コラム・豆知識
注目のワンちゃん、ネコちゃん
一人暮らしでも犬は飼える?気を付けたいポイントや対策について紹介します
一人暮らしでも犬は飼える?気を付けたいポイントや対策について紹介します
もくじ
一人暮らしでも犬は飼える?
犬を飼いたいけど、自分は一人暮らしだから…とあきらめている人は多いと思います。しかし、一人暮らしであっても対策やポイントを知っておけば、飼育することは十分可能です。
では具体的にどのようなことを気をつければ良いのでしょうか。
飼う前に考えなければいけないこと
経済的な余裕はあるか
犬を飼うとなると、毎日のフード・おやつ、トイレシートなどの消耗品、ワクチン接種、病気やケガの際の治療費、トリミング費用などそれ相応のお金がかかります。
こうした犬のための費用が上乗せされたとしても、自分の生活に支障がないのであれば、飼育を検討しても良いと思います。
時間的な余裕はあるか
ペットを飼う前は気軽に出かけたり、旅行に行ったりできますが、飼い始めたらそうはいきません。決まった時間にエサをあげて、しっかり散歩にも連れていかなければいけません。愛犬のためにしっかりと時間がさける人ではないと、犬の飼育を続けていくことは難しいと思います。
最後まで一人で世話をすることができるか
犬に限らず、生き物を飼うということは責任を伴います。飼ってみたけどやっぱりダメだった…では済まされません。
犬は飼い主さんなしでは何もできません。健康なときも病気のときも常に寄り添って最後までその責任を果たすことができるという人だけ、迎え入れるようにしましょう。
一人暮らしで犬を飼うメリット
家族が増える
シーンとした静かな家に帰ったとき、無性に寂しさを感じたことがある人も多いはず。しかし、犬を飼っていれば、かわいい愛犬がおかえり!とばかりに出迎えてくれます。楽しいことやつらいことがあったときも愛犬という家族がいれば共有できますから、癒しや元気をもらうことができます。
運動不足になりにくい
犬を飼うとなれば、毎日散歩に行く必要があります。そうなると、自然と外に出て、ウォーキングしたり、たまにはボールやフリスビーで遊んだりするわけですから、運動不足解消になります。
他人とのコミュニケーションが増える
散歩やドッグランに出かけると、自分と同じように、犬を連れている人がたくさんいるので、自然とコミュニケーションが増える傾向にあります。
同じ犬種を飼っている人と話すと、共通の話題も多いですし、いろいろな情報交換もできて楽しいですよ。
一人暮らしで犬を飼うデメリット
十分な飼育スペースが確保できない
一人暮らしとなると、1Rや1Kの部屋で生活している人も多いと思います。居室が1部屋しかないとなかなか十分な飼育スペースが確保できません。
一人暮らしの場合は、小型犬を選べばそこまで広いスペースが必要ないのでおすすめです。
吠える声で周囲の人に迷惑がかかる
アパートやマンションなど集合住宅で暮らしていると、犬が吠える声で隣の人に迷惑をかけてしまうことがあります。特に多くの人が寝静まる深夜などに吠えてしまうと、トラブルのもとになってしまいます。
まったく吠えない犬種というのはいないので、徹底したしつけを行う必要があります。しつけに自信がない場合は、プロにお願いするのも一つの手です。
飼い主が病気やケガをすると面倒を見る人がいない
自分が事故にあったり、大きな病気にかかったりして病院に長期入院してしまうと、愛犬の面倒見る人がいなくなってしまいます。
そのため、緊急の預け先を決めておきましょう。犬を飼ったタイミングで家族や友人に伝えておくとスムーズです。
留守中にケガをしたり体調を崩したりする可能性がある
おそらく一番懸念されるのが留守中のケガや体調不良だと思います。犬は好奇心旺盛な子が多いので、いろいろな場所に立ち入ったり、危険なものに触ってしまったりすることがあります。リビングの電気コードや簡単に口に入ってしまうアクセサリー類などは、家を出る際に愛犬の手の届かないところにしまいましょう。また、浴室やキッチンなど危険な場所に立ち入れないよう、簡単に飛び越えられない高さの柵を設置しておくと安心です。
長期の旅行などがしにくい
当然のことながら、愛犬をひとりぼっちで家に残したまま、長く家を空けることは難しいです。食事の問題もありますし、何より飼い主と長い時間離れることは、愛犬にとってとてもストレスです。どうしても家を空けなければいけない場合は、ペットホテルや信頼できる友人に預かってもらうことを検討しましょう。
一人暮らしで犬を飼うときのポイント
一人暮らしに向いている犬種を選ぶ
一人暮らしに向いている犬の条件は以下の通りです。
- ・広いスペースを必要としない
- ・毛が抜けにくい
- ・しつけがしやすい
- ・性格が穏やか
これらの条件を満たしていると言われているのがシーズーです。小型犬で、抜け毛が少なく、性格は比較的落ち着いています。毛が長く、絡まりやすい傾向にあるので、毎日のブラッシングや定期的なトリミングをしてあげる必要があります。
性格が穏やかな小型犬という点では、パグやフレンチブルドッグもおすすめと言えます。こまめに掃除ができないので、抜け毛が少ないほうが良いという方にはトイプードルやマルチーズが人気です。
シーズーの特徴や性格は?飼い方としつけ方を解説します!
