猫=クールという印象を持っている方も多いと思いますが、甘えん坊な子や人懐っこい子もたくさんいます。できれば愛猫とは常にいっしょに過ごしていたい！という方は、この記事で紹介する甘えん坊な猫種を参考にしてみてください。

甘えん坊な猫の特徴

性別で変わる？

メス猫は自立心があり、クールで落ち着いている子が多いですが、オスはやんちゃで甘えん坊の子が多いと言われています。特に去勢手術をしたオス猫は攻撃性が緩和され、穏やかで、甘えん坊になるようです。

毛色で変わる？

猫の毛色は実にバリエーション豊かですが、同じ毛色や柄を持つ猫は性格が似通っている傾向があります。その中でも一番甘えん坊と言われているのが茶トラの猫です。

レッドタビーと呼ばれたりもしますが、柔らかいオレンジ色のベースに、赤褐色の縞模様が入っている毛色です。

この毛色を持つ猫は、人懐っこく甘えん坊で、食べることが好きなどの特徴があるようです。

甘えん坊な猫8選

スコティッシュフォールド

性格、特徴

小さな耳に丸々とした顔が愛らしいスコティッシュフォールドは、穏やかで人懐っこく、子どもとの相性も比較的良いとされています。

飼い方のコツ

スコティッシュフォールドは、通称「スコ座り」という足を前に投げ出したような独特な座り方をすることがあります。毛づくろいの際に一時的にこの座り方をしているのであればそこまで問題ないですが、たびたびスコ座りをしている場合は、関節を傷めている可能性があります。スコティッシュフォールドは、遺伝的に骨軟骨異形成という病気になりやすく、関節に痛みが生じることがあるので、普段から注意深く見ておきましょう。

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スコティッシュフォールドの性格や特徴について紹介します

シャム

性格、特徴

シャムは顔や耳、足先、しっぽのポイントカラーと青く美しい瞳が特徴です。
人と触れ合うことが好きなので、飼い主さんの膝や肩に乗ってくることもよくあります。

飼い方のコツ

南国生まれということもあり、寒いのは苦手です。体を丸めていたり、毛布や布団にもぐったりしているときは寒がっているサインですので、暖房で室温を調整してあげましょう。

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シャムの性格や特徴について紹介します

ラグドール

性格、特徴

猫の中でも特に体が大きいラグドールは、被毛の多さも相まって、とても存在感があります。大型種なので、飼育には広いスペースが必要と思われるかもしれませんが、運動量が少なく、基本的にはゆったり座っていることが多いので、限られたスペースであっても飼育は可能です。

飼い方のコツ

ラグドールは遺伝的に心臓病にかかりやすい猫種なので、病気を早期に発見するためにも、必ず定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

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ラグドールの性格や特徴について紹介します

メインクーン

性格、特徴

思わず触りたくなるような、長くてふさふさの毛がメインクーンの特徴と言えます。凛々しい顔立ちをしていますが、昔からワーキングキャットとして人と暮らしていたので、人懐っこく、とても飼いやすい猫種です。

飼い方のコツ

運動量が多いので、広いスペースを確保してあげるのが望ましいです。どうしてもスペースの確保が難しい場合は、キャットタワーを置いてあげると、限られた空間でも上下運動ができるのでおすすめです。

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メインクーンの性格や特徴について紹介します

アメリカンショートヘア

性格、特徴

フレンドリーで穏やかな性格をしていることから、小さい子どもがいる家庭でも飼えるとされています。

人懐っこい猫種ではありますが、長い時間抱っこされたり、ベタベタ触られたりすることはあまり好まないので、適度な距離を保ってコミュニケーションをとってあげるとよいでしょう。

飼い方のコツ

アメリカンショートヘアは太りやすい体質なので、食事の管理を徹底してください。決められた量以上にフード与えないことはもちろんですが、おやつのあげすぎにも注意しましょう。

また、アメリカンショートヘアは賢いので、手の届くところにフードをしまってしまうと勝手に食べてしまうこともあります。そのため、フードやおやつの管理場所にも注意を払ってください。

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アメリカショートヘアの性格や特徴について紹介します

ノルウェージャンフォレストキャット

性格、特徴

穏やかで優しい性格をしており、初めて見る人や猫に対しても警戒せず、フレンドリーに接してくれます。活発なところもあり、成猫になっても高いところに登って遊ぶ姿が見られます。

