コラム・豆知識
注目のワンちゃん、ネコちゃん
ペットを飼うなら知っておきたいマダニについて
春になり気温が高くなると、ノミ・マダニの活動が活発になります。
ノミ・マダニはワンちゃんやネコちゃんに寄生し、かゆみや皮膚炎を起こすだけでなく、
様々な病原体を媒介します。この病原体の中には、人に感染するものもあります。
また、子犬や子猫に多数のノミやマダニが寄生をすると、貧血を起こすこともあります。
ノミ・マダニについて知り、家族を守るために寄生を予防しましょう!
マダニについて
どんな虫?
8本足で活動するダニはクモの仲間ですが、ダニの中でもワンちゃんやネコちゃんに寄生して血を吸うのはマダニです。
マダニは土のあるところに生息します。山や森、お散歩コースの公園や河川敷の草むらなどに潜み、マダニ特有の感覚器官で動物の体温やニオイ、振動、二酸化炭素などを感知してワンちゃんやネコちゃんに飛び移って寄生する機会をうかがっています。
どんな悪さをするの?
マダニは成長するための栄養のすべてを哺乳類の血液から摂る必要があるので、幼ダニであっても血を吸います。
ワンちゃん、ネコちゃん、人など哺乳類の皮膚に、黒いイボのように寄生し、アゴでがっちりと噛み付いてぶら下がり、自分の体が 100 倍の大きさになるまで血を吸います。「ピロプラズマ病」「Q熱」「猫ヘモバルトネラ症」「ライム病」といった様々な病原体を媒介することでも知られています。
駆除について
ワンちゃんやネコちゃんの身体についているイボのようなマダニを指ではさみ、そっと前後にゆらしているとワンちゃんたちやネコちゃんの体から離れて急にモゾモゾと動き出します。ワンちゃんやネコちゃんにノミが寄生している場合は駆除薬を用いる必要があります。また周囲の環境中にノミの卵や幼虫などがいる可能性が高いので環境の清浄を併せて行なうことが重要です。
注意点!
マダニを無理に引きちぎるとアゴの部分が皮膚に残り、皮膚の化膿や腫れを引き起こしてしまうことがあります。
寄生が確認された場合は動物病院に行きましょう。
マダニ予防について
ノミやマダニの害からどうぶつたちを守るため、定期的な予防薬の投与が必要です。
予防薬の種類にはスポットオンタイプや錠剤タイプ、スプレータイプなどがあります。スポットオンタイプの薬剤は垂らした薬剤が皮脂とともに放出されることで効果が発揮されますので、使用前後のシャンプーについては注意が必要です。
情報提供:アニコム損害保険株式会社 CRカウンセリングチーム
犬の家&猫の里 編集部
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