最近では犬と一緒に楽しめる施設や犬と泊まれるホテルなどが非常に増えてきました。そのため、愛犬と旅行を楽しむ飼い主さんも多いです。
愛犬と旅行先で楽しい思い出を作るためには、事前に準備をしっかり行っておくことが大切です。ここでは、愛犬と旅行をするときにどのようなもの準備しておくべきかご紹介します。

旅行に必要な持ち物

証明書類

普段はなかなか持ち歩くことがないかもしれませんが、ペット用ホテルや旅行先のドッグランなどで提示を求められることがあるので、狂犬病予防注射証明書やワクチン接種証明書は必ず持って行くようにしましょう。

いつも食べているフード、水

どうせ旅行に行くなら、愛犬にもいつもと違ったおいしいものを、と思う方もいるかもしれませんが、慣れない環境で慣れないものを食べさせてしまうと、愛犬にとっては負担が大きくなってしまいます。落ち着いてご飯が食べられるようにするためにも、いつも家で食べているフードをジッパー付きの袋に小分けにして持って行くのがおすすめです。あわせてフードボウルや水を飲むお皿などもいつも使っているものを持って行ってあげると良いでしょう。

トイレシート

旅行先やホテルでの粗相は周囲に迷惑をかけてしまいますので、トイレシートを持参するようにしてください。トイレシートだけだと場合によっては床が汚れてしまうこともあるので、敷物もセットで準備しておきましょう。トイレシートは多すぎて困ることはないので、少し余分に持っていくくらいでよいです。
また、マナーパンツやマナーベルトがあると、お風呂に入っている間など目を離さなければいけないときも安心です。

クレート

旅行先やそこに行くまでの道中には多くの人がいます。犬好きの方だけでなく、犬が苦手な方も当然いますから、クレートに入れて移動するのがおすすめです。そうすることで、周りに配慮もできますし、愛犬が人にぶつかってケガをするリスクも軽減できます。
もしもクレートで寝る習慣があるのであれば、ベッドとしても使えるので、多少環境が変わっても、落ちついて睡眠をとることができます。

リード

公共の交通機関に乗る際や、人がたくさんいるところではクレートやキャリーケースでの移動になりますが、旅行先に到着したら愛犬ものびのびと外を歩きたいはずです。そんなときのために、リードも準備しておきましょう。

ケア用品

ブラシ、歯磨き、ウェットティッシュといったケア用品も忘れずに持っていきましょう。特にウェットティッシュは室内に上がるときに足を拭いたり、食事後に口周りを拭いたり、排泄後にお尻を拭いたりとさまざま場面で活躍するので絶対に持っておきたいアイテムと言えます。
ブラシや歯磨きは忘れても旅行先で買うことができますが、いつも使っているものでないと嫌がる子も多いので、家から持っていく方が良いでしょう。

旅行に行くまでの準備として必要なこと

基本的なしつけはマスターしておく

オスワリ、マテといった基本的なしつけは、愛犬を危険から守るために非常に重要です。旅行先で散歩させているときに、興奮していきなり走り出してしまうのを防ぐためにも、行動をコントロールできるオスワリ、マテといったしつけは完璧にしておいてください。

クレートトレーニングをしておく

安全に移動するためにはクレートやキャリーケースに入れることが一番です。しかし、なかなかクレートに入ってくれない子も中にはいるので、旅行やお出かけを考えているのであれば、クレートトレーニングをしておきましょう。

社会化トレーニングをしておく

旅行先や道中では、見たことがない人、物、聞いたことがない音、嗅いだことのないニオイなどさまざまな刺激であふれています。いきなりそういう場に出向いてしまうと、激しく吠える、攻撃的になるなど問題行動を起こす可能性があります。そのため、子犬の頃に社会化トレーニングを必ずしておいてください。

車に慣れさせておく

車で旅行に出かける場合は、車に慣れさせることも必要です。まずはエンジンをかけずに、車という空間に慣れるところから始めてみてください。慣れてきたかな？と思ったら、エンジンをかけてみましょう。近所を少しドライブするくらいの短い時間から始め、じょじょにドライブの時間を長くしていきます。中には車酔いをしてしまう子もいるので、こまめに様子を見ることを忘れないでください。

まとめ

愛犬との旅行は楽しみな反面、ちょっと不安もありますよね。しかし、飼い主さんがさまざまな場面を想定して、持ち物をそろえたり、しつけやトレーニングを行っていれば、そこまで心配する必要はありません。事前の準備をぬかりなく行って、ぜひ愛犬との旅行を楽しんでください。