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予防

猫の鼻息が荒い場合の原因は?病気の可能性も?

2022.01.23 2024.03.06

いつもと違って、愛猫の鼻息が荒いと、飼い主さんは気になりますよね。心配のいらないケースもありますが、病気の可能性もあるため、注意が必要です。そこでこの記事では、猫の鼻息が荒くなる原因と、考えられる病気について、解説していきます。愛猫の異変は早めに察知して、対処しましょう。

猫の鼻息が荒くなるタイミング

猫の鼻息が荒くなるのは、どのようなときなのでしょうか。具体的に見ていきます。

運動後

人間と同じように、猫も運動したあとは呼吸が荒くなります。通常、猫は人のように口呼吸をしません。息が上がったときも鼻で呼吸するため、鼻息が自然に荒くなります。

呼吸と共に、鼻から「ブーブー」と音が出ることもありますが、一時的なのものです。呼吸が落ち着いて整えば、心配いりません。

喧嘩、怒っている

喧嘩の最中や怒っているときは、猫の鼻息は荒くなります。
喧嘩をしているときは、相手の猫を威嚇する意味で、「フ―ッフ―ッ」と鼻を鳴らすことが多いです。

喧嘩が収まり、怒りが静まれば、鼻息も落ち着いてくるので問題ありません。

興奮している

猫の鼻息は、興奮しているときも荒くなりやすいです。好きな食べ物の匂いを感じて気分が高揚しているときや、獲物に見立てたおもちゃで遊んでいるとき、熱心に飼い主さんに甘えているときなどの興奮した状態のときに、ため息のような鼻息が見られます。

気持ちが落ち着けば、自然と穏やかな状態に戻るので、あまり気にしなくても大丈夫です。

異物が詰まっている

鼻の穴に異物が詰まると、鼻から異音がしたり、鼻息が荒くなったりします。詰まったものを取り除こうと、「フン」と鼻息を荒々しく鳴らすことも。

食事中にキャットフードの小さな欠片や、植物の葉やトゲ、小さな種を吸い込んでしまい、鼻の穴に詰まってしまうことがあります。

飼い主さんが取り除けるようであれば、綿棒などで取ってあげてください。異物が気管に入っている場合は、動物病院で取ってもらいましょう。

病気

特に興奮していないのに鼻息が荒い、ずっと鼻息が荒く、収まる様子がない場合は、何かしらの病気が原因である可能性があります。

鼻炎や呼吸器、循環器系の病気によって、鼻腔内の空気の通りが悪くなったり、呼吸が速くなったりすることも。

鼻づまりによる病気には、感染症やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻腔狭窄などがあります。症状が続くようなら、獣医師さんの診察を受けましょう。

鼻息が荒くなる病気

ここでは、猫の鼻息が荒くなる病気について見ていきます。

猫風邪

猫風邪は、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、発熱といった症状が出ることで、呼吸がしづらくなり、鼻息が荒くなります。

猫風邪の一種であるヘルペスウイルスは、一度かかると再発しやすい病気です。体内にウイルスが潜伏するため、免疫力が落ちると、再発することがあります。

猫風邪は、ワクチンの接種で予防が可能ですので、動物病院の先生に相談してみてください。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎も猫の鼻息が荒くなる原因になります。

ある季節になると、鼻息が荒くなる症状が続く場合は、動物病院でアレルギー検査をお願いしてみましょう。アレルゲンとなる物質を特定し、できるだけ除去することで、症状が緩和する場合があります。アレルギー性鼻炎は完治が難しいため、投薬や食事療法による、対処療法が中心です。酷くなると、猫喘息を引き起こすこともあるため、注意してください。

副鼻腔炎

副鼻腔炎は、鼻炎の症状が長引くことにより、副鼻腔まで炎症が広がる病気です。

鼻水や鼻づまりによって、鼻息が荒くなるだけでなく、痛みも出てきます。悪化すると、他の感染症にかかるリスクが高まるため、早めに治療することが大切です。

熱中症

外気や室温が高いときに鼻息が荒い場合は、熱中症の可能性があります。猫は皮膚で体温を調節できません。肉球の辺りしか汗をかけず、体温が上がっても下げるのが苦手なので、熱中症にかかりやすいです。

熱中症は、夏場だけでなく、冬の暖房にも注意が必要です。猫の適温は20~23度くらいとされています。寒いからといって部屋の暖め過ぎには、気をつけましょう。

クリプトコッカス症

クリプトコッカス症とは、主にハトの糞からクリプトコッカスの真菌に感染する病気です。鼻の周囲に腫瘍ができることがあり、大きないびきの原因になります。

感染していても、無症状の場合もありますが、免疫が低下しているとかかりやすいです。

鼻から脳や目、肺などの他の臓器に広がることもあり、髄膜炎や脳炎、網膜剥離といった重大な病気に繋がる危険があります。

感染することは稀なので、猫がハトの糞に近づかないようにさせれば問題ありません。

肺水腫

肺水腫とは、肺に水が溜まって、空気の交換が上手くいかなくなる病気です。

他の病気と併発することが多く、急性の場合、命を落とす危険があります。
もし愛猫がゴロゴロという荒い呼吸をしていたら、要注意です。肺水腫が疑われるため、すぐに動物病院へ連れて行ってください。

病院に連れていく際の判断基準

愛猫の鼻息が荒く、次のような症状が見られたら、動物病院へ連れて行きましょう。

呼吸が苦しそう

苦しそうに呼吸をしていて、呼吸が速い場合は、何かしらの病気である可能性があります。
通常の猫の呼吸は、1分間に20~40回程度ですが、1分間に60回以上と速いときは要注意です。

また、呼吸数だけでなく、胸やお腹が波打つ、呼吸の度に頭が動くなど、呼吸するのが辛い様子が見られることもあります。速やかに獣医師さんの診察を受けてください。

口呼吸もしている

猫が口呼吸をしているときは、何かしら鼻に異変があり、呼吸が苦しくなっている場合があります。運動はしておらず、興奮している様子がないのに、口呼吸をしているようなら、動物病院を受診することをおすすめします。

症状がある

鼻水がダラダラ出る、鼻血が出る、咳や発熱、涙目、食欲がないといった症状が見られる場合は、動物病院へ行きましょう。鼻のトラブルで特に怖いのが鼻血です。血が固まったときに呼吸がしづらくなる、気管に入りこんで、呼吸障害を引き起こすこともあるため、注意する必要があります。

また、寝ているときのいびきではなく、起きている状態でもずっと鼻から異音がするときは、獣医師さんに相談してみてください。

鼻づまりしやすい猫種は?

鼻づまりしやすい猫の種類として、スコティッシュフォールドがあげられます。

スコティッシュフォールドは、鼻ぺちゃが特徴の短頭種です。一般に短頭種の猫は、鼻腔が狭いため、鼻づまりになりやすいです。スコティッシュフォールドは、骨の変形を起こしやすく、鼻の異常により、鼻づまりを起こすことがあるとされています。

まとめ

口呼吸をしない猫は、運動後や興奮時に鼻息が荒くなりやすいです。通常、気持ちを落ち着かせるための行動でもあり、呼吸が落ち着けば心配いりません。異物が詰まることで鼻息が荒い場合は、鼻の様子を確認し、取れそうもない場合は、獣医師さんに診てもらってください。

鼻の病気は悪化すれば、他の疾患を併発することもあるため、気になる症状がある場合は、動物病院を受診しましょう。

愛猫の健やかな生活のためにも、日頃から愛猫の様子をよく観察し、適切に対処しましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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