場する場合に限られます。一般的にペットとして飼育する場合は、必ずしも必要なものではありません。血統書の名義変更も、必要な場合のみ行えば良いでしょう。

血統書付きの純血種でも、品種により個体差があり、特徴や性格は異なります。血統書はあくまで指標のひとつであり、個々の特性を見ることが大切です。純血種と雑種、どちらの場合も、家族の一員として温かく迎え入れてくださいね。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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