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丈夫な猫5選!病気をしにくい猫種を紹介します
新しい家族として猫を迎え入れるなら、やはり丈夫で病気をしにくい子が理想ですよね。
健康で長生きできるかは、飼育環境やお世話の仕方などが大きく影響しますが、どんな猫種を選ぶかによっても異なります。
では、どのような猫種が丈夫で病気をしにくいのでしょうか。健康な子猫を選ぶときのポイントとともにご紹介します。
もくじ
丈夫な猫5選
アメリカンショートヘア
さまざまな猫種と交配をしており、基礎となった猫の数が多いことから、遺伝性疾患が少なく丈夫な猫種だとされています。
飼い方
アメリカンショートヘアは、活発で遊ぶことが好きなので、積極的に遊びに誘ってあげましょう。
また、キャットタワーを置いてあげると、大好きな上下運動ができるのでおすすめです。
注意点
アメリカンショートヘアは好奇心が旺盛で、ときにはイタズラをしてしまうこともあります。
そのため、特にひとりでお留守番をさせるときは、誤飲やイタズラ防止のために部屋を片付け、入ってほしくない場所には柵などを設置するようにしましょう。
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ラグドール
他の純血種と比べると比較的病気のリスクが低いことから、平均寿命も長く、丈夫な傾向にあります。
飼い方
ラグドールは人懐っこい性格で、飼い主さんと一緒にいることが大好きです。
一般的に、猫は過度なスキンシップを嫌がりますが、ラグドールはむしろたくさんスキンシップをとってあげると喜びます。
抱っこしたり、膝に乗せたりして、積極的にコミュニケーションを取ってあげましょう。
注意点
ラグドールと言えば、フワフワと柔らかな毛が特徴的ですが、毛量が多いことから「毛球症」になりやすいと言われています。
毛球症というのは、毛づくろいなどで口から取り込んだ毛が消化管内で毛玉になって、たまってしまう病気です。
食欲の低下や頻繁な嘔吐につながってしまうので、こまめにブラッシングをして、毛づくろいをした際に飲み込む毛の量を少なくしてあげましょう。
ブラッシングの頻度としては、通常時は週に3~4回程度、抜け毛が特に多くなってしまう換毛期は毎日が目安です。
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ヒマラヤン
シャムとペルシャ交配させたことで誕生したヒマラヤンも比較的丈夫な猫種とされています。
飼い方
ヒマラヤンは穏やかで落ち着いた性格なので、活発に運動したり、部屋の中を駆け回ったりすることはあまりありません。
そのため、肥満になりやすい傾向があります。
豊かな被毛に覆われており、体形の変化がわかりにくいので、定期的に体重を量って適正体重をオーバーしていないかチェックしてください。
注意点
ヒマラヤンは比較的丈夫ではあるのですが、「短頭種気道症候群」という短頭種特有の病気になりやすいという側面があります。
短頭種気道症候群は、重症化すると呼吸困難を引き起こしたり、失神したりすることもあるので注意が必要です。
この病気は、先天的な構造異常が原因なので予防が難しいのですが、肥満や暑い時間帯の外出などは発症のリスクを高めてしまうので、避けるようにしましょう。
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メインクーン
メインクーンは、骨太かつ筋肉質でがっしりした体型をしています。体長は大きい子だと1メートルほどあり、猫種のなかでもかなり大型です。
飼い方
メインクーンは体が大きいので、飼育に伴ってトイレやベッドを用意する際は成猫になったときのことも考えてサイズを選ぶようにしましょう。
また、窮屈な環境はストレスになってしまうので、メインクーンを飼うのであれば、それなりにスペースを確保してあげてください。
注意点
メインクーンは原産国が寒い国ということもあり、暑さに弱い猫種です。
そのため、熱中症にならないよう、暑さ対策をしっかり行ってあげてください。
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ノルウェージャンフォレストキャット
純血種としては比較的遺伝疾患が少ないので、平均寿命も14~16歳と長く、丈夫な猫種と言えます。
飼い方
ノルウェージャンフォレストキャットといえば、その発達した筋肉が特徴の一つなので、適度な運動に加え、食事の面からも筋肉維持のサポートをしてあげましょう。
筋肉の成長及び維持のためには、タンパク質が必要なので、良質なタンパク質が豊富に含まれているフードがおすすめです。
以前は植物性のタンパク質=消化・吸収されにくい、とされていましたが、現在では食品の加工技術が進んでいることもあり、植物性のタンパク質であっても消化・吸収しやすくなっています。
注意点
ノルウェージャンフォレストキャットは被毛が多いことから、暑さと毛球症には注意が必要です。
ブラッシングは、余分な抜け毛を取り除き、皮膚の通気を良くすることから、暑さ対策と毛球症予防のどちらにも効果がありますので、ぜひこまめに行ってあげてください。
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混血種は丈夫?
混血種というのはさまざまな猫種を交配させることで生まれた猫のことであり、雑種やミックスと呼ばれることもあります。
混血種は異なる猫種の遺伝子を引き継いでいることから、純血種のような遺伝疾患が少なく、丈夫だと言われることが多いのです。
もちろん、純血種だから必ず弱いというわけではなく、純血種の中にも遺伝疾患が少ない猫種は存在します。
ただ、同じ品種同士を交配させて作出しているので、どうしても疾患や欠陥が受け継がれやすいという特徴があります。
元気な子猫のチェックポイント
できるだけ健康で丈夫な子をお迎えするためにはどのようなところを見れば良いのか、チェックすべきポイントをご紹介します。
目
- ・瞳が輝いているか
- ・充血していないか、白眼が黄色くなっていないか
- ・目ヤニや涙の量が多くないか
- ・眼球がにごっていない
鼻
- ・適度に湿っているか
- ・鼻水は出ていないか
耳
- ・嫌なにおいがしないか
- ・耳垢で汚れていないか
- ・かさぶたや傷はないか
口
- ・歯茎が腫れたり赤くなっていたりしないか
- ・口臭がきつくないか
- ・歯に汚れがついていないか
皮膚・被毛
- ・フケは出ていないか
- ・皮膚に赤みはないか
- ・体をかゆがっていないか
- ・不自然な脱毛はないか
- ・被毛はパサついていないか
足
- ・四肢がしっかりしているか
- ・歩いたときにふらついていないか
- ・足を触ってもいたがらないか
- ・足にしこりや傷はないか
他にも、遺伝子検査をしているのかどうか、チェックしておくことも大切です。
遺伝子検査をしておけば、遺伝的な疾患の有無がわかります。
すでに遺伝的検査を行っている場合は、結果に異常がないか確認しておきましょう。
まとめ
比較的病気をしにくい丈夫な猫を紹介しましたが、健康に長生きしてくれるかどうかは、飼い主さんの管理によるところが大きいです。
適度に運動させる、質の良いフードを適切な量与える、ストレスなく過ごせる環境を作る、毎日体のケアをしてあげるなど、健康管理をしっかり行ってあげることが何より重要であるということを覚えておいてください。
犬の家&猫の里 編集部
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