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ビションフリーゼの毛色や人気のカットスタイル!さらにお手入れ方法やトリミングの相場などについて紹介します

2019.02.07 2025.06.25

ビションフリーゼというと、思わず触りたくなるようなフワフワな白い毛が特徴的ですが、白以外の毛色はあるのでしょうか。

また、美しい被毛を保つためにはどのようなお手入れが必要なのでしょうか。
今回はビションフリーゼの毛色とお手入れ方法について紹介します。

ビションフリーゼはホワイトのみ

ビションフリーゼの毛色はホワイトのみ認められています。

子犬の頃は足の先に茶色の差し毛が入ることがありますが、成長するにしたがって白に変わっていきます。
ブラックやブラウンの子も見たことあるような…と思っている方もいるかもしれませんが、もしかしたらそれは、ビションフリーゼと見た目が良く似たプードルかもしれません。

ちなみにプードルはカラーバリエーションが豊富です。

ビションフリーゼの被毛について

ビションフリーゼの被毛はダブルコートと呼ばれています。

ダブルコートは、柔らかくて保温効果のあるアンダーコートと皮膚を守る効果のあるオーバーコートの二重構造になっています。

このうち、アンダーコートは季節の変わり目に生え変わります。

春・秋は換毛期と呼ばれ、温度変化に対応できるよう、冬用の毛から夏用の毛へ、または夏用の毛から冬用の毛へと変わります。

そのためダブルコートの犬種は抜け毛が多い傾向にあるのですが、ビションフリーゼはダブルコートの犬種の中でも比較的抜け毛は少ないと言われています。

ただ、注意すべき点として、ビションフリーゼのアンダーコートはボリュームがあり、オーバーコートはカールしています。

そのため非常に絡まりやすく、すぐに毛玉ができてしまうので、お手入れには少々手がかかります。

ビションフリーゼの抜け毛対策とブラッシング方法

ビションフリーゼはふわふわの毛が特徴の犬種ですが、被毛を美しく保つには日々のお手入れが欠かせません。

抜け毛を減らし、皮膚や毛の健康を守るためのケア方法を紹介します。

ビションフリーゼの抜け毛の特徴

ビションフリーゼはダブルコートが特徴ですが、他のダブルコードの犬種に比べると抜け毛の量は少なめです。

しかし、毛が伸び続ける性質があるため、放っておくと毛玉ができやすく、通気性が悪くなって皮膚トラブルの原因になることもあります。

毎日のケアによって毛並みを整え、皮膚の状態を良好に保つことができます。

とくに湿気が多い季節や換毛期には、毛のからまりや蒸れに注意が必要です。

抜け毛対策のポイント

ビションフリーゼの被毛はカールしていて絡まりやすいため、抜け毛自体は少なくても、毛玉の予防と通気性の確保が抜け毛対策につながります。

こまめなブラッシングは、毛のもつれを防ぎ、皮膚の健康を守るうえでも大切です。

また、毎日の食事の内容も毛の健康に大きく影響します。

良質なたんぱく質や、オメガ3脂肪酸を含む栄養バランスの良いごはんを与えることで、艶のある健康的な被毛を育てやすくなります。

ブラッシングの方法

ビションフリーゼのブラッシングには、ピンブラシとスリッカーブラシの両方を使うと効果的です。

まずはピンブラシで毛のもつれをやさしくほどき、そのあとにスリッカーブラシで毛並みを整えると、ふんわりとした仕上がりになります。

特に耳の裏側やわきの下、お腹まわりは毛が絡まりやすいので、丁寧にとかすようにしましょう。

力を入れすぎると皮膚を傷めてしまうことがあるため、やさしく行うことがポイントです。

ブラッシングの頻度

ビションフリーゼのブラッシングは毎日行うのが理想です。

1日1回〜2回、短時間でもいいので習慣にすることで、毛玉や汚れの予防につながります。

定期的にトリミングに通うことも必要ですが、日常のケアで状態を保っておくと、トリミング時の負担も軽減されます。


シャンプーの頻度とおすすめの洗い方

ビションフリーゼのふわふわとした美しい被毛を清潔に保ち、皮膚の健康を守るためには、適切な頻度でシャンプーを行うことが大切です。

ここでは、どのくらいの頻度で洗うのが理想か、また実践しやすい洗い方のポイントをご紹介します。

シャンプーの頻度

ビションフリーゼのシャンプーは、1か月に1回〜2回程度を目安に行うのが一般的です。

被毛が汚れていない場合は、過度に洗いすぎると皮膚のバリア機能が低下し、乾燥やかゆみの原因になることがあるため注意しましょう。

ただし、雨の日の散歩や外で泥汚れがついたときなどは、部分的に濡れたタオルで拭き取るだけでも十分です。

全身のシャンプーが必要かどうかは、被毛の状態を見ながら調整すると良いでしょう。

シャンプーの選び方

ビションフリーゼの皮膚は繊細で刺激に弱いため、低刺激タイプの犬用シャンプーを選ぶことが重要です。

特に保湿成分が含まれているシャンプーや、敏感肌用の製品がおすすめです。

また、シャンプー後にコンディショナーを併用することで、乾燥から被毛と皮膚を守り、ふんわりとした質感を保ちやすくなります。

