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コラム

イギリス原産の犬種10選!歴史や特徴について紹介します

2023.02.21 2024.03.12

世界には、たくさんの種類の犬がいますが、中でもイギリス原産である犬種の数は多いとされています。

この記事では、イギリス原産の犬種10選をご紹介します。それぞれの犬種の歴史や特徴、性格など、参考にしてみてください。

イギリス原産の犬は世界一多い

イギリス原産の犬種は世界で最も多いとされています。世界には、700~800(非公認も含む)もの犬種がいるとされていますが、国際畜犬連盟(FCI)に公認されているのは355の犬種です。

また、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)に登録されている犬種は、全部で206種類ですが、そのうちの60種類がイギリス原産で全体の約1/3を占めています。

古くから犬と関りが深いイギリス

イギリスでは、古くから犬と人との関りが深く、たくさんの犬種を生み出し、品種改良を重ねてきた歴史があります。

20世紀の大英帝国は、ヴィクトリア女王の治世のもと、世界中に植民地を持っていました。植民地からは、特産品、農産物、財宝、美術品、発掘品、さらには生き物も、イギリスに持ち帰られました。その中には、地犬もおり、地犬を繁殖させたり、新たな品種を生み出すために交配を行ったりすることで、イギリス原産の犬種が確立していったとされています。

牧畜犬や牧羊犬、猟犬や鳥猟犬といった使役犬が生活を支えてきたのはもちろんですが、イギリスの人々は愛玩犬や闘犬などの癒しや娯楽などを担う犬たちとも暮らしてきました。

イギリスの人々は犬と密接な関り合いをしてきました。そうして、イギリスの社会全体が、犬とのより良い暮らしを求めるようになった結果、現在のイギリスはトップクラスのペット先進国となったのです。

イギリス原産の犬種10選!

ボーダー・コリー

高と体重

体高

オス48~56cm、メス46~53cm

体重

オス14~20kg、メス12~19kg

歴史

ボーダー・コリーのルーツは、8世紀後半から11世紀にかけてスカンジナビア半島を中心に発生したバイキングにより、英国に持ち込まれたトナカイ用の牧畜犬だとされています。その後、土着の牧羊犬やラフ・コリーの祖先犬と交雑し、19世紀末ごろに現在のボーダー・コリーのタイプになったようです。

ショードッグの道を歩んだ他のコリーとは異なり、ボーダー・コリーは牧羊犬としての作業能力が重視されたことで、外観やサイズの統一性に欠けており、畜犬団体の公認が遅れたとされています。1976年にケネルクラブに、国際畜犬連盟(FCI)には1987年に公認されました。

特徴と性格

ボーダー・コリーは、牧羊犬として活躍していた犬種で、とても賢く活発で、並外れたスタミナの持ち主です。体高よりも体長がやや長く、均整の取れたスマートな体型をしています。

飼い主さんに忠実で、忍耐力があり、作業意欲が高いです。頭を使った遊びをしてあげると、作業意欲を満たすことができます。しつける際は、飼い主さんをリーダーだと認識させることが大切です。

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関連記事:ボーダー・コリーの特徴や性格について紹介します!

ジャック・ラッセル・テリア

体高と体重

体高

25~30cm

体重

5~6kg

歴史

ジャック・ラッセル・テリアは、ジョン・ラッセル牧師の尽力により、1800年代にイングランドで生まれた犬種です。キツなどの獲物を狙うフォックス・ハウンドと共に追い立てる役に見合った犬を作出するために、フォックス・テリアの血統を改良しました。

その後、彼が繁殖させたテリアは、パーソン・ラッセルテリアと呼ばれるスクエア型の体型をした系統と、現在のジャック・ラッセル・テリアである足がやや短く長方形の体型の2つのタイプに分けられました。さらに、オーストラリアに渡り、改良が進められます。温暖なオーストラリアでは、スムースコートが人気を博し、2003年に国際畜犬連盟(FCI)に正式な犬種として公認されました。

