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白い毛並みの猫7選!特徴や飼い方について紹介します
真っ白な被毛の猫は、その美しさが魅力がですよね。白猫だけにしかない特徴もあり、興味深いところです。
この記事では、白猫の特徴や、性別による性格の違い、白猫の種類をご紹介します。あわせてそれぞれの猫種の飼い方や注意点についてもお伝えしますので、ぜひ素敵な白猫を見つけてみてくださいね。
白猫ならではの特徴
白猫には、他の猫にはない外見的な特徴があります。それでは、白猫ならではの特徴について、見ていきましょう。
キトゥンキャップ
白猫は、無地で模様の入っていない真っ白な被毛が特徴ですが、まれに「キトゥンキャップ」と呼ばれる違う色素が現れることがあります。
キトゥンキャップは、白い遺伝子によるもので、子猫頃だけ頭頂部に見られる模様です。白猫の子猫特有のもので、1歳前後で自然に消えていきます。
オッドアイ
白猫に多く見られるのが、左右の瞳の色が異なる「オッドアイ」です。オッドアイは、猫全体で1%、白猫に限ると25%の割合で見られます。
神秘的で美しく見えるオッドアイですが、「虹彩異色症」という病気であることを理解しておきましょう。青い目は聴覚障害を抱えることがあります。
白猫の性格
白単色の被毛は、野生の中では目立つため、敵に襲われやすいです。そのため白猫は、注意深くて繊細な性格を持っているとされています。
キジトラなどと比較すると、白猫は野性味が薄いです。性格には個体差がありますが、実際には甘えん坊でマイペースな子が多いと言われています。
白猫のオスとメスで性格の違いはある?
白猫のオスとメスで性格にどのような違いがあるのでしょうか。
オスの白猫の性格
オスは、のんびりしていて気ままな性格です。人懐っこく社交的で、人見知りをしません。飼い主さんのところに来たときには、甘えさせてあげると良いです。わがままを言うことが少なく、マイペースに過ごします。
メスの白猫の性格
メスは、飼い主さんにだけ懐くことが多いですが、べったり甘えるわけではなく、程よい距離感を保ちます。干渉されることを嫌うため、構い過ぎないことが大切です。気の強さから、攻撃性を見せることがあります。
白い毛並みが美しい白猫7選
ここでは、白い毛並みが美しい白猫7選をご紹介します。
カオマニー
カオマニーは、タイが原産の猫種。ハート形の頭と大きい耳、大きな目が特徴です。オッドアイの子がほとんどで、ブルーまたはイエロー、グリーンの瞳をしています。
飼い方
カオマニーは、好奇心旺盛でやんちゃ、遊び好きです。人懐っこく、他のペットや子供とも仲良くできます。
運動スペースを広めに確保し、十分遊ばせることが必要です。平面よりも高低差のある空間を作って、運動量を増やす工夫をしましょう。
注意点
短毛種なのでお手入れはさほどむずかしくありません。ブラッシングは、マッサージを兼ねて時々行う程度で大丈夫です。オッドアイの猫に多いのが、聴覚障害です。青い目を持つ子は、青い目の側の耳に聴覚障害が出る場合があります。
エキゾチックショートヘア
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頭部は丸く、やや離れ気味の大きな目と低く小さな鼻が特徴のエキゾチックショートヘア。穏やかで人懐っこい性格です。
飼い方
エキゾチックショートヘアは、甘えたがる子が多く、できるだけ構ってあげると喜びます。逆にスキンシップが足りないと、ストレスを溜めてしまうこともあります。一緒にいる時間を作ってあげてください。
それほど多くの運動量を必要としないので、短時間で集中できる遊びを取り入れて、運動不足を解消すると良いです。
また、大きな音や声が苦手なので、なるべく落ち着ける環境を整えるよう心掛けてください。
注意点
遺伝性の病気で、心臓の機能が低下する多発性嚢胞腎にかかることがあります。普段から水分摂取が足りないと、尿結石になりやすいです。
また、ペルシャのルーツを引き継いでいることで、肥大型心筋症になりやすいです。運動を嫌がる、疲れやすい場合は注意してください。
エキゾチックショートヘアの子猫を探す
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ペルシャ
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ふわふわした長毛が魅力的なペルシャ。大きくて真ん丸な顔をしており、穏やかで気品があります。
飼い方
ペルシャは温厚で落ち着いた性格で、無駄に鳴くことがありません。猫らしいマイペースさと人懐っこさがあり、初心者でも飼いやすい猫種です。
過度なスキンシップは好まないため、あまり構い過ぎないことも大切です。自由気ままに過ごすことが好きなので、ペルシャのペースに合わせて接すると良いです。
注意点
美しい被毛を保つために日々のケアが必要です。鼻の穴が塞がって呼吸がしづらくなる鼻腔狭窄症になりやすいです。また、鼻の構造上、涙目や目やにが多くなることがあります。
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マンチカン
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マンチカンは、ダックスフンドのような短い足が特徴で、歩き回る姿が可愛らしいです。好奇心旺盛で社交的、甘え上手です。
飼い方
マンチカンは、頭が良く賢いので、しつけやすいです。人によく懐き、遊ぶことが大好きなので、たくさん一緒に遊んであげると喜びます。
