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毛が短い猫10選!短毛種の特徴や飼育のポイントを紹介
猫には長毛種と短毛種がいますが、短毛種ならではの特性があります。さらに同じ短毛種でも、猫種によって、さまざまな個性があるものです。
この記事では、短毛種が持つ特徴や短毛種10選をご紹介します。飼育のポイントや注意点についても解説していきますので、お迎えする際の参考にしてみてくださいね。
短毛種の特徴
短毛種の猫には、どのような特徴があるのでしょうか。
###野生に近い猫
短毛種の猫の多くは、野生の猫として暮らしていました。そのため、警戒心が強く、人間に慣れるまでに時間がかかると言われています。
飼い主さんが毎日愛情をもって接することで、愛猫の方から甘えてきてくれるようになります。純血種だけでなく、雑種猫でも、明るい性格の子が多いです。
活発でよく動く
短毛種は長毛種と比較して、活動的で良く動き回る傾向があるとされています。
野生時代に狩りをして獲物を捕っていたため、運動神経が抜群です。筋肉質な体型で、素早くジャンプをするなど瞬発力があり、活発な動きを得意としています。
短毛種でも抜け毛はある
短毛種の場合、比較的少なめですが、抜け毛はあります。
短毛種にもシングルコートとダブルコートの子がおり、抜け毛の量は被毛の質によります。毛量が多いダブルコートだから抜け毛が多いとは限りません。
また、短毛種であっても、毛球症予防ためにも、ブラッシングはしてあげましょう。
短毛種の猫10選!
ここでは、10種類の短毛種の飼い方と注意点についてご紹介します。
アメリカンショートヘア
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アメリカンショートヘアは、日本でも古くから人気がある猫種です。筋肉質なボディで、運動神経が抜群。温厚で物怖じせず、環境への順応性が高いため、飼いやすい子が多いです。
飼い方
アメリカンショートヘアは、運動量が多く遊び好きなので、運動不足になるとストレスが溜まります。キャットタワーやタンスなどの高低差のある家具を置くなど、部屋の中でもしっかり運動させることが必要です。
活発で元気いっぱいなので、部屋を走り回ったり、高い所から飛び降りたりします。イタズラ好きな面もあるので、室内に危険なものや場所がないか、飼育環境に注意しましょう。
注意点
ブラッシングなどのお手入れは、それほど神経質にならなくても良いです。
アメリカンショートヘアは肥満になりやすいので、食事はカロリーコントロールをするようにしてください。糖尿病や心筋症など急を要する病気にかかりやすいです。体調に異変があれば、動物病院へ連れて行きましょう。
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関連記事:アメリカンショートヘアの性格や特徴について紹介します
シャルトリュー
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シャルトリューは、美しいブルーグレーの被毛に、オレンジがかった金色の大きな目が印象的な猫種です。とても穏やかな性格で、重量感のあるがっしりとした体型をしています。
飼い方
物覚えが良いシャルトリューは、犬のような猫」と言われるほど、しつけやすいです。コミュニケーションを取るなど、積極的に相手をしてあげましょう。
鳴き声が小さいので、マンションなどの集合住宅でも飼いやすいです。ハンター気質で身体能力が高く、遊び好きな面があります。基本的に大人しいので、飼い主さんから遊びに誘ってあげると良いです。
注意点
美しい被毛を保つために、毎日のブラッシングが欠かせません。特に換毛期は大量に抜けるので、念入りにブラッシングしてください。
被毛が厚くダブルコートなので、熱中症になりやすいです。エアコンなどで室温を管理することが必要です。
大型で活発な猫種なので、食事量は多めです。肥満に注意しながら、栄養バランスに気をつけた食事を与えましょう。キャットタワーなどは、体格に合わせた頑丈なものを用意します。
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関連記事:シャルトリューの性格や特徴について紹介します
ロシアンブルー
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銀色にも見える青い毛色で、絨毯のような柔らかい被毛が魅力のロシアンブルー。物静かで穏やかな性格をしており、優雅で上品です。
飼い方
ロシアンブルーは、大人しくてあまり鳴かず、飼い主さんに忠実なので、初めての方にも飼いやすい猫種です。
警戒心が強く、臆病な面があるため、騒がしい場所を好みません。飼育する際は、できるだけ静かで落ち着いた環境を用意しましょう。
また人見知りをして、飼い主さん以外の人に触れられることを嫌がります。慣れていない人を迎える際は、愛猫の気持ちに配慮するようにしましょう。
注意点
ロシアンブルーは、肥満による糖尿病や関節疾患にかかりやすいです。食事量に注意し、運動量を確保するように心がけてください。水分を多めに摂取させることで、泌尿器系のケアに繋がります。
また、繊細でストレスに弱いため、ストレスを与えない環境作りが大切です。
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バーミーズ
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バーミーズは短毛で光沢があり、シルクのような滑らかな手触りの被毛が魅力です。小さい体ながら筋肉質でがっしりとしており、丸みを帯びた体型をしています。
飼い方
バーミーズは、運動量が豊富なので、自由に動いて遊べる環境作りをしてください。飼い主さんとスキンシップを取ることを好み、長時間ひとりで過ごすのが苦手です。留守番することが多いと、ストレスを感じてしまうかもしれません。家にいるときは、積極的に一緒に過ごす時間を作って遊んであげると良いです。
注意点
暖かい地域原産のバーミーズは、寒さに弱いです。愛猫が過ごしている部屋はいつでも暖かくして、快適に過ごせるようにしてあげてください。
体重が増えると糖尿病のリスクが高くなるため、肥満に注意が必要です。バーミーズは、「緑内障」や「流涙炎」などの目の疾患にかかりやすいです。
その他にも「腎臓病」や「猫伝染性腹膜炎」になりやすいため、気になる症状がある場合は、
獣医師さんに診てもらってください。
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ブリティッシュショートヘア

