近年ハーフ犬の人気が高まっており、ペットとして迎える人も増えています。同じハーフ犬でもお母さん似の子もいれば、お父さん似の子もいるなど実にさまざまです。
この記事では、新たな犬として認知されてきているハーフ犬についてご紹介します。

ハーフ犬とは？雑種犬とは違う？

ハーフ犬というのは、異なる純犬種同士を交配させることで生まれる犬種のことです。ミックス犬と呼ばれることもあります。
異なる犬種同士を交配して生まれた犬種ということは、雑種犬と同じではないか、と思うかもしれませんが、雑種の場合は親が純犬種とは限りません。そのため、どんな犬種の血が混ざっているのか、特定するのが難しい傾向にあります。

ハーフ犬の寿命について

ハーフ犬の寿命については諸説あります。親犬が持つ遺伝性疾患や虚弱な体質をそのまま受け継いでしまうと、寿命が短くなると言われています。
逆に母親と父親のいいとこ取りをしたハーフ犬は、親と同じがそれ以上長生きするとも言われています。純犬種に比べると、ハーフ犬はまだまだデータが少ないので、寿命には幅があるということを理解しておきましょう。

おすすめのハーフ犬

マルチーズ×トイプードル

マルチーズとトイプードルのハーフ犬（マルプー）は、トイプードルのクルクルした巻き毛とマルチーズのクリっとした瞳が愛らしく、まるでぬいぐるみのようです。マルチーズもトイプードルも抜け毛が少ない犬種なので、もちろんマルプーも抜け毛は少ないです。室内で犬を飼いたいけど抜け毛が気になる、という方はマルプーがおすすめです。

トイプードル×チワワ

国内でも飼育頭数が特に多いトイプードルとチワワをかけ合わせたハーフ犬はプーチーもしくはチワプーなどと呼ばれています。成犬時の体の大きさは親のチワワより大きいですが、ハーフ犬の中で見るとかなり小さい方です。
性格はトイプードルに似る傾向にあり、フレンドリーで賢い子が多いようです。

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チワワ×ダックスフンド

ハーフ犬の中でも高い人気を誇るのがチワワとダックスフンドのハーフで、チワックスと呼ばれています。ダックスフンド特有の胴長短足ボディとチワワの大きく潤んだ瞳が特徴的です。性格は人懐っこく、甘えん坊な子が多いと言われています。
成犬になってもそこまで体は大きくならないので、あまり広いスペースを確保できない人であっても安心して飼うことができます。

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マルチーズ×チワワ

マルチーズとチワワのハーフ犬はチワマルまたはマルチワと呼ばれています。見た目はマルチーズ寄りの子が多く、フワフワとした柔らかな被毛に覆われています。小柄でかわいらしいですが、マルチーズの血を引いているので、意外にも気が強いところがあります。

マルチワ（マルチーズ×チワワ）の子犬一覧はこちら

ポメラニアン×チワワ

ポメラニアンとチワワをかけ合わせると、チワワ特有の大きな立ち耳に大きな目など顔立ちはチワワに近くなる子が多いようです。ただ、被毛はポメラニアン寄りで、かなり豊かな被毛に覆われます。抜け毛が多いので、こまめなお手入れが欠かせません。

マルチーズ×シーズー

マルチーズとシーズーのハーフ犬はマルシーズーと呼ばれています。マルチーズとシーズーは共通している部分がかなり多いです。たとえば、2匹とも抜け毛少なく、さらには愛玩犬としての歴史が長いので、性格が穏やかなどが挙げられます。また、体の大きさも近しいため、成犬になったときの体の大きさが予測しやすいです。
性格、抜け毛の少なさ、体の大きさからも、初心者向けのハーフ犬と言えます。

ハーフ犬の魅力

ハーフ犬の魅力は、その個性にあります。たとえ同じチワックスだったとしても、チワワの特徴を強く引き継ぐ子もいれば、ダックスフンドの特徴を色濃く引き継ぐ子もいます。どちらの犬種の特徴をどのように引き継ぐかは、一匹一匹異なります。また、どのように成長するかが予測できないのも一つの魅力と言えます。生まれたばかりの頃は母親似だと思っていたけど、大人になるにつれて父親に似てきた、ということがハーフ犬の場合はよくあります。ペットショップでハーフ犬を購入する際は、ぜひいろいろな子を見てみてください。必ず気に入る子が見つかるはずです。