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コラム

垂れ耳がかわいい犬種10選!飼育のポイントや注意点を紹介します

2022.04.21 2024.03.08

垂れ耳がチャームポイントの犬は、可愛らしくて人気がありますよね。垂れ耳の犬には、どのような犬種がいるのでしょうか。

この記事では、垂れ耳の犬種10選をご紹介します。あわせて飼育のポイントや注意点もお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。

垂れ耳犬の特徴

垂れ耳の犬は、耳がペタンと前方に折れ曲がっているのが特徴です。成長するにつれて、垂れ耳が立ち上がってくることもあります。

犬の祖先は立ち耳

犬の祖先であるオオカミは立ち耳です。オオカミは敵から身を守るために、広範囲の音を拾い集める立ち耳の特性を活かして、危険を察知していました。

犬の祖先はみんな立ち耳で、垂れ耳はいなかったとされています。垂れ耳の犬は、人間と暮らすようになってから生まれた犬種です。

タレ耳は嗅覚を鋭くするため

垂れ耳の犬が生まれたのは、聴覚よりも嗅覚が重視されるようになったからです。

人間と暮らすようになった犬は、獲物を探すために、聴覚よりも嗅覚を使うようになりました。嗅覚をより鋭くさせるために、耳からの情報を必要以上に集めないよう、折れた耳になったという説があります。

また、野生の頃のように気を張る必要がなくなり、人に可愛がられるように進化したためだともされています。垂れ耳の犬は、見た目に可愛らしく、愛玩犬としての役割が大きいのかもしれません。

垂れ耳がかわいい犬種を紹介

垂れ耳がかわいい犬種10選をご紹介します。それぞれの飼い方や注意点などをチェックしてみてください。

トイプードル

ぬいぐるみのような可愛らしい見た目で人気のトイプードル。従順でフレンドリーな性格です。

飼い方

トイプードルは、賢くて、無駄吠えが少ないため、飼いやすい犬種です。頭が良い分、甘やかしすぎるとわがままになることがあるので、しっかりしつけるようにしてください。

人と遊ぶのが好きなので、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。知育用のおもちゃを使った遊びもおすすめです。

運動能力が高くて活発なので、運動不足になると、ストレスを溜めてしまいます。公園やドッグランなどで、一緒に思いっきり遊ぶ機会を作ると良いです。

注意点

トイプードルは、アンダーコートを持たないため寒さに弱いです。エアコンなどで室温を調整するようにしてください。

抜け毛は少ないですが、毛が伸びて毛玉になりやすいです。できれば毎日ブラッシングを行い、定期的にトリミングをお願いしましょう。

骨が細いため、脱臼や骨折などのトラブルが起きやすいです。高所からの飛び降りや滑りやすい床材に注意してください。

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関連記事:トイプードルの特徴や性格は?飼い方、しつけ方を紹介します!

ダックスフンド

胴長短足の体に面長の顔、長い耳が特徴のダックスフンド。好奇心旺盛で、明るく温和な性格です。

飼い方

猟犬として活躍していたダックスフンドは、仲間意識が強く、多頭飼いに向いています。状況を見て判断する能力に長けており、順応性が高く、しつけやすいです。

とても活発なので、肥満やストレス解消のためにも、運動させるようにしてください。吠えやすい犬種で、吠え癖がついてしまうと、直すのが難しいです。早い時期から、吠えないようにしつけていきましょう。

注意点

ダックスフンドは、食いしん坊な子が多いため、肥満にならないように食事管理をしてください。

手足が短いため、地面からの影響を受けやすいです。夏場の散歩時は地面の熱さを考慮し、時間帯や道を調整しましょう。

胴長短足の犬種なので、足腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアを起こしやすいです。階段の上り下りやベッドなどからの飛び降り、滑りやすい床材に注意する必要があります。

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関連記事:ミニチュア・ダックスフンドの特徴や性格は?飼い方やしつけ方について紹介します!