香料が強すぎない、ナチュラルな成分のものを選ぶと安心です。

おすすめの洗い方

シャンプーを始める前には、まずブラッシングをして毛のもつれや抜け毛を取り除いておきましょう。

もつれた状態で濡らすと毛玉になりやすいため、事前のケアが大切です。

シャワーの温度はぬるま湯(約37℃前後)に設定し、やさしい水圧で体全体を濡らします。

顔まわりは特に敏感なので、濡らした手やタオルを使って丁寧に濡らすと犬もリラックスしやすくなります。

シャンプーは手のひらで泡立ててから使い、背中〜お腹〜足先の順にやさしくマッサージするように洗いましょう。

泡が残りやすい耳の付け根や足の付け根は、しっかりすすぐことが大切です。

すすぎ残しは皮膚トラブルの原因になるため、丁寧に洗い流しましょう。

シャンプー後の乾かし方

洗い終わったら、吸水性の良いタオルで全身をしっかりと拭き取り、その後はドライヤーで乾かします。

風量は中〜弱め、温度は低めに設定し、被毛の流れに沿って乾かすのがコツです。

ビションフリーゼは毛量が多く、毛の根元まできちんと乾かすことが重要です。

生乾きのまま放置すると、皮膚の蒸れやトラブルにつながることがあります。


トリミングの必要性と費用

ビションフリーゼは、ふわふわとした巻き毛が特徴のダブルコート犬種です。

さらに、他の犬種に比べて毛が伸びるスピードが早いため、定期的なトリミングが欠かせません。

ここでは、トリミングの必要性や頻度、費用の目安について詳しくご紹介します。

ビションフリーゼにトリミングは必要?

ビションフリーゼの被毛は、やわらかい下毛(アンダーコート)と、カールした上毛(トップコート)の二層構造で、毛が絶えず伸び続ける性質を持っています。

このため、他の多くの犬種よりも早いペースで毛が伸びやすく、毛玉やもつれができやすいのが特徴です。

特に目のまわりや足裏、耳の内側、尻尾などは汚れやすく、毛が伸びすぎると視界を遮ったり、足元が滑りやすくなってケガのリスクも高まります。

暑い季節には毛量を軽く調整することで、熱がこもるのを防ぎ、皮膚のトラブルも予防しやすくなります。

トリミングの頻度

ビションフリーゼのトリミングは、3週間〜1か月に1回程度を目安に行うのが理想です。

毛の伸びが早く、もつれやすい体質であることから、他の犬種に比べてこまめなお手入れが必要になります。

足裏や目のまわりなど、汚れやすい部分は2週間〜3週間ごとに部分カットを行うと、清潔な状態を保ちやすくなります。

定期的なブラッシングを併用することで、トリミング時の毛玉処理の負担も軽減されます。

トリミングの費用

ビションフリーゼのトリミング費用は施術内容や店舗によって異なりますが、以下が一般的な目安です。

  • 足裏カットのみ:1,000円〜2,000円程度
  • 部分カット(顔・耳・尻尾など):2,000円〜4,000円程度
  • シャンプー+全身カット:6,000円〜10,000円程度

このほか、爪切り・耳掃除・肛門腺しぼりなどの基本ケアがセットになっていることもあります。

予約前に内容や料金を確認しておくと安心です。

毛量が多く毛が伸びやすいため、カットのスタイルやもつれ具合によって時間や料金が追加されるケースもあります。

トリミングをするときの注意点

ビションフリーゼは穏やかで人懐っこい反面、環境の変化や長時間の施術にストレスを感じやすいことがあります。

初めてのトリミングや慣れていないサロンでは、短時間の施術から始めて慣らしていくのがおすすめです。

また、毛がもつれた状態だと施術に時間がかかり、犬に負担がかかるため、事前のブラッシングを習慣にしておくことが大切です。

代表的なカットスタイル

まんまるカット

耳と頭をつなげて丸くカットする方法で、まるでアフロヘアーのようです。クリっとした目が強調されてなんとも可愛らしい姿になります。

マッシュルームカット

トップのフワフワな毛はそのまま活かし、口周りは短くすることでマッシュルームのカサのような形にカットする方法です。

テディベアカット

プードルのカット方法としても人気なテディベアカットは耳と顔の毛をそれぞれわけて丸くカットする方法です。顔はスッキリさせ、耳にボリュームを持たせることでくまのぬいぐるみのような仕上がりになります。

まとめ

ビションフリーゼは白くふわふわな被毛が魅力の小型犬で、毛色はホワイトのみ。抜け毛は少ないものの、毛が伸び続け絡まりやすいため、毎日のブラッシングと月1~2回のシャンプー、月1回のトリミングが必要です。

ピンブラシとスリッカーブラシの併用で毛玉予防を行い、シャンプー後はドライヤーで根元までしっかり乾かすことが重要。

代表的なカットにはまんまるカット、テディベアカットなどがあり、見た目の可愛さも楽しめます。

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この記事の監修者

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