子犬・子猫とのライフステージを全面的にサポートするお店です。

犬図鑑

ミニチュアダックスフンドの老化!平均寿命や気をつけたい病気、長生きのコツを解説

2023.09.04 2024.04.02

とても大切な存在である愛犬ですが、愛犬も人間と同じように年を重ね、老化していきます。特に長くて特徴的な体型をしているミニチュアダックスフンドには、この犬種だからこそ気をつけたい病気などがあります。この記事では、ミニチュアダックスフンドの平均寿命、老化によって現れる症状、そしてその過程で注意すべき病気について解説します。

平均寿命は?

ミニチュアダックスフンドの平均寿命は、12年から15年とされています。

この犬種は非常に丈夫で、適切なケアを受けることでさらに長生きすることも期待できます。寿命には個体差があり、ある犬は推定以上の長さの命を全うする一方で、別の犬はそれより短いこともあります。

環境と寿命の関連

寿命に大きく影響するのは生活環境です。都市部や田舎、室内飼いや外飼いなど、ミニチュアダックスフンドの生活環境は多岐にわたります。喫煙や騒音、極端な温度変化、接触する有害物質の少ない、安心して過ごせる環境を提供することで、犬のストレスを減少させることができます。また、適切な運動の機会、高品質な食事、清潔な居住空間はすべて犬の健康をサポートし、寿命を延ばす手助けとなります。特に他の動物や人間との良好な関係は、犬のメンタルヘルスを保つ上で重要です。

老化によって現れる症状

老化とともに、ミニチュアダックスフンドも以下のようなさまざまな老化の兆候を示すことがあります。これらの症状を理解し、愛犬の変化を早期に察知することで、より適切なケアを提供することが可能となります。

動きの鈍化

年齢を重ねることで、筋肉量の減少や関節の老化が進行します。従って、体の動きが鈍くなることが一般的です。特に散歩のペースが遅くなる、階段の昇降が困難になるなど、日常の動作に変化が現れます。また起き上がることを嫌がったり、長時間の休憩を必要としたりするようになることもあります。

食欲の減退や消化の問題

高齢になると代謝が低下し、食事に対するニーズが変わることがあります。その結果、食事の量や頻度が変わること、食べ物への興味が失われることも見られます。さらに、消化器系の機能が低下するため、消化不良や便の変化、吐き気などの症状が出ることがあります。

視力や聴力の低下

老化に伴い、犬の感覚器官も衰えます。視力の低下により、暗い場所での動きが鈍くなる、障害物にぶつかることが増えるなどの変化が現れることがあります。聴力の低下では、呼び掛けに反応しなくなる、驚きやすくなるなどの症状が見られます。これらの症状に対応するため、家の中の環境調整や、声の大きさの調整が必要になることもあります。

記憶や認知機能の低下

ミニチュアダックスフンドも、人と同じく年齢を重ねると認知機能の低下が考えられます。以前は覚えていたことを忘れる、同じ場所で迷子になる、夜中に鳴き声をあげるなどの行動が見られることがあります。これらの行動は、犬の認知症として知られる状態の一部であり、早期の認識と対応が重要です。飼い主さんとしては、愛犬の変化になるべく早く気づけるようにしましょう。

皮膚や被毛の変化

年齢とともに皮膚の弾力が失われ、乾燥やかゆみを感じることが増えます。被毛も薄くなる、色が変わる、抜け毛が増えるなどの変化が起こることがあります。これらの変化は、皮膚の健康や栄養状態に影響を受けるため、適切なスキンケアやバランスの取れた食事がより一層重要になります。定期的なブラッシングや皮膚のマッサージ、高品質な食事を与えることが、皮膚や被毛の健康を維持する上で役立ちます。

