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真っ白ふわふわが魅力の白い犬種7選!種類ごとの特徴と飼育のポイント
白い犬種は、綿毛のように真っ白な見た目とふわふわした触り心地に癒されますよね。人懐っこく、しつけやすい犬種が多く、愛玩犬としても人気です。
今回は白い犬種7選と、種類ごとの特徴と飼育のポイントについてご紹介します。ご家庭に迎え入れたい犬種の適切な飼い方を知っておきましょう。
白い犬種7選
サモエド
サモエドは、ロシアのシベリア地方の遊牧民族サモエドと暮らしていた犬種です。
かつては、狩猟や魚を捕まえたり、ソリを引いたりして、人間と共に働いていました。信頼が厚く温厚な性格で、しつけやすく自立心があります。
飼い方
サモエドは筋肉質で体力がある犬種なので、毎日1時間以上の散歩で、十分に運動させてください。
遊び好きなので、退屈になるといたずらをすることがあります。散歩以外に遊ぶ時間を作ってあげると良いでしょう。
ダブルコートで毛量が多いため、換毛期は大量に毛が抜けます。こまめのブラッシングを心がけましょう。
注意点
夏場の暑い時期はサマーカットをしてあげたくなりますが、皮膚への紫外線の影響もありますので避けましょう。
サモエドは、胃にガスや食物が溜まって胃捻転を起こしやすい犬種です。フードをふやかして潰すなどし、ドカ食いをさせない工夫をしましょう。
また股関節形成不全の素因もあるため、しっかり運動させて、関節に負担をかけないよう太らせないようにすることも大切です。
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グレートピレニーズ
グレートピレニーズは、フランスが原産国のふさふさした優雅な被毛が特徴の大型犬です。
ピレネー山脈で古くから牧羊犬として活躍していました。
野生動物と戦っていた歴史があるため、警戒心が強く、俊敏な動きをします。
ガッチリした体格で、優しい表情が印象的です。
飼い方
グレートピレニーズは、成長すると体重が50~60㎏と重くなるため、力任せに反抗されると飼い主さんも負けてしまいます。子犬の頃からきちんとしたしつけやトレーニングで、信頼関係を築いておくことがポイントです。
夏場は30分、冬場は1時間以上の散歩時間をとり、しっかり運動させましょう。
グレートピレニーズは、室内飼いに適しており、広いスペースを確保する必要があります。
注意点
グレートピレニーズは、換毛期でなくてもアンダーコートがかなり抜けるため、お世話が大変です。こまめなブラッシングや掃除ができる飼い主さんに向いています。
跳躍などの動きは、関節に負担をかけることがありますので、注意しましょう。
大型犬なので、飼い主さんが一人でシャンプーするのは重労働です。月一回はトリミングをお願いするのもいいでしょう。
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スタンダードプードル
フランスが原産国であるスタンダードプードル。理解力と判断力に優れた、とても賢い犬種です。
愛情深く、フレンドリーな性格で、人間や他の犬とも仲良くできます。
独特の被毛を持ち、手足が細く、頭が小さいのが特徴です。
飼い方
元々は狩猟犬だったスタンダードプードルは、体力があり、好奇心旺盛です。
運動不足になると、ストレスを溜めやすいため、様々な動きを取り入れた遊びや散歩で、ストレスを発散させてあげましょう。
細いカール状の被毛は絡まりやすいので、ブラッシングを定期的に行いましょう。
注意点
プードルは大きさに関わらず、骨折や関節炎を起こしやすいです。高いところからの飛び降りなどはアクシデントが起きやすいので注意してください。
着地の際に負荷がかかることを考慮し、無理のない運動をさせるようにしましょう。
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日本スピッツ
日本スピッツは、日本が原産の国内でも人気が高い犬種です。真っ白い被毛に「スピッツ」を意味する先細ったマズルを持ちます。
飼い主さんには従順ですが、見知らぬ人や犬には警戒心を示すことが多いです。基本的に温和で人懐っこく、好奇心旺盛な性格をしています。
飼い方
日本スピッツは、人懐っこい分、不安や恐怖を感じると吠えやすいです。飼い主さんや家族と多くの時間を過ごせる環境を作りましょう。
しつけやすいですが、集中力にかけるため、おやつなどを使ってトレーニングしてみてください。
白い毛並みを維持するために、こまめなお手入れは必要不可欠です。ブラッシングに加えて、月1~2回程度のシャンプーで被毛を綺麗に保ちましょう。
注意点
被毛が豊富なため、暑さに弱いです。
夏場は熱中症対策のために、冷房機器が整った涼しい環境で飼育する必要があります。
また、長い被毛は静電気が発生しやすいので、冬場は湿度や毛布製品に気を付けるようにしましょう。
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関連記事:日本スピッツの性格や特徴は?飼い方やしつけ方について紹介します!
