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病気

犬が舌を出すのはなぜ?理由やストレスと病気の心配について解説

2022.05.24 2024.03.08

犬が舌でペロペロ舐めたり、ハアハアと舌を出していたりするのを目にしますよね。犬が舌を出す理由は、体温調節や感情表現の他にも、ストレスや病気のサインである可能性もあります。

この記事では、犬が舌を出す理由、ストレスや病気の心配について、解説していきます。愛犬の異変にできるだけ早く気づいて、適切に対応しましょう。

犬が舌を出す理由

犬が舌を出すときは、次のような理由が考えられます。

  • ・体温調節
  • ・リラックスしている
  • ・興奮している
  • ・ストレスを感じている
  • ・カーミングシグナル

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

体温調節

犬は舌を出して、体温を調節します。

犬は人間のように汗をかいて体温を下げられません。そのため、のどや舌を出して、唾液を蒸発させることで、体温を下げようとします。これは、「パンティング」と呼ばれる行動で、ハアハアと舌を出して呼吸している状態です。

暑い季節や運動後に舌を出している場合は、涼しい場所に連れて行き、水を飲ませてあげてください。

リラックスしている

犬は、落ち着いてリラックスしているときにも、だらりと舌を出します。

居心地が良くて安心した気持ちから、口元の筋肉が緩み、舌が自然と出てしまう状態になるのです。全身の力が程よく抜けており、寝ているときやリラックスして過ごしているときに見られます。

興奮している

犬は興奮すると、息が上がって呼吸が荒くなるため、舌を出します。おもちゃなどで遊んで感情が高ぶっているときや、運動や散歩などで身体を動かして興奮しているときに、見られることが多いです。

ストレスを感じている

犬はストレスを感じると、自分の鼻を舐めることがあります。

この場合は、気持ちを落ち着かせるための行動です。食事を与える際や食後以外でこの動作が見られる場合は、何かストレスを感じているのかもしれません。

愛犬にとって、ストレスになっている原因を探って、解消してあげましょう。

カーミングシグナル

犬はカーミングシグナルとして、舌を出すことがあります。

カーミングシグナルは、犬が感情を示すサインです。ストレスや緊張を感じているときは、相手や周りに敵意がないことを示そうと舌を出します。

また、自分の気持ちを落ち着かせるために、ペロペロと唇を舐めることがあります。他にも、鼻を舐める、あくびをするなどの行動が見られることもあり、いずれも気持ちを紛らわせるための行動です。

愛犬が舌を出してカーミングシグナルを発しているときは、様子が落ち着いてから、接するようにしましょう。

病気の心配がある場合

愛犬が舌を出しているときは、次のような病気である可能性があります。

  • ・熱中症
  • ・僧帽弁閉鎖不全症
  • ・てんかん
  • ・気管虚脱
  • ・口腔内トラブル

疑わしい症状が見られたら、動物病院へ連れていきましょう。

熱中症

暑い季節は、熱中症のリスクが高くなります。犬は汗をかいて体温を調節できないため、熱が身体にこもりやすいです。体温調節が追い付かないため、ずっと舌を出した状態になることがあります。

地面と近い距離にいる犬は、アスファルトの照り返しが強く、体温が上昇しやすいです。特に5~10月は熱中症になりやすい時期なので、愛犬の様子に注意しながら散歩しましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

心臓病は犬の死因のトップ2に入ります。僧帽弁閉鎖不全症は、小型犬がかかりやすい病気で、何らかの原因により、心臓内の弁に異常が生じることで起こります。場合によっては、心不全や肺水腫などの病気に繋がることもあるため、要注意です。

お座りをした状態で、舌を出して荒い呼吸をしている場合は、僧帽筋閉鎖不全症が疑われます。

てんかん

犬もてんかんを起こすことがあります。てんかん発作の初期症状は、舌を出した状態のままだったり、唇を舐めたりする行動です。このような行動が見られたら、愛犬の様子に注意してください。

気管虚脱

気管虚脱は、気管が押しつぶされて酸素不足になることで起こり、舌を出してガーガーと咳をする症状が見られます。

シニア犬や肥満傾向の犬、運動不足の子に多く、パグやヨークシャテリア、マルチーズなどの犬種がかかりやすいです。

口腔内トラブル

不正咬合や歯並び、口内炎や口腔内の腫瘍、歯茎の炎症、歯が抜けているなどの口腔内のトラブルが原因で、舌を出した状態になることがあります。

不正咬合や歯並びが悪い場合、人間のように矯正することが難しいため、様子を見ながら生活をすることになります。

シニア犬は歯周病になりやすく、歯が抜けてしまうことで、舌を収められずに自然と出したままになることも少なくありません。

口の中を傷つける可能性があれば、全身麻酔で抜歯するなどの処置をすることもありますが、獣医師さんの判断によります。

まとめ

犬が舌を出す理由は、体温調節などの機能的な面や、興奮やリラックス、カーミングシグナルなどの感情を示す場合など様々です。

ただし、舌を出す仕草は、ストレスや病気の心配もあるため、愛犬の様子や行動、状況などをよく観察して、対応する必要があります。

愛犬の出しているサインを見逃さずにキャッチすることで、異変にいち早く気づくことができます。日頃から愛犬のことを気にかけ、元気で健康に暮らせるようにサポートしていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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