パグ

愛嬌のある表情で人気のパグ。くしゃっと潰れた鼻と真ん丸で大きな瞳、くるっと巻いた尻尾が特徴です。

飼い方

穏やかな明るい性格のパグは、攻撃性も低いので、初めて飼う方にもおすすめです。プライドが高く、頑固な面もあります。良い関係性を保つには、あまり甘やかさないことも必要です。早いうちから、しつけていくようにしてください。

運動量は少なめな犬種ですが、健康を維持するためにも、適度に運動させましょう。

注意点

短頭種であるパグは、呼吸が苦手なので、体温調節がしにくいです。暑さや寒さに弱いので、季節に応じた環境作りをしましょう。

ダブルコートで抜け毛が多いため、換毛期はこまめにブラッシングが必要です。

顔のシワの間に汚れが溜まりやすく、悪臭や皮膚病の原因になります。お手入れをして、清潔に保つようにしてください。

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関連記事:パグの特徴や性格は?飼い方としつけの方法を紹介します

ビーグル

鼻先まである大きな耳が特徴のビーグル。天真爛漫、好奇心旺盛な性格で、スヌーピーのモデルとしても有名です。

飼い方

ビーグルは、野うさぎの狩りで活躍していた犬種です。群れで生活していたため、協調性や社会性に優れています。

猟犬だったため、吠えたり、噛んだりする行動が見られることがあります。きちんとしつけて、吠え癖や噛み癖をつけないようにしましょう。

元気でスタミナがあり、遊ぶことが大好きです。運動や刺激が不足すると、不満が溜まって問題行動を起こすことがあります。散歩の時間をしっかり取り、できるだけ欲求を満たしてあげてください。

ひとりで過ごすのが苦手なので、一緒に過ごすことができる飼い主さんに向いています。

注意点

短毛種のビーグルですが、抜け毛が残っていると、皮膚炎の原因になります。毎日ブラッシングをして抜け毛を取り除いてください。

好奇心旺盛な性格なので、散歩中の拾い食いや室内での誤飲に注意が必要です。

肥満や椎間板ヘルニアになりやすいので、カロリーコントロールをし、足腰に負担のかからないように室内の段差や使う床材など、生活環境に気を配りましょう。

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関連記事:ビーグルの特徴や性格について紹介します!

アメリカン・コッカ―・スパニエル

大きな耳に優しい顔立ち、カールした毛並みが優雅なアメリカン・コッカ―・スパニエル。明るく、人懐っこい性格です。

飼い方

アメリカン・コッカ―・スパニエルは、フレンドリーで人見知りをしません。賢く、飼い主さんの言うことをよく聞くため、しつけやすいです。甘えん坊で家族と一緒にいることを好むので、できるだけ一緒に過ごしてあげると良いでしょう。

体力があって運動が大好きなので、ドッグスポーツなどに向いています。食事やお散歩のときは、耳が汚れないようにスヌードをつけておくと良いです。

注意点

アメリカン・コッカ―・スパニエルの柔らかい被毛は、絡まりやすいため、ブラッシングとトリミングが必要です。また、脂っぽくなりやすいため、シャンプーをして臭いや皮膚病を予防しましょう。

「拡張型心筋症」を起こしやすいため、バランスの良い食事を心がけてください。白内障や緑内障などにもかかりやすいため、定期的に検査を受けておくと安心です。

アメリカン・コッカ―・スパニエルは、遺伝的な病気の突発性激怒症候群が見られることがあります。

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関連記事:わんわん物語に登場するアメリカンコッカースパニエルの特徴や性格について紹介します

ボーダーコリー

バランスの取れた体つきで、走る姿は力強く優雅なボーダーコリー。とても賢く、忍耐力があります。

飼い方

ボーダーコリーは、牧羊犬として活躍していた犬種です。愛情深く、飼い主さんに従順で、家庭向きの犬だといえます。

運動神経がよく活発なので、運動不足になるとストレスを溜めます。散歩以外にも、ドッグランなどの広い場所で自由に走らせてあげると満足するでしょう。

作業意欲を満たすために、頭を使う遊びやトレーニングを取り入れるのがおすすめです。

賢いボーダーコリーをしつける際は、飼い主さんがリーダーであることを理解させ、曖昧な態度を取らないことがポイントになります。

注意点

ボーダーコリーは、ダブルコートで抜け毛が多いため、ブラッシングを丁寧に行ってください。

発症率は低いですが、遺伝病の「セロイドポフスチン症」や失明原因のひとつである「コリーアイ異常症」などにかかる心配があります。予防法や治療法は見つかっていませんが、遺伝病が発現する可能性があることを知っておいてください。