パグの特徴や性格は?飼い方としつけの方法を紹介します
フレンチブルドックの性格や特徴から飼い方としつけ方について紹介します!
トイプードルの種類は?大きさや体重ごとの特徴を紹介します!
マルチーズの特徴や性格は?飼い方やしつけ方を紹介します!
留守番に慣れさせる
一人暮らしで犬を飼うのであれば、留守番に慣れさせるのはマストです。そうでなければ飼い主さんは学校や会社に行くことができません。
とはいっても、いきなりひとりぼっちにしてしまうと、さまざまな問題が起きてしまうので、少しずつ慣れさせる必要があります。
まずはゴミを捨てにいく間などごく短い時間のお留守番から挑戦して、だんだんとひとりの時間を増やしていきます。
夢中になれるような知的玩具を複数用意してあげると、留守番が成功しやすくなります。
注意してほしいのが、留守番させる時間です。個体差はあるものの、犬が留守番できる時間は8~10時間と言われています。長時間の留守番ができるようになったからといって、1日家を空けたりしないようにしましょう。強いストレスを感じて、問題行動を起こす可能性があります。
犬を飼うのにかかる費用
犬を飼うとなったとき、具体的にどのくらいのお金がかかるのか、気になるところですよね。一人暮らしでも飼いやすい小型犬の場合、ざっくりと以下のような費用がかかります。
畜犬登録 | 3,000円 |
---|---|
狂犬病の予防接種 | 3,500円前後 |
混合ワクチン | 5,000円~8,000円 |
サークルやトイレなどの必需品 | 30.000円前後 |
あくまでこちらは最初にかかる費用であって、フードやおやつ代、トイレシーツなどの消耗品代は毎月かかってきます。
狂犬病ワクチンは毎年の摂取が義務づけられているので、毎年3500円程度必要になります。
その他の費用として、ペット保険に加入される方は保険代がプラスされますし、病気やケガをした場合はその都度治療費がかかってきます。それらを全部含めると、小型犬の場合は年間約40万円かかります。
犬を飼う際に気を付けたい住まいの選び方
必ずペット可の物件を選ぶ
当たり前のことですが、犬を飼うのであればペット可の物件を選んでください。正式に許可されていない物件でこっそり飼うと、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。
見つかってしまった場合には、即退去を命じられることもあります。
防音性が高い部屋を選ぶ
愛犬が大きな声で吠えてしまっても極力周辺の方に迷惑がかからないよう、防音性が高い物件を選びましょう。
たとえば、二重サッシを採用している部屋は、愛犬の刺激となってしまう外からの音をシャットダウンできるだけでなく、愛犬の鳴き声を外に漏らしにくいという利点があるのでおすすめです。
動物病院までのアクセスが良いところを選ぶ
犬を飼っていると、予防接種や病気、ケガ、さらには定期健診など病院に行く機会が多々あります。そのたびに、遠くの動物病院まで通っていては飼い主さんにとっても愛犬にとっても負担が大きくなりますから、物件の近くに動物病院があるかは忘れずチェックしましょう。
周辺環境が整っているところを選ぶ
犬の健康を維持するために、散歩は必要不可欠です。しかし、物件の近くの交通量が多かったり、大きな道路ばかりだと、安心して散歩ができません。犬が入れる公園が近くにあったり、歩道が広く設けられていたりすると散歩がしやすいので、周辺環境が整っているかも合わせて確認するようにしましょう。
まとめ
一人暮らしで犬を飼うというのはなかなかハードルが高いようにも思えますが、しっかりと対策をしておけば、飼うことは可能です。
ただ、物理的な対策以上に重要なのが、飼い主になろうとしている人の心構えです。かわいいからという理由だけで飼い始めてしまうと、犬のための費用が重荷になったり、犬中心の生活が面倒に感じたりして最終的に手放してしまうおそれがあります。
飼う前に、必ず最後まで面倒をみることができるかどうか、考えるようにしてください。
犬の家&猫の里 編集部
犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。
注目のワンちゃん、ネコちゃん
その他の記事