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しつけ

リードの引っ張り癖の治し方について紹介します

2022.05.26 2024.03.08

散歩中に愛犬がリードを引っ張ってしまう癖に困っている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?リードの引っ張り癖は思わぬトラブルに繋がってしまうこともあるので、リードを引っ張る理由や引っ張り癖の治し方を知っておくことが大切です。

この記事では、愛犬のリードの引っ張ってしまう理由とやめさせる方法について、解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

リードを引っ張ってしまう理由

なぜ愛犬はリードを引っ張ってしまうのでしょうか。その理由について、見ていきます。

好奇心旺盛な性格

愛犬がリードを引っ張る理由として考えられるのが、好奇心旺盛な性格です。

特に初めて通る道やいつもと違う道を通るときは、引っ張りやすくなる傾向があります。散歩の道中に何があるのか、愛犬の期待する気持ちが強く表れているといえるでしょう。

リードを引っ張られることで苦しくなる

愛犬は飼い主さんにリードを引っ張られると、余計に引っ張り返そうします。

この場合は、愛犬との距離が離れすぎないように、リードは短めに持つようにしてください。

長さが変わる伸縮リードは、コントロールが効きにくいです。リードの長さは、飼い主さんが手を下した状態で、軽く緩む程度が目安となります。

引っ張り癖を許していると治らない

愛犬が引っ張る方へ飼い主さんがついてくると、引っ張り癖は治りません。

愛犬が自分の行きたい方へ飼い主さんを誘導しなくてはと、勘違いをしたり、飼い主さんは自分の思い通りに動いてくれると誤って学習してしまったりします。

一度学習してしまうと正すのが難しくなるため、注意が必要です。

飼い主さんとの距離が遠い

飼い主さんとの距離が遠いと、愛犬は自由に動いていいと思い違いをしてしまいます。
リードが長いと、飼い主さんの気配を近くに感じられません。

そのため、長めのリードを使っている場合は、手に巻き付けるなどして程よい長さに調節してください。散歩をする際は、愛犬との距離は1メートルくらいに保ちましょう。

興奮状態

引っ張り癖は、愛犬が興奮していると出やすいです。

散歩に行くのが楽しくて仕方がないのかもしれません。散歩に慣れないうちは、周りの環境や刺激により、前のめりで引っ張っていこうとします。

愛犬の興奮が落ち着くまで少し待ち、慌てず冷静に対応しましょう。

リードを引っ張ることの危険性

愛犬がリードを引っ張っている場合、様々な危険があるので、注意が必要です。

首に負担がかかる

愛犬がリードを強く引っ張るほど、首には大きな負担とストレスがかかります。喉を締め付けてしまい、咳込んだり、吐いたりしてしまうことも。さらに、首から下の脊髄や首の神経にかかる負荷により、シニア期に呼吸器の疾患やヘルニアなどを発症するリスクが高くなります。

トレーニングは、ハーネスよりも首輪の方が効果的だとされています。ですが、散歩で引っ張ることで首に負担がかかっている場合は、ハーネスを選んだ方が良いでしょう。

飼い主さんとの関係性の問題

リードを思うままに愛犬が引っ張っている状態では、飼い主さんとの間に主従関係が成り立ちません。

犬が主導権を握っている状態になってしまい、日常的なしつけが上手くいかなくなるかもしれません。主従関係が逆転してしまうと、引っ張り癖を治すためには、時間と根気が必要になります。

飼い主さんがリーダーであることを理解させて、飼い主さんが愛犬に主導権を渡さないことが大切です。

興奮しやすくなる

愛犬のリードを引っ張るほど、興奮しやすくなるので、注意が必要です。

引っ張り癖は、興奮しやすい子に多く見られます。引っ張ることでより興奮し、さらに興奮することで余計に引っ張るという悪循環が生まれてしまいます。

愛犬の興奮が収まるまで、少し待ってから散歩に出るようにしてみてください。散歩をする際も、できるだけ愛犬にとって刺激の少ない散歩ルートを通るようにしましょう。

引っ張りをやめさせる方法

リードを引っ張る犬は、自分に主導権があると思い違いをしている可能性があります。愛犬のやりたいように引っ張る散歩を続けていている場合は、散歩の仕方を見直す必要があります。必ず飼い主さんが散歩を主導するようにしましょう。

愛犬が引っ張るときは、飼い主さんは止まってそのまま動かないでください。引っ張っても飼い主さがついて来なければ、自然と引っ張らなくなります。

さらに、引っ張られている方向と逆の方向へ向くのも有効です。あえて犬の行きたい方へ行かないようにします。愛犬を見たり、声をかけたりしないのがポイントです。

愛犬は自分が行きたい方へ行けないため、戸惑うかもしれません。同時に、禁止する言葉をかけて、制止しても良いです。愛犬が引っ張るのを止めて、飼い主さんの方を見るアイコンタクトができたら、褒めてご褒美を与えます。

初めは前に進むことができなくても、粘り強く、愛犬と向き合うことで、少しずつ改善してくるはずです。飼い主さんと一緒に歩けたら、アイコンタクトや誉め言葉を伝えてください。

焦らずに繰り返しトレーニングすることで、次第に落ち着いて飼い主さんと散歩ができるようになるでしょう。

まとめ

愛犬がリードを引っ張る癖は、愛犬の性格や愛犬に対する飼い主さんの対応などが原因として考えられます。

飼い主さんがきちんと主導権を握っているか、愛犬の様子は落ち着いているか、必要以上にリードを引っ張ってはいないか、観察してみてください。

リードの引っ張り癖による愛犬の首への負担も心配です。また、飼い主さんがリードを引っ張ることを許してしまえば、主従関係が成り立たなくなり、治すのが難しくなります。

愛犬との散歩が安全で楽しい時間になるように、愛犬と向き合いながら治していきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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