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予防

猫の爪が剥がれる原因とは?血が出た時の対処方法

2022.01.19 2024.03.06

愛猫の爪がポロッと剥がれ落ちているのを見たことがあるでしょうか。剥がれ落ちた爪を見た飼い主さんは、「大丈夫なのか」と心配になるかもしれません。そこでこの記事では、猫の爪はなぜ剥がれてしまうのか、出血したときの対処方法について、解説していきます。飼い主さんは慌てず、愛猫の様子を見て、落ち着いて対処しましょう。

猫の爪が剥がれてしまうのは大丈夫?

丸ごと剥がれた爪が、爪とぎや床の上に落ちていることがあります。
しかし、猫の爪が剥がれるのはごく自然なことで、心配いらない場合が多いです。

猫の爪は古くなると、脱皮するように剥がれ落ちるのです。爪の抜け殻は、古くなった爪が剥がれ落ちたもので、爪が剥がれ落ちると、中から新しい爪が生えてきます。

爪が自然に剥がれ落ちた場合は、猫自身には痛みはなく、出血などもありません。

猫の爪の特徴

では、猫の爪には、どのような特徴があるのでしょうか。

層になっている

猫の爪は、玉ねぎのように何層にもなっています。爪とぎをすることで、外側の古い層が剥がれ落ちる仕組みです。

爪の内側には、神経と血管が通っており、この部分を軸にして、新しい層ができます。新しい層は、外側の層を押すように成長しているので、外の古い層が剥がれやすくなるのです。

出し入れ自由

特殊な構造をしている猫の爪は、犬の爪と違って、出し入れが自由です。猫の爪は、通常は靱帯に引っ張られているため、指の間にしまれていますが、筋力を利用し、腱を上に引っ張ることで、爪を外に出せます。

猫の爪は鋭くとがっており、狩りをしたり、木に登ったり、猫の爪は様々な場面で活躍します。出したり引っ込めたりできるのが、猫の爪の利点といえるでしょう。

猫の爪が剥がれる理由

猫の爪はどのような場合に剥がれるのでしょうか。ここでは、猫の爪が剥がれる理由について見ていきます。

爪を噛む

猫の爪が剥がれ落ちているとき、猫自身が噛んで爪を剥がしていることが多いです。

猫は日中のほとんどをグルーミングをして過ごしますが、爪のお手入れも日課のひとつです。猫の爪は常に再生されますが、古くなった爪は割れたり、剥がれてきたりします。猫はそんな古くなった爪が、煩わしくて気になるため、噛んで剥がそうとするのです。

爪を研ぐ

猫が爪を研ぐことで、爪が剥がれ落ちることがあります。猫は元々野生で暮らしていた動物で、本能により爪を研ぐ習性があるのです。爪とぎをして、古い爪を剥がすためにお手入れをします。研ぐうちに古い爪が剥がれ落ちるのです。

爪とぎは、爪のお手入れだけでなく、ストレス発散や縄張り意識からマーキングの目的でも行います。いつでも爪とぎが出来るよう、よく研げる爪とぎを設置しておくことも大切です。

また、部屋のクロスや絨毯などに爪が引っかかって、剥がれてしまうことがあります。誤って爪を引っかけてしまぬように、まめに爪切りをしてあげると良いでしょう。

猫の爪は、猫自身で爪を噛んだり、研いだりすることや、爪を引っかけてしまうことで、剥がれ落ちる場合がほとんどです。

病気の心配は?

もしもケガをしていないのに、爪が折れる、出血するときは、病気が疑われます。

高齢の猫の場合は、骨が弱くなり、爪が折れやすい病気や血が止まりにくい病気などを患うことがあります。また、筋力が衰え、爪が出しっぱなしの状態になることが多いです。放置すれば、巻き爪になり、肉球に刺さってケガをすることもあります。高齢の猫は、特に爪のケアを心がけましょう。

また、病気ではなくても、爪の生え変わりのときは、爪に炎症が起こりやすいです。さらに、何かに引っかけて爪が剥がれてしまったあと、傷口からばい菌が入れば、かゆみや腫れが出て、治療が必要になることがあります。

猫の爪から出血している場合

爪が剥がれるだけでなく、出血している場合はどうしたら良いのでしょうか。出血の原因と応急処置について見ていきます。

出血の原因

古くなった上の層の爪が剥がれた場合は、出血することがありません。どこかに爪を引っかけてしまうアクシデントや、猫同士のケンカ、深爪が原因として考えられます。

猫は爪をカーテンや布地の製品に引っかけやすいです。その際、慌てて引っ張ることで、爪が根元から折れてしまい、出血することが少なくありません。

また、飼い主さんが爪切りをしたときに、深爪すると、爪の根元から出血します。爪には、神経や血管がたくさん通っているため、爪切りをするときは注意しましょう。

猫同士で爪を立てて取っ組み合いのケンカをしている最中に、爪を引っかけてしまい、負傷することがあります。

応急処置の方法

出血していた場合は、飼い主さんができる応急処置をすると良いです。

出血が少なく、猫の手に触れても暴れたり、怒ったりしないときは、傷口をぬるま湯で洗ってください。その際、患部を確認し、爪があるかどうかもチェックしておきます。

もしも出血が続くようなら、清潔な布などでやさしく止血します。出血が止まって、歩けるようならそのままにしても問題ありません。数日間は様子を見ておきましょう。

また、傷口を舐めさせないように気をつける必要があります。猫の口内は雑菌がいっぱいです。エリザベスカラーを装着して、傷口を保護するようにしてください。

傷口を消毒してもよいですが、人間用の消毒液を使用してはいけません。猫の体に有害なものが含まれている可能性もあります。獣医師さんに処方されたものを使うようにしてください。

爪が剥がれた際のチェックポイント

家庭でできる応急処置をして、出血が止まって普通に動けて、食欲があるようなら、経過を見ても良いです。

ただし、以下のようなときは、動物病院で診てもらいましょう。

  • ・出血が止まらない。
  • ・傷口が化膿している。
  • ・体を触らせず手当てができない。
  • ・食欲がない。
  • ・うずくまったまま動かない。
  • ・手足を引きずっている。

病院に連れていく際も、傷口に包帯などを巻いて、軽く固定してあげると良いです。
万が一、爪が骨に近い部分で折れてしまったら、壊死してしまうことがあります。爪が再生しないこともあるため、獣医師さんに診てもらってください。

まとめ

猫の爪は、層の構造をしており、古い爪が剥がれ落ちる仕組みになっています。爪噛みや爪とぎによって剥がれ落ちる場合がほとんどです。

猫の爪は新しく生え変わっていくもので、爪とぎなどのお手入れは、猫にとって欠かせません。爪とぎが存分にできるようにし、誤って爪を引っかけてしまわないよう環境に配慮することも必要です。愛猫との快適な暮らしのために、安心安全な環境作りも心がけましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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