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犬にも反抗期はある?言うことを聞かない犬への対応はどうすべき?
最近愛犬が名前を呼んでもおいでといっても自分のもとに来ない、散歩中に好き勝手なところに行こうとする、なんてことはありませんか?なんだか人間でいうところの反抗期のようですが、言うことを聞かないからといって強い口調で叱ってしまうと、問題行動がエスカレートしてしまうことがあります。
では反抗的な愛犬に対して飼い主さんはどう対応するべきなのでしょうか?
もくじ
犬にも反抗期はあるの?
犬は生後6か月~1歳ころに自我が芽生え始めます。この頃になると、飼い主さんを試すような行動をとってみたり、反抗的になったりします。この時期を反抗期やイヤイヤ期と呼ぶことがあります。
反抗期は性格的な部分が大きく関わっているため、すべての犬がなるわけではありません。同じ犬種であっても反抗期になる子とならない子がいます。
また、反抗期というとある程度の年齢になれば自然に落ち着くのかな?と思う方もいるかもしれませんが、犬の場合は飼い主さんが正しく対処しないと長引くことがあります。
反抗期になるとみられる行動
吠える、うなる、噛む
よく見られる行動としては、吠える、うなる、噛むなどがあります。散歩に行きたい、ご飯が欲しいといった要求を通すために吠えたり、飼い主がお手入れをしようとしたらうなったり噛みついてきたりします。
フードを食べなくなる
以前まで食べていたフードには手をつけず、嗜好性の高いおやつなど別のものを欲しがるようになります。
今までできていたことをやらなくなる
オスワリ、オテなどすでに覚えていて、できるはずのことを急にやらなくなります。
また、名前を呼んでもあえて反応しないような素振りを見せます。
言うことを聞かないときの対応
無視をする
犬が吠えたりうなったりしてきても、特にリアクションせず、無視をしてみましょう。こちらが反応したり、ひるんで要求に従ったりしてしまうと、さらにエスカレートする可能性があります。大切なのは「こういう態度をとってもむだ」だということを認識してもらうことです。相手にされないとわかれば自然にやめていきます。
食事はすぐに片づける
フードを食べなくなった場合は、少し様子を見てすぐに片づけてしまいましょう。その後におやつをあげたりすることもしないでください。
飼い主が出したタイミングで食べなければ、食事がもらえないと学習させることで、しっかり食事を摂るようになります。
トレーニングし直す
今までできていたことができなくなったら、もう一度トレーニングをし直すような形で接してあげましょう。反抗している真っ最中は再トレーニングが難しいと思いますので、愛犬の機嫌が良いときをねらってトレーニングをしてみましょう。
反抗する原因が病気やストレスの可能性も
緩やかに変化するのではなく、急に態度が変化した場合は、病気を発症していたり、体のどこかに痛み伴っていたりする可能性があります。突然攻撃的になったという場合は痛みや不快感が原因かもしれないので、おかしいなと感じたら一度近くの動物病院を受診することをおすすめします。
他にも、愛情不足や運動不足といったストレスが原因で反抗的な態度をとることがあります。その場合は愛犬ではなく飼い主さんの責任となりますので、散歩時間は足りているか、最近一緒に遊ぶ時間が取れているかなど普段の生活を見直すようにしましょう。
まとめ
ご飯を食べない、言うことを聞かない、噛んだりうなったりするなど問題行動が続くと、まいってしまう飼い主さんも多いと思いますが、決して感情的になったり、愛犬をたたいたりしてはいけません。いわゆる反抗期のような時期に突入したら、毅然とした態度で接することを心がけてください。特に賢い子ほどあの手この手で自分の要求を通そうとしてきますので、愛犬との根競べと思い、負けずに対応しましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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