ビジョンフリーゼ
ビジョンフリーゼは、フランスやベルギーが原産国の小型犬です。
綿毛のようなふわふわした純白でボリュームたっぷりの被毛が特徴です。
基本的に陽気で明るく、フレンドリーな性格ですが、わがままな面が見られることも。飼い主さんが主導権を握っておくことが大切です。
飼い方
ビジョンフリーゼは運動が好きなので、散歩や運動はしっかりさせましょう。
甘えん坊な性格なので、おもちゃで遊んだり、抱っこをしたり、飼い主さんと十分な関わりを持つようにしてみてください。
抜け毛は少なめですが、毛玉ができやすいため、ブラッシングに加えて、定期的なカットとシャンプーが必須です。
注意点
ビジョンフリーゼは、膝蓋骨脱臼などの関節トラブルが起きやすい犬種です。
滑りやすい床は関節に負担がかかり、発症のリスクを高めます。床材は滑りにくいものを選びましょう。
フードは粒が小さいものや飲み込みやすいものがおすすめです。
皮膚や被毛を健やかに保つ成分が含まれたものや、骨や関節を強化する成分が含まれたものを選ぶのも良いでしょう。
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マルチーズ
イタリアの南、地中海にあるマルタ島が発祥の地だとされるマルチーズ。
白く美しい毛並みは、様々なカットスタイルを楽しめるのも魅力です。
古くから愛玩犬として飼われたこともあり、外交的で人懐っこく、べったりと飼い主さんにくっついてくるタイプです。
飼い主さんには従順ですが、知らない人には警戒心を表して、吠え続けることがあります。
飼い方
マルチーズは甘えん坊で気が強く、吠えやすい性格のため、飼い主さんがしっかりしつけておきましょう。褒めながらしつけると飲み込みが早いです。
また、みんなで過ごすことが好きで、一人で留守番をすることが得意ではありません。少しずつ留守番させることに慣らしていくと良いでしょう。
注意点
マルチーズの被毛は伸び続けるため、定期的なトリミングが必要です。特に目の周りや口周りは汚れやすいので、短めにカットしておくと良いでしょう。
毛玉ができないようにブラッシングは毎日行ってください。
マルチーズは、涙やけや涙管閉塞を含む「流涙症」と呼ばれる眼の疾患を起こすことが多いとされています。いくつか原因があり、治療法も異なります。
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ボロニーズ
イタリアのボローニャ地方が原産のボロニーズ。高貴な人々の間で愛玩犬として飼われてきました。
カールした白く長いふわふわした毛をまとい、垂れた耳が特徴的です。
人懐っこく、素直で優しい性格で、飼い主さんに構ってもらうのを好みます。
飼い方
ボロニーズは、人に一緒に遊んでもらうことが大好きなので、室内でもボール遊びや引っ張りっこなどをしてあげると良いでしょう。
臆病な性格にさせないために、子犬の頃から社会性を身に付けさせるトレーニングは必要です。
毛玉ができやすいため、ブラッシングやコーミングは丁寧に行ってください、
注意点
アンダーコートがないボロニーズは、冬の寒さが苦手です。温かくして寝られるように、寝床に毛布を敷いておくなど、寒さ対策をしましょう。
また美しい被毛を維持するために、定期的にシャンプーやトリミングを行ってください。
白い犬はお手入れが大変?
白い被毛を持つ犬は、涙やけやよだれやけなどで、汚れや変色が目立ちやすいです。そのため、他の犬よりも、白い毛犬はお手入れが大変だと感じるかもしれません。
清潔で綺麗な被毛を保つためにも、ブラッシングやシャンプー、トリミングなどのお手入れは必須です。
ブラッシング
毎日のブラッシングは、毛玉防止や抜け毛の除去のためにも欠かせません。
ボリュームのある被毛の犬種は、大きめのスリッカーやピンブラシを使うのがおすすめです。
毛玉を見つけたときは、少しずつ慎重にほどいていきましょう。無理に引っ張ると、皮膚に負担がかかってしまいます。
また、皮膚病の予防のためにもブラッシングは効果的です。
シャンプー
白い被毛の犬種は汚れが目立ちやすいため、シャンプーをして被毛を綺麗な状態を保つことが必要です。そこで気を付けたいのが、シャンプーの頻度です。
汚れる度に洗ってあげたくなりますが、皮膚が敏感な犬種もいます。月1~2程度を目安に行ってみてください。
毛が長く絡みやすい犬種の場合は、毛の流れに沿って洗いましょう。汚れが気になる部分はつまみ洗いすると、毛が絡みにくいです。
ご家庭でシャンプーするのが難しい場合は、プロの方にお任せすると安心です。
トリミング
被毛を放っておくとどんどん伸びてくる犬種もいるため、トリミングを依頼する必要があります。
食後の口周りや排せつ後のおしり周りは、特に汚れやすい箇所です。月1回程度、トリミングをお願いしてみましょう。
トリミングで、丸くカットしたり、毛を残したりと、カットの形を楽しめる犬種もいます。ぜひ愛犬に似合うカットを色々試してみてくださいね。
まとめ
白い被毛を持つ犬には、さまざまな犬種がいます。それぞれ特徴や性格が異なり、個性がありますよね。犬種によって、適した環境や接し方のポイントも変わってきます。飼育スペースを確保できるか、飼う上で性格的に問題ないかなど、よく検討してみてください。
また、飼い主さんがまめにお手入れできるかどうかも重要なポイントです。白い被毛を綺麗で衛生的に保つために、他の犬種よりも手間がかかると感じるかもしれません。
ですが、愛犬も手をかけて育てるほど、愛着が沸くものです。毎日のブラッシングなどで積極的にコミュニケーションの時間を持つことで、信頼関係も生まれてきます。家族の一員として、愛犬との時間も大切にしたいところです。
愛犬を迎え入れる際は、家族とよく相談して、飼育環境などをきちんと整えてから迎えましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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