特徴と性格

ジャック・ラッセル・テリアは、筋肉質で引き締まったたくましい四肢を持つ小型犬です。明るくて好奇心旺盛、元気いっぱいで遊び好きな子が多いです。きつね狩りで活躍していた特性から、周囲のものや音に反応しやすく、吠えやすい傾向があります。被毛は真っすぐ短毛のスムースコートで、粗い長毛のダブルコート、その中間のブロークンの3パターンがあり、毛色は白、黒、タンに加えて、レモンマーキングが頭部、口、胴部に入る個体がいます。パワフルさと柔軟さを持ち合わせており、一緒にスポーツやゲームをアクティブに楽しみたい方に適しています。

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関連記事:ジャック・ラッセル・テリアの特徴や性格について紹介します!

ビーグル

体高と体重

体高

オス36~41cm、メス33~38cm

体重

オス10~11kg、メス9~10kg

歴史

ビーグルの祖先は、古代エジプト時代に存在していたグレーハウンドだと考えられています。紀元前400年頃にギリシャで書かれた文書にウサギ狩りが得意な犬として記録が残っており、早い段階でその才能を発揮していたようです。ヘンリー7世の時代からエリザベス一世の時代にかけて品種改良が進み、1890年にイギリスで犬種登録されました。ウサギ狩りでは、ビーグルの豊富な体力と獲物を追いながら鳴き続ける「追い鳴き」と呼ばれる習性を活かし、ハンターはラッパの音でビーグルに指示を出し、ビーグルはよく通る声で仲間と連絡を取り合い、ウサギを追い詰めていったようです。その鳴き声から、「森の鈴」「森のトランぺッター」「草原の声楽隊」などの愛称がつけられたとされています。

特徴と性格

ビーグルは、小さいながら猟犬らしい筋肉質でがっしりとした体格をしています。鼻先まである大きな耳とピンと立った尻尾がトレードマークです。攻撃性も低くて穏やかで、協調性や社会性を備えているため、多頭飼いにも適しています。

好奇心旺盛で活発な性格ですが、甘え坊で寂しがり屋な面があるため、ひとりで過ごすのが苦手です。いつも一緒にいられる飼い主さんに向いているでしょう。物や家具などを噛むことによるトラブルが多い犬種なので、噛み防止対策をしておいた方が良いです。

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関連記事:ビーグルの特徴や性格について紹介します!

ヨークシャー・テリア

体高と体重

体高

15~18cm

体重

1.5~3kg

歴史

ヨークシャー・テリアの歴史は100年ほどと浅く、1800年代に、イギリスのヨークシャー地方でネズミ捕りのために作出されたのが始まりとされています。

マンチェスター・テリア、スカイ・テリア、マルチーズのほか、さらに数種類の犬種を交配させて生まれたとされています。現在のヨークシャー・テリアとは、体の大きさや毛質などが異なる個体が多かったようです。

特徴と性格

ヨークシャー・テリアは、美しく輝きを放つシルクのような被毛が特徴です。長い被毛は左右均等に真っすぐに垂れています。

定期的なトリミングが必要ですが、さまざまなスタイルが楽しめるのが利点です。活発で忠誠心が強く、テリア特有の勇敢な性格をしています。甘やかすと吠え癖がついてしつけが大変になるので、子犬期に主従関係を築いておくことが大切です。

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関連記事:ヨークシャーテリアは無駄吠えが多い?性格や特徴、しつけや飼い方のコツをご紹介します

ラブラドール・レトリバー

体高と体重

体高

オス57~62cm、メス55~60cm

体重

オス29~36kg、メス25~32kg

歴史

ラブラドール・レトリバーのルーツは、カナダのニューファンドランド島で発展を遂げた、ニューファンドランド犬といわれています。

16世紀頃にこの島に持ち込まれた使役犬と、ニューファンドランド犬が交配され、セント・ジョンズ・レトリバーという犬種が生まれます。その300年後イギリスの貴族がこの犬をイングランドに持ち帰り、改良を重ねて、現在のラブラドール・レトリバーの根幹ができたとされています。