ニチュアダックスフンドが注意すべき病気

ミニチュアダックスフンドはその独特な体型や遺伝的特性から、特定の疾患のリスクが高くなることがあります。以下のような病気に注意しましょう。

脊椎疾患

ミニチュアダックスフンドの長い背は、脊椎に関連する疾患のリスクを高めます。特に椎間板ヘルニアはよく知られています。この病気は突然の発症もあり、痛みや運動障害を引き起こす可能性があります。日常の運動の際には、高い場所からの飛び降りを避ける、適切な体のサポートを行うなどの工夫が求められます。また良い寝床は脊椎をサポートし、疾患のリスクを軽減しますのでおすすめです。

歯周病

ミニチュアダックスフンドの小さな口腔内は、歯石や歯垢の蓄積が起こりやすく、その結果として歯周病のリスクが増加します。歯周病は歯の喪失や全身の病気への影響が考えられるため、定期的な歯磨きや獣医師の検診が大切です。

関節疾患

加齢とともに、関節の摩耗や炎症が進行することがあります。特に、ヒザの脱臼や股関節の疾患はこの犬種でよく見られる問題です。関節炎や関節の変形は、犬の日常生活や運動能力に大きな影響を及ぼす可能性があります。サプリメントや特別な食事、適切な運動は、関節の健康をサポートすることが期待されますのでおすすめです。

心臓疾患

ミニチュアダックスフンドが高齢になると、心臓疾患のリスクも増加します。心臓の働きが低下すると、呼吸困難や咳、活動量の低下などの症状が現れることがあります。定期的な健診では、心音の聴診や心電図、エコーなどを行い、早期に異常を捉えることが重要です。適切な治療やケアにより、犬の生活の質を維持していきましょう。

長生きさせるコツ

ミニチュアダックスフンドの健康寿命を伸ばすためのポイントをいくつかご紹介します。

定期的な健診

年齢が進むにつれて病気のリスクも高まります。定期的な健診により、疾患の早期発見・早期治療が可能となります。またワクチン接種や寄生虫の予防も定期的に行うことで、さまざまな感染症から愛犬を守ることができます。

適切な運動

ミニチュアダックスフンドには適度な運動が必要です。激しい運動は脊椎に負担をかける可能性があるため、毎日の散歩や軽い運動を心掛けることが大切です。また遊びを通じてのコミュニケーションも精神的な健康に良い影響をもたらします。

質の良い食事

ミニチュアダックスフンドの健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。高品質のフードや新鮮な食材を取り入れ、食事のバリエーションを増やすことも大切です。また高齢になると消化能力が低下するため、高齢犬向けのフードや消化しやすい食材の選定が必要となります。

心のケア

ミニチュアダックスフンドは社交的な犬種であり、飼い主とのコミュニケーションや愛情表現は、精神的な健康を保つ上で非常に重要です。毎日欠かさずに撫でてあげることや言葉による愛情表現、一緒の時間を過ごすことで、愛犬の心を豊かに保つことができます。

安全な環境の提供

ミニチュアダックスフンドの小さく長い体は、怪我のリスクが高いです。家の中の障害物の排除や、高い場所への飛び降りを防ぐ工夫など、安全な生活空間の提供が不可欠です。また床が滑りやすい場所では、滑り落ちることを防止するために滑り止めマットなどが必要です。庭やベランダでの遊びも人気ですが、フェンスやネットを設置して、外部からの侵入や愛犬が逃げ出さないような安全対策を施すことも大切です。

まとめ

ミニチュアダックスフンドの寿命は12~15年で、日頃のケアや遺伝、環境によって異なります。健康を保つためには、定期的な健診や適切な食事、適度な運動が必要です。特に高齢化すると消化しやすい食材の選択や視聴覚の低下に注意が要ります。この犬種は社交的なため、飼い主さんとのコミュニケーションがとても重要です。愛犬の変化にすぐに気づけるように、飼い主さんはいつでも愛犬をよく観察するようにしましょう。

ミニチュアダックス(ワイヤー)の子犬を探す

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。

会社概要を見る

その他の記事

ミニチュアダックスフンドが気を付けたい病気
ミニチュアダックスフンドのしつけ!開始時期やしつけのポイントを解説
ミニチュアダックスフンドの寿命は?気をつけたい病気と怪我、長生きのコツ
ミニチュアダックスの子犬を探す