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ミニチュアダックスフンドのしつけ!開始時期やしつけのポイントを解説

2023.09.04 2024.04.02

長い胴体と短い足がチャームポイントのミニチュアダックスフンドですが、飼うときにしっかり心得ておきたいことは「しつけ」ですね。しつけをちゃんと行うかどうかで愛犬との生活がどれほど快適になるかが決まります。この記事ではミニチュアダックスフンドの性格を踏まえながら、この犬種に合ったしつけについて解説していきます。

ミニチュアダックスフンドの性格は?

ミニチュアダックスフンドは、その小さな体からは想像できないほど活発で元気な犬種です。どんな性格の特徴があるのでしょうか。

家族を守る姿勢

ミニチュアダックスフンドは、家族や家を守る意識が高く、その小さな体格とは裏腹に、不審な者や新しい環境には強い警戒心を見せることがあります。そのため、訪問者が来る際は十分な注意が必要です。犬の保護本能は家族に対する愛情から来るもので、特に子供や高齢者に対しては非常に優しく接することが多いです。しかし、この保護本能は時として過剰になることもあります。そのため、早い段階からの適切なしつけが重要となります。

好奇心旺盛

新しい物や環境に対する好奇心が非常に強く、何事にも興味を持ちやすい性格をしています。これが遊びの幅を広げる要因となります。またこの好奇心は学習能力の高さを示しており、新しいことを教える際にも役立ちます。しかし過度の好奇心は危険に巻き込まれる原因ともなるため、適切な指導や注意が必要です。外出時にはリードをしっかりと持つ、家の中での安全対策など、飼い主さんとしての注意が求められます。

頑固さ

ミニチュアダックスフンドは意志が強く、しつけの際にはその頑固さを感じることがあるかもしれません。しかし愛情深い一面もありますので、適切な指導が求められます。この頑固さは、ミニチュアダックスフンドが狩猟犬としての役割を果たしてきた歴史から来るもので、自らの意見や意志をしっかりと持っています。そのため、しつけの際には根気強く接する必要があります。また、うまく言うことを聞いたときはご褒美をあげるようにすると、より効果的な指導が期待できます。

しつけをはじめる時期

ミニチュアダックスフンドのしつけを始めるのに最適な時期は、生後2ヶ月頃からです。

この時期は犬の社会化期といわれ、新しい環境や物事に対して学びやすい時期となっています。この段階での学びは、犬の一生を通じての基盤となるため特に重要です。また、この時期はダックスフンドの好奇心が旺盛で新しいことに対する吸収力が高まっているため、色々な経験をさせることが推奨されます。

なぜ社会化が大切?

社会化とは、他の犬や人々、さまざまな環境との正しい関わり方を学ぶことを指します。

この時期にしっかりとした社会化を行うことで、将来的に安定した性格を持つ犬となります。逆にこの時期を逃すと、後々のしつけが難しくなることが考えられます。未知の物や状況に対しての恐怖心を減少させ、自信を持って行動できる犬に育てるためにも、多くの刺激や経験を与えることが重要です。特に多様な音や場所、異なる動物や人々との接触は、犬の社会性を高める上で不可欠です。

しつけのポイント

ミニチュアダックスフンドは愛情深くも独立心が強い性格から、しっかりとした指導が求められます。以下でしつけでおさえておきたいポイントを説明します。

一貫性の確保

ミニチュアダックスフンドの頑固な性格を考慮すると、しつけの際の一貫性が非常に大切です。家族全員が同じルールを守ることで、犬に混乱を与えることなく指導できます。また異なる指導方法やルールは彼らを混乱させる可能性があり、学習の妨げとなります。そのため、家族間でのコミュニケーションと協力が不可欠です。

ご褒美を活用する

良い行動をした際にご褒美を与えることで、その行動を強化することができます。この時、ご褒美は犬が喜ぶ食べ物やおもちゃ、褒め言葉など様々です。しかし、ご褒美を与えるタイミングも重要です。行動直後にすぐにご褒美を与えることで、犬がどの行動を褒められたか正確に理解することができます。このご褒美を効果的に使用することで、しつけのスピードと効果を高めることが期待されます。

問題行動について

ミニチュアダックスフンドは、問題行動を起こすこともあります。どんな問題行動があり、それぞれどのように対処すればいいでしょうか。

問題行動の種類

吠え癖

ミニチュアダックスフンドは物音や訪問者に対して吠えることが多いです。これは、本来の役割である獲物を探す際の行動が影響していると考えられます。また家族や自分のテリトリーを守るという警戒心が行動を助長し、訪問者や新しい環境、未知の音に対して強く吠える原因となることもあります。訪問者や新しい環境、未知の音に対しての反応としても吠えることが考えられます。

噛み癖

特に子犬の時期には、歯が生えるむずかゆさやストレスを解消するために物を噛むことが多いです。また探求心や好奇心から物を口にすることは、犬の自然な行動の一部です。しかし、これが過度になると家具や靴などを破壊する原因となります。適切なおもちゃや遊びを提供し、適切な物を噛む習慣をつけることが重要です。

問題行動への対処法

適切な運動量の確保

毎日の散歩や遊びを通じて、ストレスを解消し、余分なエネルギーを発散させることが大切です。ミニチュアダックスフンドは元々活動的な犬種であり、日常の運動量が不足するとストレスがたまりやすい傾向があります。公園やドッグランでの社交活動も犬の心の健康に良い影響をもたらします。

環境の変更

吠え癖が強い場合、窓からの視界を遮ることで、外の刺激を減少させる方法が効果的です。また、不要な物音や他の犬の鳴き声など、吠えの原因となる要因を減らすための対策も考えられます。例えば、室内の場所の変更や音を吸収するインテリアを取り入れることも一つの方法として挙げられます。

プロの指導を受ける

大きな問題行動が続く場合や、自身での対処が難しいと感じた場合は、専門家のアドバイスを求めることも検討してください。ドッグトレーナーや行動療法士は、犬の行動や心理に精通しており、その特性や環境に合わせた具体的な対処法を提案してくれます。これらの専門家と連携することで、犬とのより良い関係を築く手助けを受けることができます。

まとめ

ミニチュアダックスフンドは活発で愛情深く、家族を守る姿勢が強い一方、好奇心旺盛で頑固な性格も持ちます。家族や家を守る本能から、不審な者に対しては強い警戒心を見せることがあります。新しい環境や物事に興味を示しやすく、学習能力も高いですが、過度の好奇心は危険を招く可能性もあります。しつけは生後2ヶ月頃から開始し、一貫性と忍耐強さを意識しましょう。問題行動が見られる場合は、適切な運動量の確保、環境の調整や専門家の協力を考えると良いでしょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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