「股関節形成不全」になりやすいので、足を引きずる、ふらふらするなどの症状が見られたら、早めに獣医師さんの診察を受けましょう。

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関連記事:ボーダーコリーの特徴や性格について紹介します!

ラブラドールレトリバー

骨太で筋肉質な体つきをしており、愛らしい顔立ちで穏やかな性格のラブラドールレトリバー。根元から太い尻尾が特徴的です。

飼い方

ラブラドールレトリバーは、賢く、おとなしい犬種で、盲導犬やセラピー犬として活躍しています。基本的なしつけはスムーズにできます。

子犬の頃はやんちゃで元気いっぱいの子が多いです。飼い主さんとの関係が悪いとわがままに育つこともあるので、信頼関係を構築した上でしっかりしつけるようにしてください。

元々狩猟犬だったため、活発で運動量が必要です。大型犬なので、広めの飼育スペースを確保し、肥満予防のためにも、散歩や運動はしっかり行いましょう。

注意点

ラブラドールレトリバーは、早食いから胃捻転を起こしやすいので、ゆっくり食事をさせるための早食い対策をすると良いです。

皮膚が脂っぽくなりやすいため、定期的なシャンプーが必要です。ただし、洗い過ぎると、皮膚が乾燥して皮膚炎になることもあるので、注意してください。

体重が重いため、滑って転んだだけでも、関節を痛めてしまいます。床材は滑りにくい素材のものを選ぶようにしましょう。

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関連記事:ラブラドールレトリーバーの飼い方は?性格や特徴も紹介します!

ゴールデンレトリバー

たくましい体つきで美しいゴールドやクリーム色の被毛を持つゴールデンレトリバー。大型犬の中でも、温厚で優しい性格です。

飼い方

ゴールデンレトリバーは、人懐っこく、学習能力が高い犬種です。盲導犬や聴導犬、警察犬など多方面で活躍しています。

飼い主さんの指示に忠実に従うため、問題なくしつけられる犬種です。場の空気を読むのが得意で、人にも動物にもやさしく接することができます。

活発で運動能力が高いため、運動量をたっぷり確保するようにしてください。一緒にアウトドアやドッグスポーツを楽しむのもおすすめです。頭を使った遊びを取り入れるのも良いでしょう。

注意点

食欲旺盛なゴールデンレトリバーは、体重コントロールをして、肥満に注意してください。早食いなどから胃捻転を起こしやすいです。食後すぐの運動は避け、早食い防止対策をしましょう。

トリミングの必要はありませんが、ブラッシングと定期的なシャンプーが必要です。
被毛の量が多くて暑さに弱いため、熱中症になりやすいです。エアコンなどで室温管理をしてください。

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関連記事:ゴールデンレトリバーの特徴や性格は?飼い方としつけ方を解説します!

マルチーズ

白くて長い被毛が印象的なマルチーズ。愛情深く、従順な性格です。

飼い方

マルチーズは大人しくて、運動量も少ないので、室内飼いに適した犬種です。

人懐っこいので、飼い主さんや家族にもなじみやすいです。ただし、気が強い面があるので、甘やかすと要求吠えや噛み癖が出てくることがあります。毅然とした態度でしつけて、わがままを通さないことがポイントです。

注意点

温暖な地域出身のマルチーズは、寒さに弱いです。冬場は防寒対策をしてください。また、絡まりやすい被毛を持っているので、定期的なトリミングが必要です。

「膝蓋骨脱臼」になりやすいです。後ろ足を引きずる、ぴょこぴょこ跳ねるなどの症状が見られたら、速やかに動物病院へ連れていってください。

息切れや咳、過呼吸などを起こす「気管虚脱」を起こしやすいです。激しい運動はさせないようにしましょう。

涙やけを起こし、目の周りが茶色く変色した場合は、動物病院で処置してもらってください。

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関連記事:マルチーズの特徴や性格は?飼い方やしつけ方を紹介します!

