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短足な犬種8選!特徴や性格について紹介します。
胴長短足の犬は見た目に可愛らしく、人気があります。ちょこちょこ歩いている姿は何とも愛らしく、見ているだけで癒されるという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、短足な犬種8選をご紹介します。それぞれの犬種の特徴や性格とあわせて、短足な犬と暮らす際の注意点も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
短足な犬とは
短足な犬とは、もともと使役犬として活躍した犬種が多く、目的に合わせて交配を繰り返し、探求した結果、生まれたものです。
ダックスフンドは、アナグマの巣穴に入りやいように、細長い体型に改良された犬種です。また、牧畜犬として働いていたコーギーは、牛に蹴られてケガをしないように、小さな体型に改良されました。また、ペキニーズなどの愛玩犬は、はじめから見た目の可愛らしさを追求して改良された犬種です。
短足な犬8選!
短足な犬8選をご紹介します。
ウェルッシュコーギー
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体高・体重と平均寿命
体高 | 25~30㎝ |
|---|---|
体重 | 9~12㎏ |
平均寿命 | 11~14歳 |
飼い方
ウェルッシュコーギーは、明るく活動的で遊び好きな性格です。社交的で初めて会う人や他の犬とも仲良くできます。牧羊犬の気質から、無駄吠えや噛み癖がついてしまうことも。やや頑固な面もあるので、子犬の頃から根気よくしつけることが大切です。運動量が多いため、毎日の散歩以外にも、ドッグランで走らせるなどして、エネルギーを発散させてあげてください。
注意点
食欲旺盛で太りやすいため、適度な運動と食事コントロールが必要です。抜け毛が多いため、換毛期はこまめにブラッシングしましょう。足が短く、お腹が汚れやすいため、濡れタオルなどで拭いてあげてください。家具を噛んで破壊するトラブルが多いため、留守中はサークルなどに入れておくと安心です。病気の面では、「皮膚炎」になりやすいため、お手入れする際は、皮膚の状態をチェックするようにしましょう。
ウェルッシュコーギーの子犬を探す
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ダックスフンド

体高 | 21~25㎝ |
|---|---|
体重 | 5㎏前後 |
平均寿命 | 12~16歳 |
飼い方
ダックスフンドは、明るく温和で人懐っこい性格です。仲間意識が強く、多頭飼いに向いています。順応性が高く、状況判断能力に優れており、しつけやすいです。ただし、吠え癖がつくと直すのが難しいため、しっかりしつけるようにしてください。非常に活発なので、肥満やストレス解消のためにも、日頃から十分運動させるようにしましょう。
注意点
足が短いので、地面からの影響を受けやすいです。夏場の散歩は日差しの強い時間帯を避けましょう。食いしん坊な子が多く、肥満になりやすいため、食事やおやつの与えすぎに注意してください。病気の面では、「皮膚病」になりやすいです。こまめにブラッシングし、かゆみや赤みなどの症状があれば、動物病院を受診しましょう。また、垂れ耳で「外耳炎」になりやすいため、定期的に耳掃除が必要です。そのほかにも、「緑内障」や「白内障」などの眼疾患になりやすいため、目の異常があれば、獣医師さんに診てもらってください。
ダックスフンドの子犬を探す
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ペキニーズ

体高 | 20㎝前後 |
|---|---|
体重 | 5㎏前後 |
平均寿命 | 12~15歳 |
飼い方
ペキニーズは、マイペースでときに頑固、独立心があり、飼い主さんに依存しない猫のような性格をしています。家族には忠実ですが、人見知りするため、家族以外の人にはなかなか懐かない場合があります。運動量が少なく、室内で遊ぶことを好みます。
注意点
