ボーダーコリーの寿命はどのくらい?気を付けたい病気について紹介します
販売中のボーダーコリー
ボーダーコリーの平均寿命
ボーダーコリーの平均寿命は10~17歳とされています。
犬は体が大きいほど寿命が短くなる傾向にあり、中型犬の平均寿命は11~15歳と言われています。ボーダーコリーは中型犬ですので、中型犬にしては長生きな犬種ということが分かりますね。
平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、中型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。
犬の年齢 | 人に例えた年齢 |
---|---|
1歳 | 12歳 |
2歳 | 19歳 |
3歳 | 26歳 |
4歳 | 33歳 |
5歳 | 40歳 |
6歳 | 47歳 |
7歳 | 54歳 |
8歳 | 61歳 |
9歳 | 68歳 |
10歳 | 75歳 |
11歳 | 82歳 |
12歳 | 89歳 |
13歳 | 96歳 |
14歳 | 103歳 |
15歳 | 110歳 |
16歳 | 117歳 |
17歳 | 124歳 |
18歳 | 131歳 |
19歳 | 138歳 |
ボーダーコリーの最高齢は?
ボーダーコリーの最高齢は27歳です。イギリスのBramblというボーダーコリーが27年211日まで生き、ギネス記録に認定されています。
近年は獣医療が進歩したり、犬の健康に配慮したフードも多く開発されていますので、ボーダーコリーのなかには17歳以上長生きをする子もいます。
飼い主さんが愛犬の健康管理に気を遣ってあげれば、ボーダーコリーは平均寿命以上に長生きしてくれることでしょう。
毛色による寿命の違い
ボーダーコリーといえばブラック&ホワイトの毛色が主流ですが、他にも明るめのレッドや茶色系、トライカラー、ブルーマールなど豊富な毛色が認められています。
このうちブルーマールは薄いねずみ色をベースに、濃い斑点が散りばめられたような見た目をした珍しい毛色です。ブルーマールは人気な毛色なのですが、「マール因子」と呼ばれる遺伝子をもつため、他の毛色に比べて遺伝的な疾患が発症するリスクが高くなります。
そのため、ブルーマールのボーダーコリーをお迎えする方は特に健康管理に気をつける必要があります。
関連記事:ボーダーコリーの毛色の種類は?茶色やブルーマールなど色・模様について
気を付けたい病気
股関節形成不全
股関節形成不全は関節部分が異常になる病気です。成長スピードが速くて急激に体重が増える中型犬、大型犬がかかりやすいと言われています。普段からボーダーコリーの様子をよく観察して、運動を嫌がる、歩き方がおかしいなどの症状がみられたら股関節形成不全を疑い、動物病院を受診してください。
重症化を防ぐためには、安静にさせることが大切です。
コリー眼異常(CEA)
コリー眼異常は遺伝的な疾患で、ボーダーコリーやシェットランド・シープドッグ、オーストラリアン・シェパードのようなコリー系が発症しやすい病気です。
軽度の場合は症状がほとんどないため気付きにくいのですが、重度になると失明に至ることもあります。残念ながら、遺伝的な疾患なため有効な予防法はありません。
コリー眼異常と診断されたら、愛犬が少しでも安心してのびのびと過ごせるように配慮することが大切です。
糖尿病
糖尿病とはインスリンの作用不足が原因で発症する病気です。
最悪の場合は死に至る怖い病気ですので、多飲多尿や体重減少、下痢、嘔吐などの症状がみられたら注意が必要です。
健康な食事管理や適度な運動が糖尿病の予防になります。ボーダーコリーは活発でたくさん運動させる必要がありますので、毎日十分な散歩時間を確保してあげましょう。
長生きの秘訣
ストレスを溜めさせない
過度なストレスは健康に害を及ぼすため、愛犬に極力ストレスを与えないことが大切です。
ボーダーコリーは非常に活発で運動量が多い犬種ですので、運動不足になるとストレスが溜まってしまいます。朝夕1時間の散歩時間を確保し、十分に運動させてストレス発散させてあげるようにしましょう。
適正体重を保つ
肥満は様々な病気の原因になりますので、長生きしてもらうにはボーダーコリーの適正体重を保つことが大切です。
子犬期や成犬期、老犬期で与えるフードの種類や量、与え方を変え、食事管理を徹底しましょう。また、肥満にならないためには十分に運動させてあげることも欠かせません。
愛犬が肥満かどうかチェックしたい場合には、動物病院を受診した際に獣医師にアドバイスしてもらうと良いでしょう。獣医師に相談すれば、愛犬に適した体重や、食事管理の方法なども教えてくれますよ。
健康診断を受ける
愛犬に長生きしてもらうためには、病気の早期発見・早期治療が第一です。
普段愛犬と一緒にいる飼い主さんでも気付けない病気はたくさんありますので、定期的に健康診断を受けて愛犬の健康状態をチェックしましょう。
最低でも1年に1回は健康診断を受けるようにしてくださいね。
老犬になったら
老犬になったら病気にかかりやすくなりますので、様子がおかしい場合はすぐに動物病院へ連れていくことが大切です。愛犬の些細な変化にも気付けるよう、飼い主さんは日頃から愛犬とスキンシップをとったりお手入れをするなかで、愛犬の状態をよく観察しましょう。
特に、多飲多尿や息切れ、歩き方がおかしい、などの症状がみられたら要注意です。
お世話については、成犬期以上に食事管理と運動が重要となります。
老犬期に入ったら運動量が減るため、シニア用のフードに変えるようにします。
散歩は老犬になると嫌がる子も多いのですが、散歩は気分転換やストレス発散になるので、なるべく外に連れていってあげましょう。
普段からチェックしておきたいポイント
耳
飼い主さんは定期的にコットンで耳のケアをする必要があります。
その際に、「耳垢や臭い」、「耳を痒がる」、「炎症を起こしている」などの異常がないか確認しましょう。
耳の病気には外耳炎や中耳炎、耳血腫などがありますので、症状が酷い場合には動物病院に相談してくださいね。
目
目やにや涙が出ている場合には、優しく拭って涙やけを予防します。
健康な目は輝いているため、黒目の濁りや充血、涙が溢れていないかどうかをチェックしましょう。
口
口臭や歯石、歯茎の腫れなどをチェックします。
清潔な状態を保つために、食後は歯垢を取ってあげたり、デンタルケアできるおやつを与えたりすると良いでしょう。歯石がある場合には、動物病院で取り除いてもらうようにしてくださいね。
皮膚
ブラッシングやシャンプーなどの被毛ケアをするなかで、ノミやダニがいないか、傷や炎症がないか、フケはないか等を確認しましょう。
犬種にもよりますが、健康な皮膚の状態は白やピンク、黒色をしています。また、被毛は艶がありフサフサな状態が理想です。
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まとめ
賢くて知的好奇心が旺盛、運動能力も高いボーダーコリーは非常に飼いやすく、根強い人気があります。自ら状況判断して行動することもできるため、ボーダーコリーは家族のような存在になってくれますよ。
中型犬にしては10~17歳と寿命が長いのも魅力ですね。飼い主さんがしっかりと健康管理してあげたら寿命以上に長生きしてくれることでしょう。
犬の家&猫の里 編集部
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