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予防

犬がゲップをする理由と気を付けたい病気のサインについて

2021.11.21 2024.03.06

犬のゲップは、人間と同じように生理現象です。そのほとんどが心配のいらないものですが、頻繁に繰り返ししているような場合は、病気の兆候である可能性もあります。

ここでは、犬がゲップをする原因と注意したいゲップのサイン、対策方法について解説していきます。日頃から愛犬の様子を観察し、異変があれば早めに対処しましょう。

犬がゲップをする原因は?

犬も日常的にゲップをします。ゲップは胃の中に溜まった空気が逆流して口から出るものです。では、どのようなときに犬はゲップをするのでしょうか。ゲップの原因となる犬の行動について見ていきます。

早食いのあと

ゲップは、早食いをすると出やすいです。ごはんを急いで食べる、がっついて食べる犬によく見られます。早食いをすると、通常よりもフードと一緒に飲み込む空気の量が増えてしまいます。落ち着いて食事を食べさせるようにしましょう。

早食いのあとのゲップは、人間が炭酸飲料を飲んだときに出るゲップと同じ理由なので、あまり心配する必要はありません。

水を勢いよく飲んだあと

犬は水を勢いよく飲んだあとも、ゲップをよくします。

犬は、下を使って吸い込むように水を飲みます。勢いよく水を飲めば、その分、空気も一緒に飲み込みやすくなるのです。

ここで見られるゲップは、水と共に飲み込んだ空気を吐き出すための行為なので、早食いのときと同様にさほど問題ありません。

ガスが発生しやすい食べ物を食べたあと

ドッグフードの中には、ガスが発生しやすいものがあります。食べ物が原因でゲップが出るときには、食べさせているフードの見直しも必要です。

たとえば、食物繊維や脂肪を多く含んだフードです。野菜中心のものや脂肪が多いものは、消化吸収がされにくく、胃の中でガスが発生しやすくなります。

また、食べてはいけないゴミや腐敗したものを口にしたときも、ゲップが出ます。害のあるものを口に入れさせない環境づくりを心がけましょう。

フードを置く位置が低い

フードを置く位置が低いと、食後にゲップが出やすいです。

フードが低い位置に置かれていると、首を下げた状態で食事をすることになります。フードを口からこぼさないように食べようとし、食べ物と一緒に空気を飲み込みやすくなるのです。

フードの置く位置を高くすることで、ゲップが改善されることがあります。

注意したいゲップの原因

犬がゲップをする原因の中でも、注意が必要なものがあります。次のような症状がある場合は、動物病院で診てもらいましょう。

消化不良を起こしている

消化不良を起こしていると、食べたものを上手く分解、吸収できずに、ゲップが出ることがあります。

主な消化不良の原因は、早食いや食べ過ぎ、冷えなどです。このような場合は、食欲はあっても、下痢や嘔吐などをしてしまいます。フードを小分けにして与える、ふやかしてみるなど食事の与え方を変えて、消化がしやすいように工夫してみると良いです。

消化不良の原因に、胃腸に疾患がある可能性もあります。経過をよく観察し、適切に対応しましょう。

回数が多い

犬が食事をしたあとに出るゲップは、正常な反応なので、あまり気にすることはありません。ですが、食後以外で出るゲップや頻回繰り返し出るゲップには、注意が必要です。

そのような場合は、体のどこかに不調や病気を抱えていることがあります。犬がゲップを何度も繰り返すようなら、疾患などの問題がないか動物病院で診てもらってください。

臭いが気になる

ゲップの臭いが気になるときは、胃腸や細菌感染などの病気が考えらます。

臭いが気になるゲップは、膵炎や胃腸炎でも見られる初期症状のひとつです。体の不調を表すサインですので、急に症状が現れた、頻回続くなどの場合は、かかりつけの獣医師の診察を受けましょう。

歯周病になっている場合も、ゲップや息がにおいます。このときの臭いは、口腔内に歯垢や歯石が残っていることが原因です。進行すると歯肉が炎症を起こし、臭いが酷くなることもあります。歯磨きする習慣を作り、口腔内を綺麗に保つようにしましょう。

咳などの他の症状がある

ゲップ以外にも吐きそう、お腹がパンパンに張っている、よだれが出続けている、息が苦しそうなどの症状がある場合は、胃拡張や胃捻転症候群が疑われます。

胃拡張や胃捻転症候群は、胸の深い大型犬に多く見られる疾患です。

胃拡張

胃拡張は、腸炎などで腸内細菌の異常発酵、膵炎などの疾患で胃にガスが溜まるなどが原因で起こります。命に関わることもあるため、すぐに治療を受けましょう。

胃捻転

胃にガスが溜まり、胃拡張になった状態での激しい運動は、胃捻転を起こす危険があります。緊急手術が必要な状態です。一刻も早く施設の整った動物病院へ連れていってください。

犬がゲップをする際の対策方法

犬のゲップは、できるだけ減らしてあげたいものです。ここでは、飼い主さんができる具体的な対策方法について見ていきます。

餌の位置を変える

首を下に下げて食べる姿勢は、犬のゲップが起こる原因のひとつです。餌皿の位置を少し高めにしてあげることで、改善されることがあります。食事をするときの首の角度を緩やかにしてあげると、食事の際に飲み込む空気の量を減らすことができます。

少し高めになったところに餌皿を置くなど、首を下に下げ過ぎない位置に設置しましょう。

餌の種類を変える

消化に負担がかからないフードに替えることもおすすめです。高脂肪や食物繊維の多いものは避けましょう。また、犬は乳糖を分解する酵素を持たないため、ラクトースの入ったフードは消化不良を起こしてしまうため、摂取は控えましょう。

フードの大きさも併せて気を付けたいポイントです。ドライフードなら、小粒のものよりも大きめなものにすると、空気の飲み込むことを防止できます。

フードを替えるときは、少量から混ぜてみて、少しずつ慣らして様子をみていきましょう。

ゆっくり食べさせる

犬に食事をさせるときは、焦らずゆっくり食べさせるようにしましょう。

犬は空腹感からがっついてしまうこともあります。小分けに食事をさせて、食事の間隔を短くすることでがっついて食べることを防ぐことが可能です。

また、早食いを防止するための食器もあります。内部に凹凸がついており、犬がゆっくり時間をかけて食べるようにつくられています。がっついて食べる性格の愛犬を飼っている場合は、チェックしてみてください。

多頭飼いをしていると、競争心や食べ物を守るために、焦って早食いをしているケースがあります。食事は別の場所で摂らせる、時間をずらすなど、ゆっくり食べられる食事環境を作ってあげましょう。

食後すぐの運動を避ける

食後30分以内は、激しい運動や散歩はさせないようにしましょう。

食後すぐの運動や散歩は、腸の蠕動運動を刺激し、腸内に過剰なガスが発生しやすくなります。胃捻転などの危険な状態に陥ることもあるため、食後はできるだけリラックスした時間を過ごすようにしましょう。

まとめ

犬のゲップは、生理的な反応であまり心配がいらないことが多いです。食事の仕方やフードを工夫することで、改善できる場合も少なくありません。飼い主さができる対策方法を試しみてください。

ただし、何度もゲップを繰り返している、臭いが気になる、ゲップ以外に症状がある場合は、何らかの病気が疑われます。早めに獣医師さんの診察を受けましょう。胃拡張や胃捻転の場合は、命に関わる危険があるため、迅速に対応する必要があります。

犬のゲップは病気のサインである可能性もあります。ペットも大切な家族の一員です。日頃から様子を観察し、いつもと違う様子に気づいたら、適切に対処してあげましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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