全体的にボリュームのある被毛は、抜け毛が多く、お手入れが必要です。病気の面では、先天性の「鼻腔狭窄」や「軟口蓋過長症」になりやすいです。呼吸がしにくい様子であれば、適切な治療や手術で症状を緩和できます。また、目が突出して大きく「乾性角結膜炎」になりやすいため、日頃から目を傷つけないよう注意してください。
ペキニーズの子犬を探す
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バセットハウンド
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体高 | 33~38㎝ |
|---|---|
体重 | 18~27㎏ |
平均寿命 | 10~12歳 |
飼い方
バセットハウンドは、穏やかでのんびりした性格で、人や他の犬にも友好的に接します。鳴き声が大きいので、集合住宅で飼育する際は、子犬の頃から無駄吠えをしないようにしつけておきましょう。嗅覚が鋭く、気になるものがあると夢中になって追いかけてしまうことがあります。どんなときもコマンドに従えるように、根気よくしつけてください。
注意点
暑さに弱いため、夏場は涼しい時間に散歩をし、室内はエアコンなどで温度管理してください。太りやすいため、適度に運動させるようにしましょう。垂れ耳で蒸れやすいため、耳のケアが必要です。病気の面では、密集した被毛と大きなたるみにより「皮膚病」になりやすいです。赤みや発疹の症状があれば、動物病院を受診してください。また、「眼疾患」になりやすいため、目の周りのケアと定期的な検査で予防しましょう。
バセットハウンドの子犬を探す
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ダンディ・ディモント・テリア
体高 | 20~27㎝ |
|---|---|
体重 | 8~11㎏ |
平均寿命 | 12~15歳 |
飼い方
ダンディ・ディモント・テリアは、温和で愛情深い性格をしています。適応力が高く、マンションなどでも飼いやすいです。テリア種に多い、頑固さや気の強さがあまりなく、従順でしつけやすいです。運動量はそれほど多くないですが、室内でもある程度、自由に動き回れるスペースがあると良いでしょう。
注意点
抜け毛はやや多いため、換毛期は毎日ブラッシングが必要です。足が短く、地面に近いため、夏場は熱中症に注意してください。肥満が原因で「糖尿病」になりやすいため、食事管理と足腰に負担がかからない運動で予防しましょう。また、垂れ耳で「外耳炎」になりやすいです。定期的に耳掃除をしてあげてください。
クランバースパニエル
体高 | 43~51㎝ |
|---|---|
体重 | 25~39㎏ |
平均寿命 | 10~12歳 |
飼い方
クランバースパニエルは、温厚で物静かな性格です。家族に対して献身的な愛情を示しますが、見知らぬ人や犬は人見知りをして、距離を置く傾向があります。基本的にマイペースなので、愛犬のペースに合わせてしつけるようにしてください。
注意点
暑さに弱いため、エアコンなどで室温調節し、熱中症対策をしてください。活発ではないため、運動不足から肥満になりやすいです。毎日適度に運動させ、バランスのよい食事を心がけましょう。病気の面では、「皮膚病」になりやすいため、脱毛や体をかゆがる症状があれば、動物病院で診てもらってください。また、「眼瞼異常」を起こしやすいため、涙や目やにが増えるなどの目の異常があれば、獣医師さんの診察を受けましょう。
バセーフォーブドブルターニュ
体高 | 33~38㎝ |
|---|---|
体重 | 9~16㎏ |
平均寿命 | 11~14歳 |
飼い方
バセーフォーブドブルターニュは、愛情深く従順な性格で、他の家族やペットにも友好的です。粘り強く頑固で一途な猟犬らしい気質もあります。しつける際は、信頼関係を築いた上で、根気よくしつけてください。運動量が豊富なため、散歩以外にも、広場で走らせるなど、十分に運動させる必要があります。
注意点
被毛のお手入れは、ブラッシング程度なので、比較的簡単です。目の周りのムダ毛は定期的にトリミングしてください。太りやすいため、食事管理をして肥満に注意しましょう。病気の面では、遺伝性の「肘関節胃形成症」になりやすいです。生後5~10カ月頃に発症が多いため、異変に気づいたらすぐに診てもらってください。また、「皮膚病」になりやすいです。長い耳としわの間は皮膚トラブルを起こしやすいため、こまめに手入れする必要があります。
