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尻尾が長い猫5選!特徴と飼育のポイントを紹介します
長い尻尾を持つ猫が、尻尾をゆらゆらと揺らして歩いたり、くつろいだりする姿は優雅で愛らしいですよね。この記事では、尻尾が長い猫の持つ特徴と、尻尾が長い猫5選をご紹介します。飼う際のポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
尻尾が長い猫の特徴
かぎしっぽやボブテイル、カールした尻尾など、猫の尻尾も様々です。では、尻尾が長い猫には、どのような特徴があるのでしょうか。具体的に見ていきます。
海外の品種が多い
尻尾の長い猫は、海外から来た品種に多いです。猫の祖先であるリビアヤマネコは、尻尾が長い猫で、日本でも江戸時代までは、尻尾の長い猫が主流でした。しかし、尻尾の長い猫は年をとると先が2つに分かれて「猫又(ねこまた)」という化け物になるという噂が広まったことで、尻尾の長い猫は嫌われ、尻尾が短い猫が優遇されるようになります。
その結果、日本では尻尾の短い品種がペットして飼われ、尻尾の長い品種は海外に多く見られるようになったのです。
好奇心旺盛
尻尾が長い猫は、物おじしない、好奇心旺盛な性格の子が多いです。尻尾の短い日本猫は室内で飼うよりも外で生活する野良猫が多かったため、警戒心が強い傾向があります。
一方で尻尾が長い猫が主流の海外猫は、室内飼いが一般的です。危険な目に遭う心配が少ないため、物おじしない、好奇心旺盛な性格になったとされています。
感情表現が豊か
猫の尻尾は感情のバロメーターです。ピンと立てたり、ゆさゆさと揺らしたり、ぶわっと膨らましたりして、様々な感情を表現しています。
短い尻尾の猫よりも長い尻尾を持った猫の方が、素直な性格の子が多いです。そのため、喜んでいるのか、機嫌が悪いのかといった感情表現が豊かで、読み取りやすいといえます。
劣勢遺伝
尻尾の長い猫と短い猫を交配したときに、尻尾の短い猫が生まれる確率の方が高いです。尻尾の短い猫の遺伝子は、受け継がれやすい「優性遺伝」で、尻尾の長い猫の遺伝子は「劣勢遺伝」だとされています。
尻尾が長い猫5選
ここでは、尻尾が長い猫5選をご紹介します。それぞれの品種の飼い方や注意点など、参考にしてみてください。
ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェージャンフォレストキャットはノルウェー原産の猫です。体重が4~7キロのがっしりとした体格の大型猫で、ふさふさした豊かな被毛を持っています。優しく穏やかで、甘えん坊です。
飼い方
ノルウェージャンフォレストキャットは、社交的で人懐っこい性格のため、初心者でも飼いやすい品種です。飼い主さんを信頼すると、より甘えん坊の性格が顕著になります。適度なスキンシップで、思い切り甘えさせてあげると良いでしょう。
注意点
長毛でダブルコートのため、毛が絡まりやすいです。そのため、1日1回のブラッシングなどのお手入れが欠かせません。活発に動くため、室内でもしっかり運動できるよう、環境を整えてあげてください。
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シャム
南国生まれの品種のシャム猫。シャム猫は、ポイントカラーとブルーの目が特徴です。しなやかな筋肉を持った身軽な体型をしており、アクティブに動きます。体重2~4キロの中型猫で、しわがれたような独特の声で鳴きます。
飼い方
シャム猫は、人に触れ合うのが好きな子が多いです。飼い主さんに話しかけるようによく鳴くため、時々要求に応えてあげると良いでしょう。シャム猫は、ひとりでいることも好きですが、甘えることも好きです。ねこの気持ちに寄り添った飼育をすることが大切です。
注意点
シャム猫はやや寒さに弱い品種です。寒い時期は室内の温度に気を付けてください。運動不足から、肥満になりやすいため、フードの量など体重管理にも注意しましょう。
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アビシニアン
アビシニアンはエチオピアが原産国です。すらっと伸びた足と丸みのあるくさび型の顔を持ち、バランスの取れた体型をしています。ティックド・タビーと呼ばれる縞模様がアビシニアンの特徴です。