飼い方のコツ

ノルウェージャンフォレストキャットは毛球症になりやすい傾向があります。毛球症は毛づくろいなどで飲み込んだ毛が胃の中で塊になってしまい、食欲不振や頻繁な吐き気を引き起こす病気です。豊かな被毛に覆われているので、毛づくろいの際に飲み込む毛の量を減らしてあげるためにも、こまめにブラッシングを行うようにしてください。

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ノルウェージャンフォレストキャットの性格や特徴について紹介します

エキゾチックショートヘア

性格、特徴

個性的な顔が特徴なエキゾチックショートヘアは、神経質な面がなく、おっとりとしています。寂しがり屋なので、常に飼い主さんと一緒にいることを好みます。

飼い方のコツ

エキゾチックショートヘアのような鼻がぺちゃっとしている猫は、呼吸がしにくいため、熱中症になるリスクが高いです。熱中症は重症化すると命に関わるため、夏場は室温が上がりすぎないように調整してください。

ただ、あまりにも室温を下げすぎてしまうと食欲不振や下痢などを引き起こしてしまうので、様子を見ながら調整してください。

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エキゾチックショートヘアの性格や飼い方について

ブリティッシュショートヘア

性格、特徴

ずんぐりとした体型をしていますが、意外にも運動能力が高いことで知られています。毛色はさまざまな色がありますが、中でもブリティッシュブルーと呼ばれる青みがかったグレーが人気です。

飼い方のコツ

穏やかな性格をしているのであまり運動をしないようにも思われるのですが、運動能力が高い猫種なので、運動することが好きです。
そのため、できれば運動できるスペースを設けてあげましょう。

キャットタワーが設置できると良いのですが、難しい場合には、家具の配置を工夫して、安全に上下運動ができるようにしてあげましょう。

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ブリティッシュショートヘアの性格や特徴について紹介します

甘えるときの猫の仕草

のどをゴロゴロ鳴らす

のどをゴロゴロ鳴らすのは、母猫と子猫がコミュニケーションを取る際に行われるものだとされています。目を細めて、リラックスしながらゴロゴロ鳴らしているときは、飼い主さんに甘えている証拠です。

頭や体をこすりつける

猫が頭や体をスリスリとこすりつけるのは、自分のニオイをつけるためのマーキング行為です。飼い主は自分のものであると周りにアピールするために行うもので、信頼した相手にしかやらないようです。

また、かまってほしい、遊んでほしいと思っているときにも頭や体をスリスリとこすりつける傾向があります。

ふみふみする

猫が飼い主さんの体の上やクッションの上で前足をふみふみすることがあるのですが、これはもともと授乳のときに母猫のおっぱいの出をよくするために行っていたものです。

成猫になっても柔らかいものに触れるとふみふみしてしまうのは、赤ちゃんの頃に返ったように甘えているからだそうです。

甘噛みする

猫は親子間や兄弟間のスキンシップとして甘噛みをします。それと同じように、飼い主さんにも愛情表現として甘噛みをしてしまうことがあるのですが、人間の手や足を噛むことが悪いことだとしつけずに放置してしまうと、後々問題行動に発展する可能性が高いです。できれば子猫の甘噛みのうちから、しつけを行うようにしましょう。

お腹を見せる

急所であるお腹を見せてくれるのは、飼い主さんに対して信頼を寄せている証です。わざわざ飼い主さんの目の前に来てお腹を見せてくるときは、甘えたいサインですので、優しくなでるなどスキンシップをとってあげましょう。

人懐っこく育てるコツ

人懐っこい子に育ってほしいのであれば、子猫のときからたくさんコミュニケーションをとってあげることが重要です。できれば飼い主さんやその家族だけでなく、近所の人や散歩の際によく会う人などさまざまな人と触れ合っておくと、社会化が進むので人懐っこくなるとされています。

ただ、猫の中には人見知りな子もいますので、怖がっているときは無理に家族以外の人と会わせるのは控えましょう。

まとめ

ツンデレな猫ももちろんかわいいですが、常に飼い主さんのそばにいたがるような猫もまた違ったかわいらしさがありますよね。
猫は甘えたいとのどを鳴らしたり、体をこすりつけてきたりするので、そういった仕草を見逃さないようにしてあげましょう。甘えん坊の猫は飼い主さんとのコミュニケーションを何より喜んでくれますので、積極的に遊んだり、たくさんスキンシップをとってあげてください。