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予防

猫が毛玉を吐かないのは大丈夫?注意が必要な場合と対策方法

2022.02.17 2024.03.06

猫を飼っている方なら、猫が毛玉を吐く姿を見たことがあるのではないでしょうか。逆に毛玉を吐かないと、心配になりますよね。

この記事では、猫が毛玉を吐く理由や、注意が必要な毛球症の症状と予防法、吐けない場合の対策について解説していきます。

愛猫の健やかな暮らしのためにも、疑問点を明確にし、適切に対応しましょう。

猫が毛玉を吐く理由

猫が毛玉を吐く理由は、飲み込んだ毛を体内に溜め込まないようにするためです。

通常猫が飲み込んだ毛は、うんちと一緒に排泄されます。しかし、上手く排出されないと、胃や食道に溜まった毛は、消化されずに残ってしまうのです。

そのため、猫は体内の残った毛を体外に排出しようとして、毛玉を吐くのです。毛玉を吐く行為は、生理現象なので問題ありません。

猫は1日の大半を毛づくろいに費やしています。猫の舌にはザラザラとした突起があり、体毛をブラシのようにとかしたり、唾液を体毛に含ませたりしているのです。

毛づくろいには、体表の汚れを落として清潔することや、体温調節をするだけでなく、リラックス効果やコミュニケーションツールとしての役割もあります。

毛づくろいは猫にとって欠かせない行為であり、猫が毛玉を吐くことは自然なことです。

毛玉を吐かないのは大丈夫?

猫が毛玉を吐かない場合でも、いつも通り元気で食欲があれば、あまり心配はいりません。

毛玉を全く吐かない子や、週に何度も吐く子など、個体差があります。

もしも毛玉を吐かなかったとしても、便と一緒に排泄されているので問題ありません。短毛種の猫は、胃の中に毛が溜まらず、便として排出されていることが多いです。

問題となるのは、普段吐いている子が吐けなくなった場合です。それと同時に、元気や食欲がない、体重が減った、便秘になったといった症状が見られたら、動物病院を受診してください。毛球症の可能性があります。

毛球症の症状

毛球症は、体内に残った毛球が原因となって起こります。基本的に小さな毛球が胃の中にあるだけでは、あまり目立った症状は出ません。毛球が大きくなり、胃の出口を塞いでしまう、胃の粘膜を刺激することで、症状が現れてきます。

では、毛球症の症状にはどのようなものがあるのでしょうか。初期症状と末期症状に分けてみていきます。

初期症状

毛球症の初期症状としては、以下のような症状があります。症状があれば、悪化する前に動物病院で診てもらってください。

  • ・食欲不振
  • ・下痢
  • ・便秘
  • ・吐いても何も出ない
  • ・お腹を触られるのを嫌がる

末期症状

毛球症の症状の食欲不振や嘔吐が長引くと、脱水症状を引き起こします。毛球が腸管に詰まれば、腸閉塞を引き起こし、腸に穴が開けば、腹膜炎を起こして、命の危険があります。

  • ・脱水症状
  • ・腸閉塞
  • ・腹膜炎

毛球症にならない為のお手入れ方法

毛球症は日頃のお手入れで予防することができます。ここでは、お手入れ方法について見ていきます。

こまめなブラッシング

毛球症を予防するためには、こまめにブラッシングをしてむだ毛を取り除くと良いです。

毛球症は、抜け毛を飲み込んだ毛球によって起こります。そのため、ブラッシングで必然的に飲み込む毛の量を減らすことは効果的です。

特に毛の生え変わりの時期や抜け毛の多い長毛種の場合は、念入りにブラッシングするようにしてください。

ブラッシングは、愛猫とのスキンシップにもなります。愛猫の好みのブラシを見つけて、ブラッシングに慣れてもらう工夫をすると良いでしょう。

ストレス対策とスキンケア

抜け毛を多く飲み込んでしまう原因として、過剰なグルーミング(毛づくろい)があげられます。

グルーミングの理由は、ストレスやかゆみなどの皮膚トラブルです。
日頃のストレス対策とスキンケアは、毛球症予防に繋がります。

猫は繊細な動物のため、環境の変化は大きなストレスとなります。愛猫のストレスとなる要因はできるだけ排除しましょう。

一緒に暮らす家族が増える、部屋の模様替えや引っ越しなどがある場合は、猫の様子に注意し、できるだけストレスを減らしてあげられるように配慮してみてください。

皮膚のかゆみやアレルギーの原因として、ノミなどの外部寄生虫の存在があります。ノミやマダニの駆除剤を使用することで、皮膚に起こるトラブルを防ぐと良いです。対策をしても毛づくろいを頻繁にするようなら、獣医師さんに相談してみてください。

毛玉を吐けないときの対策方法

次に、毛玉を吐けないときに行うと良い対策について見ていきます。

毛玉用フードやサプリメントを与える

毛玉を上手く吐けないときには、毛玉用フードやサプリメントを活用がおすすめです。

キャットフードの中には、「ヘアボールケア」「毛玉コントロール」と記載された毛玉用フードがあります。

フードには、食物繊維が多く含まれており、消化機能を高め、排便を促してくれる作用があるため、毛玉ケアに効果的です。

愛猫が今のごはんがお気に入りで変えたくない場合は、食物繊維を配合したサプリメントもあるので、検討してみてください。

猫草を与える

猫草を与えることも、毛玉を吐き出すためには有効な方法です。

猫草を食べることで、胃に溜まった毛玉が吐き出しやすくなります。
猫草の尖った葉先が、胃を刺激するからです。

食物繊維も含まれているため、排便を促す効果も期待できます。

パクパクと食べやすい猫草は、気軽に与えやすいのがメリットです。

まとめ

猫が毛玉を吐く理由は、体内に溜まった毛を吐き出すためです。生理的な作用によるものなので、毛玉を吐く行為自体は問題ありません。

毛玉を吐かない場合も、元気や食欲があれば心配いりません。通常は飲み込んだ毛は、便と一緒に排泄されます。毛玉を吐く頻度には個体差があり、吐いていなくても問題ない場合が多いです。

ただし、毛玉を吐いていた子が吐けなくなった、元気がなくて食欲もないなどといった症状があれば、毛球症の可能性があります。症状が長引くと、死に関わる恐れもあるため、早急に動物病院に連れて行ってください。

愛猫が元気に毎日を過ごせるように、日頃からこまめなケアで毛球症を予防し、対処法を実践していきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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