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しつけ

猫の嫌いな音でしつけはできる?音を使ったしつけの仕方を紹介

2022.11.16 2024.03.12

猫はしつけにくい動物だとされていますが、最低限のしつけを行う必要があります。そこで効果的なのが、猫の優れた聴覚を利用した、音でしつける方法です。

この記事では、猫の嫌いな音にはどのようなものがあるのか、音を使ったしつけの仕方ついて解説していきます。

猫の嫌いな音とは?

猫の嫌いな音とは、過去に嫌な思いをしたときに聞いた音であることが多いです。過去の記憶に結び付けていることが多く、嫌な事柄と嫌な音をセットで覚えています。

聴力が優れている猫は、音に敏感な動物です。元々持ち合わせている「本能」と過去の出来事からの「経験」により、音の好き嫌いの感情を判断するとされています。

狩猟動物であった猫は、本能的に獲物を連想する小動物が動く音を好みます。また、どんな動物でも同じですが、身に危険を及ぼす音、得体の知れない大きな音に対しては、不安を感じて逃げようとします。

では、猫は具体的にどのような音を嫌うのでしょうか。

男性の発する低い声

猫が嫌う代表的な音は、男性特有の低い声です。猫は、子猫の出す高音域の音を好みます。奥さんが叱っても無反応な猫が、ご主人が叱ると大人しくなるケースも少なくありません。猫の噛み癖や引っ掻き癖などの問題行動を直したいときは、男性の低い声で、「ダメ!」と短く叱るのが有効です。

ドライヤーや掃除機の音

猫は繊細な動物なので、ドライヤーや掃除機などの大きな音を嫌います。猫は聴覚が非常に優れており、人間には聞こえない高音域の周波数まで感じ取るため、不快感を抱くのです。被毛を乾かすときのドライヤーの音が苦手で、シャンプーを嫌う子も少なくありません。また、掃除する度にパニックに陥ってしまう場合もあります。

金属がすれるような甲高い音

金属がすれるような甲高い音は、猫だけでなく、人間でも苦手な方が多いでしょう。金属製の食器をカンカン打つ音、クシャッとアルミホイルを丸める音、鍵同士がチャリチャリと重なり合うときの音などは、不快な音です。10歳以上の猫に聞かせると、てんかん発作を起こしてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

鈴の音

首輪に鈴をぶら下げて歩いている猫を思い浮かべる方もいるかもしれません。ですが、実際は猫にとって、耳の側でずっと鈴の音が鳴っている状態は、ストレスの原因になります。猫はネズミの微かな動きをキャッチするほど、猫の聴覚は繊細です。すぐに居場所が分かる便利な道具ですが、飼い猫に鈴をつけるのは止めましょう。

スプレー缶の音

猫はスプレー缶の音を聞くと、身の危険を察知します。その理由は、シューという空気音が、天敵であるヘビの威嚇音に似ているためです。ペットとして飼われている猫にも、野生のDNAが残っていて、その音を耳にすると、自然に身を守ろうとします。

雷や花火の音

猫は雷や花火等の大きな音を聞くと、嫌がることがあります。その場合は、猫がそれらの音に慣れていないのかもしれません。その他にも、飼い主さんの花火に対する歓声、雷を怖がる様子を見て、不安を感じることもあります。

くしゃみの音

人間のくしゃみの音にも、いろいろありますが、大きな破裂音のようなくしゃみを近くでされると、猫はびっくりしてしまいます。何の前触れもなく突如されたくしゃみの音に、警戒して、逃げ出すこともあるでしょう。くしゃみをするときは、手で口を覆う、タオルで抑えるなど、少しでも音を小さくしてあげてください。

手をたたく音

猫は、手をたたく音にも敏感に反応します。たとえば、猫が何か悪さをしようとしているときに、そばで手をたたくと、注意を向けることができます。ただし、猫の恐怖心が、手をたたいた飼い主さんに向けられてしまうため、あまりおすすめできません。

猫に音を使ったしつけはできる?

嫌いな音を利用して、猫をしつけることはできます。猫の聴覚はセンサーのようなものです。それらを活用することで、上手にしつけていきましょう。ここでは、猫に行うしつけの意味や効果、具体的なしつけ方について見ていきます。

猫にしつけは必要

猫にも最低限のしつけは必要です。全くしつけをしていないと、問題行動を起こしたり、外へ逃げ出してしまったりする恐れがあります。ですが、猫のしつけは犬のような忍耐強さがないため、上手くいかないケースが多いです。猫のしつけは、基本的にいたずらを防止するためではなく、猫の身の安全を守るためのものです。

猫に音を使ったしつけは効果がある

猫に対して、スパルタのような厳しいしつけを行うと、嫌がって逃げてしまいます。そこで効果的なのが、猫の音に対する敏感さを利用した方法です。重要なことは、特定のことを行ったときのみ、嫌がる音を出すことです。

猫に音を使ったしつけの仕方

では、猫に音を使ってしつける場合、どのように行えば良いのでしょうか。

アプリや動画などで音を出す

アプリや動画などには、猫の嫌いな音である超音波「モスキート音」を発するものがあります。猫忌避の機器としても人気で、猫を危険な場所に近づけたくないとき、野良猫の侵入や被害を防ぎたいときに有効なので、活用してみてください。

現行犯のみ効果的

基本的にしつけはいたずらの現行犯でないと、効果がありません。たとえば、いたずらをしたとしても、あとでその場に連れ戻して、嫌な音を聞かせても無意味です。猫はなぜ嫌な音が鳴ったのか、原因と結果を理解できません。猫に悪いことをしたと自覚させるためにも、わざといたずらしやすい状況を作り、嫌な音を聞かせる方が効果的です。

飼い主が音を出していると悟られないようにする

音を使って猫をしつける場合は、飼い主さんが音の発信源であることを悟られないようにしましょう。飼い主さんが音を出しているのだと気づくと、飼い主さんのことも嫌いになってしまう可能性があります。猫に音を聞かせるときは、猫の死角から出すようにしましょう。

同じ音で猫を慣れさせない

はじめは効果があったとしても、同じ音を聞かせ続ければ、音の刺激に慣れてしまい、効果が薄れてしまいます。そのため、猫が嫌がる音をひとつではなく、いくつかのパターンを用意し、適宜変えて出すようにするのがおすすめです。

まとめ

猫を音でしつけることは可能ですが、犬と比べて、猫をしつけることは難しいです。ですが、猫の聴覚は鋭いため、その特性を利用してしつけに応用することができます。

猫を音でしつける際は、やってはいけないことを注意するときに限り、嫌いな音を聞かせましょう。このとき、やり過ぎは禁物です。音に慣れてしまえば、思うような効果が得られなくなってしまいます。

また、生活音の中でも猫が嫌がる音はいくつかあり、何気なく過ごしていても、少しずつストレスを溜めている可能性があります。猫の日常の中で、どのような音を好み、嫌がるのかを観察してみましょう。普段はできるだけ穏やかに過ごせる環境を整えてあげることで、音によるしつけの効果も上がるでしょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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