丸い顔が愛らしいブリティッシュショートヘア。大柄で丸みがあり、重量感のあるがっしりとした体型をしています。穏やかで優しく、フレンドリーな性格です。
飼い方
ブリティッシュショートヘアは頭が良く、覚えが良いため、しつけの心配は要りません。運動不足にならないように、広めのスペースを確保し、上下運動ができる環境を作るようにしましょう。
物静かな性格で騒がしい場所が苦手です。子供のいる家庭では、猫が過ごす部屋と子供が遊ぶ部屋を別々に作ると良いです。
やや神経質な面があり、構い過ぎるとストレスに感じることがあります。程よい距離感を保って接することも大切です。
注意点
ブリティッシュショートヘアは、太りやすい体質なので、食事管理とおやつの与えすぎに注意してください。心筋症や糖尿病にかかりやすいです。運動を嫌がるようになったり、疲れやすくなったりした場合は、動物病院で検査を受けるようにしましょう。
抜け毛が多いので、毎日のこまめなブラッシングが欠かせません。ブラシは、柔らかい獣毛ブラシやラバーブラシの使用がおすすめです。
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マンチカン
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胴長短足の体型が特徴で、ちょこまかと歩き回る姿が可愛らしいマンチカン。好奇心旺盛で社交性が高く、甘え上手な性格です。
飼い方
マンチカンは飼い主さんに懐きやすく、しつけもしやすいです。甘えん坊でコミュニケーションを取ることが大好きなので、たくさん遊んであげると喜びます。
繊細で臆病な一面もあるマンチカンを大声で叱りつけることは避けてください。しつけの失敗やイタズラには、感情的に接しないよう気をつけましょう。
また、長時間の外出や留守番の頻度が多いと、ストレスを溜めてしまいます。留守にすることが多い家庭での飼育には、不向きかもしれません。
注意点
マンチカンは太りやすいので、肥満に注意し、適度に運動させる必要があります。足が短く、腰に負担がかかりやすいため、椎間板ヘルニアになりやすいです。歩き方がおかしいなどいつもと違う様子が見られたら、獣医師さんに相談してみてください。
また折れ耳なので、「外耳炎」などの耳の病気にもかかりやすいです。定期的に耳の掃除をするようにしましょう。
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スコティッシュフォールド

折れた耳が特徴的なスコティッシュフォールド。真ん丸な顔に丸い目、丸みのある体型で、シルクのような毛並みをしています。温和でマイペースな性格です。
飼い方
スコティッシュフォールドは、大人しい性格で、運動量もそれほど多くありません。
子供や他のペットがいる環境でも問題なく、暑さや寒さにも強いため、飼いやすいとされています。
注意点
自発的に運動をしないため、肥満予防のためにも、遊びに誘うなどして適度に運動させるようにしてください。
遺伝疾患にかかりやすく、耳や目の病気にかかりやすいです。衛生的な環境で飼育する必要があります。
換毛期は毛が大量に抜けるので、ブラッシングやコーミングは毎日行いましょう。
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アビシニアン

筋肉質で引き締まったボディと丸みのあるくさび型の顔とのバランスが魅力のアビシニアン。野性味のある見た目ですが、人懐っこく優しい性格です。
飼い方
アビシニアンは、賢くてしつけがしやすい反面、甘えん坊で神経質な一面があり、ストレスを溜めやすいです。留守番させたあとは、たくさん遊んであげてストレスを解消してあげてください。
警戒心よりも好奇心が勝るタイプのアビシニアンは、とても活発で遊び好きです。十分運動できるキャットタワーや安全に動き回れる広さを確保する必要があります。
注意点
アビシニアンは、夏場は湿度、冬場は温度に気をつけて、部屋の温湿度を管理するようにしてください。
好奇心が旺盛なので、興奮して家から脱出しないように、ドアや窓の開閉時は気をつけましょう。
頻繁なブラッシングは必要ないですが、スキンシップのために定期的に行うと良いです。
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スフィンクス

