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しつけ

猫が段ボールを食べてしまう原因と対策方法

2021.12.19 2024.03.06

猫がダンボールで楽しそうに遊ぶ様子を目にすることがありますよね。ですが、遊びの延長で、ダンボールをかじってしまうだけでなく、食べてしまう心配があります。

そこでこの記事では、猫がどうしてダンボールを気に入るのか、その5つの理由とかじってしまう4つの原因、ダンボールをかじる猫への対策方法について解説していきます。愛猫の健康を守るためにも、きちんと対策をしていきましょう。

猫がダンボールを好む理由

ダンボールを好む猫が多いですが、それにはいくつか理由があります。本能的な行動と結びついていることもあるため、飼い主さんもきちんと理解しておくことが大切です。

隠れられる

猫には、狭くて暗い場所を好む習性があります。猫の祖先であるリビアヤマネコは、攻撃せずに待ち伏せて獲物を捕らえる手法で狩りをしていました。

獲物に見つからないように身を潜められる場所や、自らが捕食される危険から安全に身を隠せる場所には、猫は安心感を覚えるのです。

狭くて暗いダンボールは猫が安心できる場所であり、本能や習性に適したアイテムだといえます。

暖かい

砂漠の出身である猫は、暖かい場所が好きです。部屋の中にいても、少しでも暖かく感じられる場所を求める傾向があります。

ダンボールは、空気が入る隙間=層がある構造をしています。そのため、ダンボールには断熱効果があり、中に入ると暖かく感じるのです。

ダンボールの持つ素材の特性が、猫にとって居心地の良い場所を作っているといえます。

爪とぎ

猫の爪とぎは、爪の手入れとして、日常的に見られる行動です。他にも、気分転換やストレスを発散するためにも行います。

ダンボールは猫の爪とぎにぴったりのアイテムです。古くボロボロになったダンボールは、爪とぎに打ってつけで、猫のお気に入りになることも少なくありません。

好奇心

猫は臆病でありながら、好奇心旺盛な一面を持つ子が多いです。特に遊び好きな子は、身の回りの色々なものに興味を示します。

猫は目新しいものや嗅いだことのない匂いに敏感です。新しいダンボールを見れば、愛猫は興味津々で近づいてくるでしょう。ダンボールの匂いを嗅いだり、中に入ったりして、大いに楽しみます。

猫がダンボールをかじる理由

猫はダンボールで遊びながら、かじることがあります。その原因について見ていきましょう。

ストレス発散

猫はダンボールをかじりながら、ストレスを発散させている場合があります。
猫は環境の変化やストレスに弱い動物です。ストレスを感じると、代替行為をして気持ちを落ち着かせようとします。何か気に入らないことがあると、八つ当たりするような行動が見られるかもしれません。

人間でもむしゃくしゃした気持ちを解消しようとして、当たってしまうことはあります。ダンボールをかじっている猫も、同様にストレスを解消しようとしているのです。

狩猟本能

猫がダンボールをかじる原因は、狩猟本能によるものかもしれません。

人間と暮らす現代の家ネコは、食事を与えられるため、狩りをする必要はありません。ですが、狩猟本能や習性は強く残っています。そのため、猫はかじることや引きちぎることを本能的にしたがるのです。

肉食獣である猫の牙は鋭く、丈夫なダンボールも突き抜けます。ダンボールに噛みついたり、かじったりすることは猫の習性であり、本能を満たす行動だと考えられます。

歯の痒み

子猫がダンボールをかじっている場合は、歯がムズ痒いことが原因かもしれません。

乳歯が生えはじめから永久歯に生え変わるまでの生後2~5か月くらいは、歯が痒くてムズムズしてしまうもの。ムズ痒さを解消しようと、何かに噛みつきたくなるのです。

ダンボールの素材は、程よい噛み応えがあって、猫はちょうど良いと感じているのかもしれません。

飼い主の気を引く

愛猫は飼い主さんの前で気を引こうと、ダンボールをかじることがあります。

ダンボールをかじっていると、飼い主さんは止めさせようと愛猫を叱るはずです。普段構ってもらえていないと、「叱られる=自分に注意を向けてくれる」という気持ちによる行動かもしれません。

ストレスの一種からくる行動でもあり、飼い主さんとのコミュニケーション不足を感じていることが考えられます。積極的に愛猫と関わる時間を作るようにしましょう。

猫がダンボールをかじるのは大丈夫?

ダンボールをかじることで、誤飲誤食してしまうことが少なくありません。食べ物以外のものを食べてしまう「異食病」の可能性が高いです。食べてしまう対象は、ダンボール以外にも、ウールや布製品、ビニール袋、紙などが見られます。

分離不安が原因のこともあるため、心のケアが必要な場合もあります。

猫がダンボールを食べてしまうと、体調不良を起こすことがあります。次のような症状が見られたら、獣医師さんに診てもらいましょう。

食欲不振

異物を大きな塊で食べてしまうと、胃や腸で詰まってしまい、食欲不振の症状が見られることがあります。詰まった状態を放置しておくと、症状が悪化して、腸閉塞などを引き起こすこともあります。症状がないこともありますが、異変を感じたら、動物病院で診察してもらってください。

嘔吐

体に必要のないものを摂取すれば、体外へ排出しようするものです。食べたものを出せれば良いのですが、体の中に残り、胃の中でも消化されないこともあります。何度も嘔吐する、嘔吐しようとしても嘔吐物が出ない場合は、早急に動物病院へ行きましょう。

下痢

食べたものが消化されず、消化不良を起こして、下痢になることもあります。下痢は健康上良くないため、獣医師さんに相談してみましょう。

ダンボールをかじる場合の対策方法

愛猫がダンボールをかじる場合は、対策をすることが必要です。どのような対策をすれば良いのか、具体的に見ていきます。

ダンボールを置かない

最も手っ取り早い方法は、部屋にダンボールがない状態にすることです。

荷物が家に届いたら、ダンボールはすぐに折りたたんで、愛猫が入れない場所に置き、ゴミの日まで保管しておくと良いです。愛猫の目にダンボールが触れることがなく、かじる心配がないため、飼い主さんも安心です。

ガムテープで補強する

ダンボールはかじって欲しくないけれど、ダンボールハウスにしたり、爪とぎをしたり、遊びはさせてあげたいと考える飼い主さんもいます。

その場合は、ダンボールのへりや蓋の部分をガムテープで補強してみてください。猫がかじっても、簡単にかじり取ることができないよう工夫しましょう。

ガムテープは、丈夫な布製のものを使うのがおすすめです。

硬いダンボールを与える

強度が弱く、柔らかいものはかじり取りやすいため、危険です。

しっかりした硬さのあるダンボールを選んだ上で、さらに補強しておくと良いでしょう。

噛んでも良いおもちゃを与える

愛猫にダンボールには触れさせず、噛んでも良いおもちゃを与えるのも有効です。
ダンボールをかじる猫は、ストレスを発散していたり、本能を満たす目的もあります。

ダンボールの代わりに噛むことができるアイテムを与えて、発散させましょう。またキャットタワーを設置するなど、体を存分に動かせる環境を作ることも効果的です。

まとめ

猫は元々持っている本能や習性によって、ダンボールを好むものです。猫にとって、ダンボールは、暖かくて安心できる場であり、好奇心を満たすアイテムでもあります。

ダンボールは猫にとって、良い遊び場でもあります。ですが、かじって食べてしまうことは体への影響も少なくありません。かじっている様子が見られたら、早めに対処することが大切です。原因を探って、適切に対策することで、愛猫が安全に暮らせる環境を作っていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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