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コラム

犬の生理期間と正しい対処法

2020.01.20 2024.03.04

避妊をしていない女の子の犬を飼っている家庭では、愛犬の生理に直面することがあります。何となく生理の存在は知っていても、愛犬がいきなり出血してしまったら驚いてしまいますよね。いざというときに慌てず行動できるようにするためにも、犬の生理期間や正しい対処法について、あらかじめ知っておきましょう。

犬の生理と人間の生理の違い

人間と犬では生理の仕組みが異なります。人間の場合、月に1回排卵を行い、子宮内膜を厚くして、受精卵を待ちます。しかし、受精しなかった場合は子宮内膜がいらなくなりますので、剥がれて体外へと排出されます。これが生理です。

対して、犬の場合は排卵の前に生理が起こります。犬の生理は別名「ヒート」とも呼ばれ、発情期の一環です。犬の発情期は「発情前期」「発情期」「発情休止期(発情後期)」「無発情期」の4期にわかれており、発情出血が起こるのは、このうちの発情前期です。発情出血は子宮内膜の充血によるもので、この出血がいわば受胎準備が整ったサインなのです。

犬の生理はいつから始まる?期間やサイクルは?

個体差はありますが、犬の生理は小型犬の場合生後6~10か月頃から始まり、大型犬や超大型犬の場合は生後1年を超えてから始まることもあると言われています。

人間は月に1回のサイクルですが、小型犬は5~7か月に1回、大型犬は8~12か月に1回なので、年に1回もしくは2回というサイクルです。

生理期間は8日間ほどで、長い場合は2~3週間続くこともあります。もしも1か月以上出血が続いた場合は、卵巣や子宮の異常が考えられますので、一度動物病院を受診してください。

生理中に現れる症状と対処法

出血

出血量が多い場合は、犬の生理用オムツやマナーパンツが販売されていますので、それらを使用しましょう。ただ、長時間着用したままにすると蒸れて皮膚トラブルを引き起こす可能性がありますので、こまめにとりかえるようにしてください。
特に出血がそこまで多くなく、ソファやカーペットが汚れる危険性もないのであれば、無理に使用しなくても大丈夫です。

落ち着きがなくなる

発情前期は興奮しやすく、落ち着きがなくなります。そのため、散歩に連れて行って他のオス犬と遭遇してしまうと必要以上に興奮してしまうことも。
逆にメス犬の生理に反応して、オス犬に付きまとわれたり、追いかけられたりすることもあるので、ドッグランなど多くの犬が集まる場所には連れて行かないようにしましょう。

元気がなくなる、食欲が低下する

生理期間は元気がなくなり、大好きなお散歩に行くことも嫌がる子が多いです。さらに、食欲が低下してしまう子もいます。そんなとき、無理に外に連れ出したり、フードを食べさせたりするとストレスになってしまうので、少し様子を見るようにしてください。
ただ、まったくご飯を食べないのは心配…ということであれば、ドライフードからウェットフードに切り替えたり、嗜好品をトッピングしてみたりするなど、食欲をそそるように工夫してあげましょう。

生理と間違えやすい病気

膣炎

膣炎は、メスの生殖器である膣の内部が細菌感染することで、炎症を起こしてしまう病気です。外陰部からニオイのある膿状のおりものや血のようなおりものが出ます。他にも、陰部気にして異常に舐める、陰部が赤く腫れる、失禁するなどの症状が見られたら要注意です。

子宮蓄膿症

犬に多い子宮蓄膿症は、子宮の中に膿がたまってしまう病気です。犬は妊娠が成立しなかったとしても、その後約2か月間は子宮内膜が肥厚したままになります。この状態は細菌感染を起こしやすく、大腸菌、ブドウ球菌、サルモネラ菌などの細菌が侵入することで、子宮蓄膿症を引き起こすのです。
始めはこれと言った症状がありませんが、進行するにしたがって、食欲減退、元気がなくなる、腹部が腫れる、陰部から血が混じった分泌液が出る、多飲多尿になるなどの症状が現れます。子宮蓄膿症は最悪の場合死に至るため、早めに動物病院を受診することが重要です。

まとめ

犬の生理と人間の生理は仕組みや期間、サイクルなどに違いがありますので、女の子の犬を飼う場合はその点をよく理解しておきましょう。
また、生理と呼ばれる現象は正確に言うと発情期の一環です。そのため、生理期間中に、犬が集まる場所に出向いてしまうと、他のオスをひきつけてしまうことがあります。もし、生理期間中に外出するのであれば、マナーとして人通りの少ない時間帯や場所を選んで散歩をするようにしてください。

参考文献:
Candida glabrataが分離された犬の陰門膣炎の1例
犬子宮蓄膿症治療の1方法

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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