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猫と金魚は同時に飼える?同居のコツと注意点
猫と金魚って一緒に飼ってもいいのかな…なんて疑問に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
猫と金魚、あまり相性が良くないようなイメージもありますが、はたして一緒に飼うことはできるのでしょうか?
猫と金魚は同居できる?
結論から言えば、一緒に飼うこと自体は可能です。しかし、同じ空間で生活させるのであれば、いろいろ配慮しなければいけないことがあります。
特に何も対策せずに同居させてしまうと、猫がイタズラして金魚を弱らせてしまったり、最悪の場合は食べてしまったりすることもあります。そうなったら、飼い主さんとしては悲しいですよね。
どちらもストレスなく安全に生活させてあげるためには、飼い主さんが工夫してあげましょう。
猫と金魚を安全に同居させるポイント
水槽に蓋をする
上が空いてしまっている水槽だと、猫が水槽の中に前足を入れてしまうことがあるので、必ず蓋をするようにしましょう。
猫は器用なので、あまり軽い素材の蓋だと、前足を使ってずらしたり、開けたりすることがあります。テープを巻いたり重しを乗せたりしても良いのですが、それだと開ける際に手間がかかってしまうので、できれば猫の力では開かないような頑丈な素材で、なおかつしっかり固定できる蓋を用意するようにしましょう。
部屋を分ける
もし部屋に余裕があるのであれば、思い切って部屋をわけてしまいましょう。
猫は主にリビング、金魚は別の部屋と完全にわけてしまえば、猫にイタズラされてしまう可能性も低くなります。ただし、金魚の水槽が置いてある部屋にも猫が行き来できてしまうと意味がないので、扉をしっかりしめて侵入させないようにしましょう。
近づかないようにする
水槽に蓋がついていれば、金魚がイタズラされる可能性はかなり低くなりますが、そもそも猫が水槽に近づかなければさらに安心ですよね。
少し時間はかかると思いますが、猫も根気よくしつければ学習してくれるので、水槽に近づかないようにしつけておきましょう。
しつけ方としては、猫が金魚のいる水槽に近づいたら、低い声で「ダメ」や「ノー」と短く叱ります。これを猫が水槽に近づくたびに繰り返すことで、徐々に学習します。
猫が水槽に近づくたびに、猫が嫌がるような大きな音を出すという方法もあるようですが、これは猫にストレスを与えてしまうので、あまりおすすめはできません。
コード等に気を付ける
金魚を快適な空間で生活させるためには、ろ過フィルターや照明、ヒーターなどが必要になり、どうしても水槽周りはコードが多くなりがちです。
コードをそのまま放置しておくと、猫が噛んだり、じゃれたりする恐れがありますので、コードカバーをつけるか、猫が触れないようなところに隠してしまいましょう。
安全な場所に水槽を設置する
猫にも金魚にも危険が及ばないよう、水槽は平らで強度のある場所に設置するようにしてください。不安定な台などに置いてしまうと、猫が飛び乗ったときに倒れたり、落下したりする恐れがあります。
猫と金魚を同居させるときの注意点
メンテナンスの際は猫を近づけない
水槽のメンテナンスをするために、一時的に金魚をバケツに移したら、猫に襲われてしまった、なんてケースも珍しくありません。
メンテナンスのときは金魚が無防備になってしまうので、メンテナンスのときこそ細心の注意を払うようにしてください。猫が出入りできないような部屋で行うか、一時的に金魚を移す入れ物にも蓋をしておくようにしましょう。
子猫が安易に近づける場所に水槽を設置しない
成猫よりも注意したいのが子猫です。子猫は好奇心旺盛ですから、水の中でスイスイ動く金魚が気になってしまう子も多いです。子猫のうちは「水槽に近づいてはダメだよ」と教えてもなかなかうまくいかないこともあるので、できれば子猫が近づけない部屋に設置するか、パーテーションなどで水槽を囲ってしまい、視界に入らないようにしましょう。
金魚以外に興味を引くものを用意する
金魚以上に猫の興味をひくようなおもちゃなどがあると、金魚への関心は薄くなります。また、普段から飼い主さんがたくさん遊んであげることで、遊びたい欲求がしっかり満たされると、金魚に興味を示さなくなることもあるようです。
猫が魚を好きなのはイメージ?
猫の好物と言えば「魚」という印象が強いですが、そもそも濡れることが嫌いな猫が、わざわざ水の中に入って魚を捕る、というのは少し考えにくいですよね。ではなぜ、猫=魚が好きと言われるようになったのでしょうか。
日本というのは海に囲まれた国ですから、昔の日本人の主なタンパク源は魚でした。今のように猫専用のフードなかった時代は、人間が食べていたものを猫に与えていたわけですが、そのなかでも動物性タンパク質が豊富に含まれている魚を好んで食べていたことから、猫は魚が好きと言われたのではないかと考えられています。
他に猫と一緒に飼いやすい動物
犬
犬と猫を同居させている家庭はよく見かけますよね。生活サイクルはそれぞれ異なっていますが、子猫と子犬のうちに同居させた場合や、先に犬を飼っていて後から子猫を迎えた場合は比較的同居させやすいとされています。
ウサギ
猫とウサギは生活サイクルが比較的に似ているので、一緒に飼うことができると言われています。ただし、ウサギは縄張り意識が強い動物なので、ウサギのテリトリーに猫が入ってしまうと、攻撃的になったり、ストレスを感じたりしてしまうこともあります。
フェレット
フェレットと猫は習性が似ていることから、比較的一緒に飼いやすいと言われています。ただ、猫もフェレットもストレスに弱い生き物です。相性が合わないと常にストレスにさらされた状態になってしまいますので、注意が必要です。
まとめ
猫と金魚を同居させることは可能ですが、猫と金魚がそれぞれストレスなく、安全に生活するためには、水槽の設置場所などに気をつけなければいけません。
猫が生活する部屋と水槽を設置する部屋を分けるのが一番安全ですが、難しい場合には猫が近づかないようにしつけたり、パーテーションで水槽を囲ったりしましょう。
少し手間がかかりますが、一緒に飼えないわけではないので、もし同居を検討されている場合は、今回紹介した同居させる際のポイントや注意点を参考にしてみてください。
犬の家&猫の里 編集部
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