シー・ズー

気品漂うロングコートの被毛が魅力のシー・ズー。温厚でおとなしい性格です。

飼い方

シー・ズーは幼い子供やお年寄りとも上手く付き合えるフレンドリーな犬種です。

賢く物覚えが良いですが、頑固な面があるため、しつけの難しさを感じることも。基本は褒めてしつけて、ダメなことははっきりと理解させましょう。

毎日の散歩だけでなく、室内でも遊ばせて、運動させるようにしてください。

注意点

長毛種のダブルコートのシー・ズーは、毛玉が出来やすいため、毎日のブラッシングが必要です。お手入れするのが難しい場合は、被毛を短くカットしても良いでしょう。

涙が出やすい目や、蒸れやすく皮脂の分泌が多い耳のお手入れも欠かせません。

また、皮脂で覆われた皮膚は、べたつきやすいため、定期的にシャンプーをして清潔に保つようにしてください。

高温多湿に弱いため、夏場のお出かけの際は、エアコンなどで温湿度を調整する必要があります。

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垂れ耳犬の飼育ポイント

垂れ耳犬を飼育する際は、日常的に耳をケアする必要があります。こまめに耳の掃除を行うことで清潔に保ち、耳の異常がないかチェックを行うようにしましょう。

耳掃除は、間違った方法でやると、耳を傷つけてしまうことや外耳炎の原因になることがあります。かかりつけの獣医師さんに相談し、正しい耳掃除の仕方を教えてもらいましょう。

また、耳をチェックする際は、赤みや腫れ、臭いがないか、愛犬の耳をめくって確認してみてください。

垂れ耳犬が気を付けたい病気

垂れ耳犬は耳の病気にかかりやすいので、注意が必要です。

外耳炎

外耳炎は、垂れ耳の犬種が最も発症しやすい病気です。

細菌などが耳垢の中で繁殖する、耳ダニが寄生する、全身性の皮膚炎を併発するなどの原因によって発症します。

痛みや痒み、臭いやべたつきのある耳垢が出る症状が見られます。慢性化すると、皮膚が肥厚して外耳道を塞いでしまうことがあるため、適切な治療を行うことが大切です。

耳ダニ感染症

耳ダニ感染症とは、犬の耳に耳ダニが寄生して発症する感染症のことで、耳疥癬やミミヒゼンダニ感染症とも呼ばれています。

すでに耳ダニ感染症に感染している犬や猫に接触することで発症します。ワックスのような黒い耳垢が溜まり、激しい痒みなどの症状が見られます。

耳血腫

耳血腫は、耳介に分泌液や血液が溜まる病気です。

様々な原因により発症しますが、耳ダニ感染症やアレルギーによる痒みで強くかきむしる、打撲、他の犬に噛まれるなどが要因となり得ます。

耳介が熱を持って腫れる、痛みや痒みを伴うなどが主な症状です。自然治癒もしますが、軟骨や耳の変形、軟骨の萎縮が疑われる場合は、動物病院で治療を受けてください。

まとめ

元々犬の祖先は立ち耳で、垂れ耳の犬は人間と暮らすようになって生まれました。垂れ耳が生まれた理由は所説諸々ありますが、嗅覚をより鋭いものにするため、愛玩犬としての役割を担うために進化したといわれています。

垂れ耳犬にも、様々な種類の犬種がいて、それぞれ違った個性があります。垂れ耳犬を迎え入れる際は、立ち耳の犬よりも耳の健康に気を配ることが必要です。

垂れ耳犬を飼育の際のポイントや病気について、あらかじめ知っておき、ご家庭の環境や条件に適した子を迎え入れてくださいね。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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