飼い方
アビシニアンは遊びが大好きで犬のような性格の子が多いです。しなやかな筋肉を持ち、運動神経も抜群です。運動不足になるとストレスを溜めやすくなります。部屋の中でも十分体を動かせるように、環境作りをしてあげることが必要です。
注意点
警戒心よりも好奇心の方が勝るので、部屋の中でも駆け回ったり、飛び降りたりします。ケガをしないように気を付けましょう。肥満になりやすいため、食事の与えすぎには注意してください。先天的な病気のリスクが高い品種のため、ペット保険に加入しておくと良いです。
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ベンガル
ベンガルは、アメリカ原産の4~8キロのやや大きめの中型猫で、美しいヒョウ柄が魅力です。筋肉質でやや胴長、野性味に溢れた容姿をしています。
飼い方
ベンガルは、野性的な見た目ですが、温厚で甘えん坊な性格です。社交的で飼い主さんと遊ぶのが好きなので、遊びに付き合ってあげると良いでしょう。ただし、あまりベタベタされるのは嫌がります。適度な距離感を保って接することが大切です。
注意点
ベンガルは、活発でよく動くので、十分運動できる広い飼育スペースを確保する必要があります。野生的で運動量が豊富なため、脱走したがります。脱走防止のための対策をしておくと良いです。
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シンガプーラ
体重が2~3キロで世界最小のボディのシンガプーラは、シンガポールの下水溝で暮らしていた野良猫がルーツ。華奢な体に少しつり目の大きな瞳で、耳の付け根が広く大きく、可愛らしい印象です。
飼い方
シンガプーラは、鳴き声が比較的小さく、飼い主さんによく懐くため、飼いやすい品種です。独占欲が強く、繊細な面もあるため、多頭飼いよりも単独飼いがおすすめです。
注意点
シンガプーラは寒さに弱いため、冬は防寒対策が必要になります。小さい身体ですが、行動はダイナミックです。高いところに上るのも大好きなので、室内での事故に注意しましょう。
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尻尾が長い猫を飼う際のポイント
猫にとって尻尾は、バランスを保つために必要不可欠な部分です。素早いダッシュや高い場所からのジャンプ、狭い場所での移動など、毎日の活動で大いに役立っています。
寒い冬は、長い尻尾を体にくるりと巻き付けて、寒さをしのぐ様子が見られます。長い尻尾にはマフラーの役割もあり、防寒対策にも欠かせません。
猫同士では、尻尾はコミュニケーションを図るツールです。飼い主さんにとっても、愛猫からのサインを受けとるための手段でもあります。愛猫の感情の変化や気持ちを汲み取って、接してあげることがポイントです。
また、尻尾は複雑かつ繊細な部分です。尻尾の動きを見ていると、柔軟に見えます。ですが、18~23個の尾椎と呼ばれる骨と、8つの筋肉から形成されており、尾骨神経が集まるデリケートな部分です。
長い尻尾は可愛らしくて魅力的でつい触りたくなります。しかし、むやみに触ったり、引っ張ったりしないようにしてください。尻尾は特に痛みを感じやすい部分です。寝ている愛猫の長い尻尾を踏まないように注意しましょう。
遺伝的な要素から、先天的な病気にかかりやすい品種も多いです。異変を感じたら、獣医師さんに診てもらってください。
まとめ
尻尾の長い猫は、ほとんどが海外の品種で、好奇心の旺盛な子が多いです。猫は尻尾で様々な感情を表現します。長い尻尾を持つ猫は、感情表現が読み取りやすいため、愛猫からのサインをくみ取って接することがポイントです。
日本猫と異なり、警戒心よりも好奇心が勝るため、室内での事故やケガにも気を付ける必要があります。活発な品種が多いため、運動不足にならないように、広い飼育スペースを確保してください。
愛猫の気持ちに寄り添って、関わり合えるのが理想です。日頃から愛猫の様子を観察し、感情の変化や要求を察知するように心がけ、より良い関係性を築いていきましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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