大きな耳と目が印象的なスフィンクス。無毛の猫と言われていますが、薄い産毛が生えており、スエードのような手触りをしています。陽気で活発な性格で、人が大好きです。
飼い方
愛情深いスフィンクスは、飼い主さんの後を犬のように追いかけます。頭が良く元気で、子猫の頃からイタズラ好きなので、小さい頃からしつけておくと良いです。
スフィンクスは甘えん坊なので、たくさん甘えて欲しい方にはぴったりな猫種だといえます。
注意点
被毛がないスフィンクスは、体温調整が苦手なので、温湿度を管理しましょう。
日頃のお手入れとして、皮膚のケアが必要になります。スフィンクスは、皮脂腺が発達しているため、オイリー肌です。蒸しタオルなどで毎日体を拭いてあげてください。
また肌が露出しているため、ケガをしやすいです。先の尖ったおもちゃの使用を避け、角のある家具はクッション材でカバーしておくと良いです。
日光にも弱いため、窓にはカーテンをつけて、服を着せるなど、紫外線対策をしましょう。
シンガプーラ
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シンガプーラは、普通の猫よりもひと回り小さな猫種です。アビシニアンに似た雰囲気で、キラキラ光る象牙色の毛並みをしています。
飼い方
シンガプーラは、好奇心旺盛で元気ですが、ほとんど鳴かず、大人しくて飼いやすい猫種です。
神経質で怖がりところがあり、飼い主さんによく懐きますが、他の人に接するときはナーバスになります。他のペットがいる家庭での飼育は適さないかもしれません。
運動量が多く活発で、イタズラ好きなので、ダメなことはダメだときちんと教えてあげることが大切です。
注意点
好奇心旺盛で、色々なものに興味を示すため、部屋の中の危険なものは排除しておきます。
高温多湿の環境で育ったシンガプーラは、日本の寒さや湿度が苦手です。カビや乾燥から皮膚疾患を引き起こすこともあるため、清潔な環境づくりを心がけるようにしてください。
神経質な面があるため、ストレス性疾患にかかりやすいです。上手にストレスを発散できるように、おもちゃなどで遊ぶ時間を作ってあげるようにしましょう。
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短毛種飼育のポイント
短毛種の猫を飼育する際には、以下のようなポイントがあります。
お手入れには手がかからない
短毛種は、普段のお手入れが簡単です。シャンプーやドライの時間があまりかかりません。
シャンプーは、年に数回程度でも大丈夫です。体臭や汚れが気になったら、洗ってあげてください。定期的にブラッシングをしてあげていれば、シャンプーの必要がない場合もあります。
また、毛が短い短毛種は、トリミングの必要がなく、トリミングの費用がかかりません。
皮膚が弱い
短毛種は、皮膚が弱いため、ブラッシングをする際は注意が必要です。
長毛種に比べて、短毛種の被毛は密集していません。そのため、ブラッシングの際にブラシの先が直接肌に触れると傷つきやすいです。
豚毛や猪毛などの獣毛ブラシやラバーブラシを使い、皮膚への過剰な刺激を防ぎましょう。
基本的に短毛種のブラッシングは、それほど頻繁にする必要はありませんが、愛猫の健康チェックやスキンシップを兼ねて、定期的に行うのがおすすめです。
たくさん遊べる環境
短毛種はやんちゃで活発な子が多く、遊ぶことが大好きです。特に飼い主さんが一緒に遊んであげると喜ぶので、意識的に遊ぶ時間を作ってあげるようにしましょう。
ボールや猫じゃらしといった動くおもちゃで興味を引き、飼い主さんから遊びに誘ってあげてください。
また、体を十分に動かせる環境作りも大切です。キャットタワーやキャットウォークなどの設置や、家具の高低差を利用して、部屋の中でも上下運動ができる環境を整えましょう。
まとめ
短毛種の多くは、野生で狩りをして暮らしていたので、活動的で運動神経の良い子が多いです。室内でも十分に遊べる環境を作り、おもちゃを使ってたくさん遊んであげてください。
長毛種と比較して、日頃のお手入れにそれほど手間はかかりません。ただし、皮膚が弱いため、ブラッシングの際は、獣毛ブラシやラバーブラシなど、皮膚への刺激が少ないアイテムを選びましょう。
ご紹介した猫種の飼い方や注意点を参考にして、ご家庭の環境やライフスタイルに合った短毛種を迎え入れてくださいね。


犬の家&猫の里 編集部
犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
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