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病気

犬がよだれを垂らす原因とは?病気の可能性があるって本当?

2019.12.16 2024.03.04

犬はなぜよだれを垂らすの?

食べものの消化を促すため
唾液には食べ物を消化する働きがあります。そのため、ドッグフードやおやつのいい匂いをかいだり、食事を目の前におあずけの状態を続けたりすると、「唾液を分泌して食べ物を消化する準備をしなさい」と脳から指令がくるので、唾液が増えてよだれが垂れてしまうのです。

体温調節のため

暑い日に、犬がハアハアと呼吸している姿を見たことはないでしょうか。人間は汗をかくことで体温を調節しますが、犬は汗腺が少ないため、呼吸によって体温を調節しています。呼吸の際、口を開けっ放しにしてしまうことから、よだれが垂れてしまうことがあります。

リラックスしているため

寝ていたり、飼い主さんと一緒にくつろいでいるときなどリラックスしているときは副交感神経が優位になり、サラサラとした唾液が増えてよだれを垂らすことがあります。

緊張・興奮しているため

先ほどリラックスするとよだれを垂らすと紹介しましたが、逆に緊張したり、興奮したりして、交換神経が優位になったときもよだれがでます。
ただし、リラックスしているときのよだれがサラサラしているのに対し、緊張しているときは、ネバネバとしています。

よだれが垂れやすい構造のため

小型犬よりも大型犬の方がよだれを垂らしている場面をよく見かけませんか?あれはもともとの口の構造上よだれが垂れやすくなっているのです。セントバーナードやラブラドールレトリーバーなどの口元をよく見てみると、唇にたるみがあります。ここからよだれがたれやすくなっているのです。

車酔いしているため

トリミングや病院に連れていく際に、愛犬を車に乗せることもあると思いますが、車に乗っているときによだれを垂らしていたら、車に酔っている可能性が高いです。
脳内にある吐き気を引き起こす神経と、唾液の分泌を促す神経が近くにあるため、車に酔って吐き気を催すと、唾液もよだれも出てしまうと言われています。

病気のため

犬のよだれは基本的に問題のないものが多いのですが、中には注意しなければいけないものもあります。それは病気が原因でよだれを垂らしている場合です。よだれが多くなってしまう病気としては以下のようなものがあります。

熱中症

湿度と気温が上昇し、体温が急激に上がってしまうと口呼吸だけでは体温調節が追い付かなくなり、熱中症になります。
熱中症になると、大量のよだれをたらすだけでなく、呼吸が荒くなる、嘔吐などの症状も見られます。

胃拡張、胃捻転

大型犬に多いと言われる胃拡張、胃捻転は、何らかの原因で胃の中にガスがたまり、さらにねじれてしまう病気です。症状としては、大量のよだれに加え、お腹が膨れている、吐きそうな仕草をしているのに吐けない、ぐったりしているなどが挙げられます。最悪の場合死に至ることもあるので、これらの症状が見られたら、早急に動物病院を受診しましょう。

胃拡張、胃捻転は食後や水を飲んだ後に激しい運動をしてしまうと発症しやすいと言われています。*1

歯周病

唾液には歯周病菌を殺す働きがあり、歯周病菌が増えすぎると、増殖を抑えるために唾液の分泌量が増えます。歯周病の場合、粘性なだけでなく、悪臭を放つようになるので、よだれよりも口臭で気づく飼い主さんも多いと思います。
歯周病は放置してしまうと、心臓病や腎臓病の引き金になることもあるので、愛犬の口臭が気になったら、動物病院で口腔ケアを行ってもらいましょう。*2

よだれ焼けのケア方法

よだれが垂れてしまうと、特に毛の長い犬種はよだれ焼けといって口の周りの毛が茶色く変色してしまいます。
よだれの原因を見てもわかる通り、病気や車酔いなどを除くと、生理的なものもあるため、よだれを完全に防ぐというのは難しいです。
よだれ焼けにならないためには、日頃からお手入れしてあげることが大切です。
よだれが垂れてしまったら放置せず、清潔な布などでこまめに拭いてあげてください。ぬるま湯かよだれ焼け専用のクリーナーを使うとより効果的です。
また、口周りだけ被毛を短くカットしてしまうのも一つの手です。

まとめ

犬がよだれを垂らしてしまう原因はいろいろありますが、食べ物の消化を促したり、体温調節をしたりと基本的には問題ないことが多いです。ただ、病気が原因でよだれが大量に出ている場合があるので、そこは注意が必要です。
ただ、正常なよだれと病的なよだれに明らかな差があるかというそうでもありません。なかなか素人では判断が難しいと思います。
目安として、よだれ以外にも異変を感じるようであれば、動物病院を受診するようにしましょう。

【参考文献】

1https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvma1951/9/11/9_11_539/_pdf/-char/ja
2https://mag.anicom-sompo.co.jp/2267

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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