特徴と性格

ラブラドール・レトリバーは、盲導犬やセラピー犬として活躍している賢い犬種です。骨太で筋肉質、根元から太い尻尾を持ち、愛らしい顔立ちをしています。

子犬期はやんちゃで元気いっぱいですが、しっかりしつけることで穏やかで大人しい性格の犬になります。かつて狩猟犬として活躍していた犬種なので、十分な運動量の確保が必要です。

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関連記事:ラブラドールレトリーバーの飼い方は?性格や特徴も紹介します!

シェットランド・シープドッグ

体高と体重

体高

オス35~39cm、メス33~38cm

体重

8~12kg

歴史

シェットランド・シープドッグの歴史はきわめて古く、スコットランドの牧羊犬の歴史に匹敵します。19世紀後半、島を訪れたイギリス海軍の兵士が牧羊犬を本土に持ち帰ったことがきっかけとなり、人気を博した犬種です。

長い年月の間に小型化されたと考えられています。1909年にケネルクラブで犬種として認められましたが、当時は作業犬タイプとショータイプの2種類がいて、大きさも一定ではなかったようです。

特徴と性格

シェットランド・シープドッグは、優しい瞳に整った顔立ちをしており、ふさふさと流れるような豊かな被毛は高貴な印象を与えます。

知的で活発なので、飼い主さんの指示にも従順に対応し、素早く判断することが可能です。警戒心が強く、慣れない人や物音に敏感に反応して吠えやすいため、子犬の頃から音や刺激に慣れさせると良いでしょう。

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関連記事:シェットランド・シープドッグの特徴や性格について紹介します!

イングリッシュ・コッカー・スパニエル

体高と体重

体高

オス38~43cm、メス36~41cm 

体重

13~15kg

歴史

イギリスには古くから土着のスパニエルがいました。そのうち、ランド・スパニエルと呼ばれる陸地で猟をしていた犬たちの仲間が、イングリッシュ・コッカー―・スパニエルの祖先だとされています。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、鳥猟犬として活躍していました。もともとイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルと同じ犬種とされていましたが、大きさの違いや猟における役割の違いから、1982年にイギリスケネルクラブは、別犬種として登録することにしました。

アメリカにわたったイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、愛玩犬らしい改良が施されますが、イギリスの愛好家たちが異を唱えます。意見の対立が続き、アメリカにわたり交配されたイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、アメリカン・コッカー・スパニエルとして独立することになりました。

特徴と性格

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、鳥猟犬として活躍していた犬種です。がっしりとした骨太な体格で、高い身体能力を持っています。人懐っこく、明るく陽気、遊び好きな性格で、家庭犬に適しています。

攻撃性については、飼い主さんの要求に素直に従い、ポジティブな反応ができるように子犬期にしつけておけば問題ありません。

絹のような被毛を持ち、毛色は2色が混じったグラデーションのような独特な模様が入る「ローン」は、この犬種の特徴です。単色の黒、チョコレート、赤や、黒みがかったセーブル、黒と茶をベースにしたタン模様が入ったブラック&タンなど、カラーバリエーションが豊富です。

関連記事:イングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴や性格について紹介します!