サセックススパニエル
体高 | 33~38㎝ |
|---|---|
体重 | 16~20㎏ |
平均寿命 | 12~15歳 |
飼い方
サセックススパニエルは、穏やかで優しく、友好的な性格です。飼い主さんと一緒に過ごすことを好み、子供がいる家庭にも適しています。もともと狩猟犬だったため、必要な運動量が多いです。毎日しっかり運動させて、欲求を満たしてください。また、頑固な面があるため、トレーニングを重ねて、根気よくしつけましょう。成長が遅い犬種なので、子犬の頃から激しい運動をさせるのは控えてください。
注意点
厚い被毛を持つので、体臭がこもりやすいです。定期的なシャンプーをして清潔に保ちましょう。汚れがつきやすく、抜け毛が多いので、こまめなブラッシングをしながら、汚れを取り除いてください。垂れ耳で通気性が悪いため、「外耳炎」になりやすいです。こまめに耳掃除をしてあげましょう。
短足な犬に多い病気
短足な犬が特にかかりやすい病気は、次の2つです。
股関節形成不全
股関節形成不全は、成長過程で股関節形成の際に、骨盤の後ろ足の骨に異常が現れる病気です。遺伝的要素が強く、完全に予防することは難しいとされています。短足な犬は、他の犬種よりも関節に負担がかかりやすいため、発症リスクが高いです。できるだけ関節への負担を軽減することで、発症や悪化を防げます。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨でクッションの役割をしている椎間板が飛び出してしまう病気です。過度な運動や老化、外部からの強い力が原因となり、発症します。背骨への負担が大きい短足な犬は、椎間板の変性を起こしやすいため、発症率が高いです。症状は軽度のものから麻痺が起こるほど重度のものまであり、早期治療が有効です。
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短足な犬と暮らすときに注意すること
胴長短足な犬と暮らすときに注意したいのが、できるだけ腰への負担をかけないことです。具体的には次のような点に気をつけてください。
段差の昇り降りをさせないようにする
低い段差であっても、昇り降りの動作は、短足な犬にとってかなりの労力を要します。腰を痛める原因にもなるため、階段はもちろん、ベッドやソファなどにもなるべく上らせないようにしましょう。階段を利用する際は、抱っこで対応してください。
床が滑らないようにする
滑りやすいフローリングの床材は、腰への負担が大きいです。転倒して、骨折や脱臼を起こす可能性があるため、滑りにくい床材に変える、カーペットやマットを敷くなど、滑りにくくする対策が必要です。
抱っこの仕方に気を付ける
短足な犬は、抱っこの仕方によっては、反る体勢になり、背骨に負担がかかってしまいます。なるべく地面と平行にフセの姿勢で抱き抱え、縦抱きにならないように注意してください。
体型に気を付ける
肥満は足腰への負担が増え、腰痛の原因になります。短足な犬は、太らせないことも重要です。椎間板ヘルニアや糖尿病を発症するリスクが高くなるため、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。
普段の様子を気にして見る
普段から愛犬の様子を観察し、食欲の低下や、散歩の途中で立ち止まる、座り込むなどの様子が見られる場合は、腰に違和感を持っている可能性があります。愛犬の背中や尻尾の付け根辺りを触ったときに嫌がる場合は、獣医師さんに診てもらってください。
まとめ
愛らしい魅力のある短足な犬は、その特徴的な見た目ゆえ、腰が弱く、股関節形成不全や椎間板ヘルニアを発症しやすいです。腰への負担は、病気を誘発してしまため、日常生活においても、できるだけ腰に負担をかけないように、注意しなければなりません。
短足な犬を迎え入れる場合は、他の犬種とは飼い方のポイントが異なります。短足な犬ならではの特徴を理解した上で、健康に過ごせるよう配慮してあげてくださいね。


犬の家&猫の里 編集部
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