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予防

犬とプールや海で遊ぶ時に気を付けたい水中毒について

2021.07.20
                     

梅雨が明けると一気に気温が上がるため、涼を求めて愛犬と海やプールに行く方も多いのではないでしょうか。飼い主さんとの水遊びは、ワンちゃんたちにとってとても楽しいものですが、注意しないと「水中毒」になってしまう危険性があります。

この記事では、水中毒になるとどのような症状が現れてしまうのか、どんな場面で水中毒になりやすいのかなどを解説していきます。

水中毒とは?

水中毒というのは、短い時間でたくさん水を摂取することにより、さまざまな不調を引き起こすものです。最悪の場合は愛犬の命をも奪ってしまいます。

なぜ水を飲んだだけで?と思うかもしれませんが、水をたくさん摂りすぎてしまうと、血中のナトリウム濃度が低下します。これにより低ナトリウム血症を発症してしまうのです。

ナトリウムには神経や筋肉の機能を正常に保つ働きがあるので、ナトリウム濃度が低い状態が続いてしまうと、神経や筋肉の働きに異常が生じてしまうのです。

水中毒の症状

水中毒の症状としては以下のようなものがあります。

  • ぼーっとする
  • ふらついてうまく歩けない
  • お腹が膨れる
  • よだれを垂らす
  • 大量のおしっこをする
  • けいれんや呼吸困難が起こる
  • 意識が低下する
  • 昏睡状態になる

ぼーっとしたり、ふらついたりするのは軽度な症状ですが、意識の低下や昏睡状態はかなり重症化しているサインですので、一刻も早い処置が必要です。

水中毒の治療方法

先ほども説明した通り、水をたくさん摂りすぎてしまうと、血中のナトリウム濃度が低下してしまうので、点滴でナトリウムを少しずつ注入し、適正な濃度へと戻していきます。

水中毒の原因

犬の場合、1日に必要な水の量は、体重1kgあたり50~60mlとされています。体重10kgの犬であれば、500~600mlくらいなら飲ませても良いということになります。

水中毒=水の飲ませすぎが原因と考えている方が多いですが、家での水分摂取量は飼い主さんが管理できるので、家で水を飲ませすぎたから水中毒になった、ということはあまりありません。実は水中毒を引き起こす一番の原因は水遊びです。

特に注意したいのが水の中にボールや木の枝を投げて飼い主のもとに持ってこさせる遊びです。愛犬が楽しそうに遊んでいる姿を見ると、ついつい何回もやってしまいがちなのですが、水に浮かんだボールや木を口にくわえて泳いでいるときに口から入った水がどんどん胃の中に流れ込んでいます。結果的に短時間で多量の水を摂取したことになり、水中毒を引き起こすのです。

気を付けたい場面

海水浴

海水には塩分が含まれているので、海の中で長いこと遊んでしまうと、高ナトリウム血症を引き起こす危険性があります。低ナトリウム血症とは逆で、血中のナトリウム濃度が急激に高くなることで、下痢、嘔吐、発作、けいれん、昏睡と言った症状が現れ、こちらも最悪の場合は死に至ります。

プール

最近では、ドッグランにも犬用のプールが設置されていますが、波もなく、穏やかなプールは長時間遊んでしまいがちなので、必ず休憩をとりながら遊ぶようにしましょう。

先ほども言いましたが、プールにボールなどを投げて持ってこさせる遊びは胃の中に水が入りやすくなりますので、何度も行わないようにしてください。

水をいっきにのむ

散歩の後や激しい運動のあとは、健康な犬でもたくさん水を飲みたがります。のどが渇いているからと、器にたくさん水を注いでしまうと、一気に飲んでしまうこともあるので、少しずつ注いであげましょう。

ホース等の水遊び

ホースなどで水遊びをしていると、放水される水を面白がって、口で水をキャッチしようとすることがあります。何度も何度も口をパクパクさせて遊んでいると、知らない間に水をたくさん飲んでしまうこともあるので、注意が必要です。

まとめ

水中毒については知っているつもりでいたけど、水遊びが原因になってしまうということまでは知らなかった、という飼い主さんは意外に多いです。

水中毒は命に関わる恐ろしいものですので、具体的にどんな場面で起こりやすいのか、知っておくようにしましょう。

また、水中毒を改善するためには、専門的な治療が必要となりますので、水遊びをしているときに愛犬の様子がおかしいと感じたときは、自分で何とかしようとするのではなく、すぐに近くの動物病院に連れていくようにしましょう。

もくじ

この記事の監修者

ペットショップ 犬の家&猫の里

犬の家&猫の里 編集部

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