ウェルシュ・コーギー

体高と体重

体高

26~31cm

体重

11~14kg

歴史

ウェルシュ・コーギーは、ウェールズのペンブローク地方にフラマン人が犬を連れて移民したことが由来とされています。12世紀の初めには、すでにこの地方では原種が存在し、牛追いの仕事をしていたようです。

土地が分割されて、牧草地が柵で囲まれるようになると、多くのコーギーは職を追われることになります。ですが、同じ時期の12世紀初め頃、イギリス国王のヘンリー2世がウェルシュ・コーギーをペットとして飼い始めてから、「王室犬」として、イギリス王室に欠かせない存在となりました。

特徴と性格

ウェルシュ・コーギーは、胴が長く、骨太な体格が典型的な特徴です。日本では生後数週間で断尾するのが一般的でしたが、最近では断尾しない個体も増えています。基本的に短毛種ですが、長毛種が生まれることもあります。

毛色は、赤、セーブル、黒&タンなど、バラエティ豊かです。性格は明るく社交的で活発、かなりの運動量が必要です。警戒心が強く、初対面の人には懐きにくい傾向があります。他の犬に対して攻撃的になることがあるため、多頭飼いの際は注意しましょう。

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関連記事:ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの特徴や性格について紹介します!

ゴールデン・レトリバー

体高と体重

体高

オス56~61cm、メス51~56cm

体重

オス29~34kg、メス25~29kg

歴史

ゴールデン・レトリバーの起源は、19世紀半ばにニューファンドランド犬とツウィード・ウォーター・スパニエルを交配させたのが始まりだとされています。

当初はフラットコーテッド・レトリバーのゴールデンとして登録されていましたが、1913年にゴールデン・レトリバー、またはイエロー・レトリバーと呼ばれていましたが、1920年にゴールデン・レトリバーの名前に統一されました。

特徴と性格

ゴールデン・レトリバーは、美しいゴールドやクリーム色の被毛を持ち、たくましい体つきをしています。学習能力が高く、盲導犬や聴導犬、警察犬など多方面で活躍している犬種です。

大型犬の中でも温厚で人懐っこい性格をしており、人にも動物にも優しさを見せます。場の空気を読むのが得意で、相手に合わせて接することができます。運動能力が高いので、アウトドアやドッグスポーツを楽しみたい飼い主さんにもぴったりです。

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関連記事:ゴールデンレトリバーの特徴や性格は?飼い方としつけ方を解説します!

ベドリントン・テリア

体高と体重

体高

オス41~44cm、メス38~42cm

体重

オス8~10kg、メス8~10kg

歴史

現在のベドリントン・テリアの原型は、1825年にできました。ノーザンバーランド群のべドリントンに住む石工により、2頭のロスベリーテリアを繁殖して生み出された「パイパー」がこの犬種の源流になっています。

1800年代後半になると、ドッグショーに頻繁に登場するようになり、1875年にはイギリスで犬種クラブが設立されています。1886年にアメリカのAKCで公認され、独特な子羊のような外見から人気犬種となりました。

犬の名前は、1870年にノーザバーランド群ベドリントンで開かれた展覧会にちなんでつけられたそうです。

特徴と性格

ベドリントン・テリアは、ふわふわの被毛が子羊のような愛らしさがあります。アーチ状の背中と巻きあがった腹部のシルエットと、長い垂れ耳、洋梨のような頭部と頭部の毛が特徴です。

小型犬としてはやや大きめのサイズで、細身ながら後ろ足が発達しており、高スピードで疾走します。毛色はブルー(灰色)やレバー(濃い赤褐色)、サンディ(砂色)を基調とし、そこにタンのポイントが入るというパターンが基本です。

性格はおっとりしていますが、テリアらしい負けん気が出現することも。活動的なので、運動量を確保することが大切です。抱っこやスキンシップを好むので、犬とくっついている時間を持ちたい方におすすめです。

まとめ

イギリスは世界で最も犬種が多い国です。イギリス原産の犬は、ボーダー・コリーやウェルッシュ・コーギー、ビーグル、ヨークシャー・テリアなど、たくさんの種類が存在します。

それぞれの犬種が辿ってきた歴史や原産について知ることは、飼育する上で大切な要素となります。ご家庭の生活スタイルに合っているか確かめるきっかけにもなるでしょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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