臆病な一面があるので、いたずらをしたときは、感情的になって叱らないようにしてください。
注意点
マンチカンは、肥満と物の誤嚥に注意してください。体重が増えてしまうと、短い足に負担がかかります。好奇心旺盛な性格なので、小さなボタンなどを口に入れてしまう恐れがあり、危険です。
マンチカンがかかりやすい病気は、椎間板ヘルニア、毛球症、外耳炎、猫伝染病腹膜炎などです。疑わしい症状が見られたら、動物病院へ連れて行ってください。
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ノルウェージャンフォレストキャット
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見事な毛並みとボリュームが特徴的なノルウェージャンフォレストキャット。元々は狩猟猫だったため、運動能力が高いです。
飼い方
ノルウェージャンフォレストキャットは、成猫の体になるまでに3~4年かかります。丈夫な骨や筋肉をつける栄養価の高い食事をあたえてください。
愛情深く、コミュニケーションを取ることを好みます。寂しがり屋の一面もあるため、一緒に過ごす時間を増やして、気持ちを落ち着かせてあげることが大切です。
注意点
ノルウェージャンフォレストキャットは、長毛で毛玉ができやすく、皮膚トラブルが起こりやすいため、毎日のブラッシングをしっかり行ってください。
皮脂が多い被毛なので、皮膚炎の予防のために、月1回程度のシャンプーが必要になります。運動不足やカロリーオーバーの食事による糖尿病が多いため、体重コントロールをすることが大切です。
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メインクーン
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家ネコの中で最も大きな猫種のメインクーンは、キリッとした目と飾り気のついた大きな耳がワイルドな印象的。穏やかな性格で賢く、遊び好きです。
飼い方
十分な広さの飼育スペースや、大きな体に合った猫トイレやベッドが必要です。
大柄ですが、狩りが得意で活発に遊びます。遊ぶ時間が足りないと、本能を満たせないため、ストレスを溜めがちです。日々の運動量を確保するようにしてください。
注意点
長毛のメインクーンの毛は絡まりやすく、毛玉ができやすいです。毛球症予防のためにも、日々のブラッシングが欠かせません。また暑さに弱く、熱中症になりやすいため、夏場の温度管理に注意しましょう。
肥大性心筋症にかかりやすく、遺伝的に脊髄性筋萎縮症になる可能性があるので注意してあげてください。
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スコティッシュフォールド
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真ん丸な顔に丸みのある体型のスコティッシュフォールド。ちょこんと垂れた耳が特徴の人気のある猫種です。温和でマイペースな性格をしています。
飼い方
スコティッシュフォールドは、甘えん坊で人懐っこいです。ひとりで留守番をさせるためには、ある程度慣らす必要があります。鳴き声が小さく、問題行動も少ないです。
他の猫種に比べて運動量が少なめで、おとなしいと感じるかもしれません。
注意点
毛球症になりやすいので、日常的なブラッシングケアが必要です。運動不足になりがちなので、体重管理をしましょう。たれ耳で通気性悪いため、耳の病気になりやすいです。耳の掃除は定期的に行うようにしてください。
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白猫を飼う際のポイント
白猫を迎え入れるときは、どのような点に注意したら良いのでしょうか。白猫を飼う際のポイントについて見ていきます。
接し方
警戒心が強い白猫に接するときは、程よい距離を保つようにしてください。特に迎え入れたばかりの頃は、周囲の人や物に過剰に反応しやすいです。無理に距離を縮めようとせず、しばらく様子を見ましょう。猫のペースを崩さないように接してあげることが大切です。
被毛のお手入れ
汚れが目立ちやすい白い被毛は、日々のお手入れが欠かせません。こまめなブラッシングと定期的なシャンプーで綺麗な被毛を保ちましょう。
日光による皮膚炎に注意
白い猫は、日光に当たることで生じる日光皮膚炎に注意する必要があります。白い猫は、元々メラニン色素が少ないため、日光により皮膚へのダメージが大きいです。
日光皮膚炎が進行すると、扁平上皮癌を発症する可能性もあります。猫が日向ぼっこをする場合は、窓ガラスにUVカットシールを張るなど、対策をしてください。
まとめ
愛らしく個性が光る白猫は、目を引く存在です。
1歳前後にしか見られないキトゥンキャップや、左右の瞳の色が異なるオッドアイは、白猫ならではの特徴です。また、オスとメスで性格に違いがあるので、ご家庭に適した方を迎え入れると良いでしょう。
白猫を迎え入れる際は、猫のペースに合わせて接し、徐々に警戒心を解いていくようにしてみてください。白い被毛はブラッシングやシャンプーなどのお手入れが欠かせません。また、メラニン色素が少ない白猫は、日光皮膚炎になりやすいため、注意してください。
ご紹介した猫種を参考に、ぜひ気になる白猫を家族に迎え入れてくださいね。


犬の家&猫の里 編集部
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