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優しい犬種10選!飼い方のコツと注意点
もくじ
優しい犬種とは?
犬の飼育を検討している方の中には、優しい性格の犬が飼いたい、と考えている人もいると思います。では、優しい犬とは具体的にどのような犬のことをいうのでしょう。
たとえば、飼い主だけではなく、初めて会う人や他の動物に対しても友好的な性格をしている犬種は、優しい犬種と言えるかもしれませんね。
他にも攻撃性が低い犬種や温厚な犬種、穏やかでおっとりしている犬種も優しい犬種と言えるのではないでしょうか。その点を踏まえながら、この記事では優しい性格の犬種をご紹介します。
優しい犬種10選
ゴールデンレトリーバー
ゴールデンレトリーバーは人が大好きで、だれにでも優しく接してくれます。
優しいだけではなく、飼い主さんへの忠誠心も高いことから、理想的な家庭犬と言われています。
飼い方
ゴールデンレトリーバーは家族と一緒の空間で生活することを好みますので、大型犬ではありますが、室内で飼育するようにしましょう。
好奇心が旺盛でヤンチャなところがありますので、入ってほしくないところやイタズラしてほしくない場所には、柵を設けたり、簡単に開かないようにロックをかけたりすることをおすすめします。
注意点
ゴールデンレトリーバーはやや食いしん坊です。
家族がご飯を食べていると、物欲しそうに寄ってくることも多々ありますが、人間の食べ物は犬からすると塩分や脂質が多いので、肥満の原因になってしまいます。
肥満になると、関節に負担がかかったり、糖尿病のリスクが高まったりしますので、欲しがるままにご飯やおやつをあげないように注意してください。
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ゴールデンレトリーバーの性格や特徴について紹介します
ラブラドールレトリーバー
ラブラドールレトリーバーは、穏やかで友好的な性格をしています。
忍耐強く、攻撃性もないので、小さい子どもがいる家庭でも安心して飼うことができます。
飼い方
ラブラドールレトリーバーは運動が大好きなので、散歩はたっぷり時間をかけてあげてください。
平坦な道をゆっくり歩くだけではなく、たまにはジョギングしたり、砂浜や山道を歩いてみたりするのもおすすめです。
毎日散歩に時間をかけてあげられない場合は、大型犬用のドッグランを活用してみても良いでしょう。
注意点
ラブラドールレトリーバーは水鳥や魚を回収する狩猟犬として活躍していたため、何でも咥えてしまう習性があります。
アクセサリーやプラスチック片など小さいものは誤飲につながる可能性もありますので、危険なものはラブラドールレトリーバーの前に出しておかないよう注意してください。
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ラブラドールレトリーバーの性格や特徴について紹介します
トイプードル
ペットとして人気が高いトイプードルも、優しい性格の子が多いです。
昔から愛玩犬として人間の側にいたことから、人の気持ちや感情を理解する能力にたけており、元気のない飼い主さんにそっと寄り添ってくれる子もいるようです。
飼い方
体は小さいですが、意外に体力がありますので、15~30分程度の散歩を1日2回行い、しっかりストレスを発散させましょう。
注意点
トイプードルは膝蓋骨脱臼を発症しやすいので、関節に負担がかからないような環境を整えてください。
トイプードルが行き来する場所には滑り止めのカーペットを敷いたり、家具の配置を工夫して段差を減らしたりしましょう。
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トイプードルの性格や特徴について紹介します
シーズー
シーズーは人懐っこく、穏やかで優しい性格をしています。
家族以外の人や他の犬に対してもフレンドリーに接してくれるので、初心者でも比較的飼育しやすいとされています。
飼い方
シーズーは小型犬なので、そこまで運動量は多くありませんが、毎日運動させてあげないと、運動不足からストレスがたまったり、筋力が低下したりしてしまいます。
そういったことを防ぐためにも、30分程度の散歩を1日1~2回行いましょう。ただし、シーズーは頑固なところがありますので、外へ出たがらないときは無理に連れ出さず、家の中で遊んであげてください。
注意点
シーズーをはじめとした短頭種は、呼吸がしづらく、暑さに弱いので、熱中症に注意が必要です。
日本の夏を快適に乗り切るためにも、エアコンを利用して室温は20℃前後、湿度は60%以下に保ちましょう。
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シーズーの性格や特徴について紹介します
フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグはちょっと強面ではありますが、のんびり屋さんで、優しい性格の持ち主です。
思わず笑ってしまうようなユニークな仕草をすることが多く、家族を和ませてくれるような存在になること間違いなしです。
飼い方
フレンチブルドッグは食欲旺盛なので、肥満になりやすいです。
肥満になると、さまざまな病気になるリスクが高まってしまいますので、フレンチブルドッグを飼う際は食事の管理を徹底してください。
特に気をつけたいのがおやつです。
フードもしっかり食べて、なおかつおやつも食べてしまうと、あっという間にカロリーオーバーになってしまいます。
おやつをあげたときはフードの量を調整するようにしましょう。
注意点
フレンチブルドッグは皮膚がデリケートなことから、皮膚疾患を発症しやすい傾向にあります。
皮膚疾患を未然に防ぐためには、日頃から皮膚・被毛を清潔に保つことが重要なので、散歩から帰ったらブラッシングをする、シャンプーや水浴びの後はしっかり乾燥させるなどを意識しましょう。
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フレンチブルドッグの性格や特徴について紹介します
パグ
愛嬌たっぷりのパグは、穏やかで温厚な犬種です。
吠えることもあまりないので、集合住宅でも比較的飼いやすいでしょう。
飼い方
パグは甘えたがりなところがありますが、かわいらしいからとなんでも許していると非常にわがままな子に育ってしまいます。
主導権が自分にあるとわかると、手が付けられなくなってしまいますので、ダメなことはダメとしっかりメリハリをつけたしつけをする必要があります。
注意点
パグなどの短頭種は、唾液を気化して熱を逃がすのが苦手です。
そのため、他の犬種よりも熱中症に注意が必要です。
夏の散歩は、早朝や夕方など1日の中でも気温があまり高くない時間帯を選んであげてください。
また、短い散歩であっても必ず水分を持っていき、こまめに水分補給をしましょう。
パピヨン
明るく活発なパピヨンは、初めて会う人や他の動物とも仲良くできる社交性があります。
とても賢いので、しつけに不安のある方でも比較的飼いやすい犬種です。
飼い方
昔から愛玩犬として飼われていたパピヨンですが、意外に運動能力が高く、体を動かすことが大好きです。
そんな活発なパピヨンの運動欲求を満たすためにも、1回30分程度の散歩を1日2回行いましょう。
できれば週に1回は広い場所やドッグランで思いっきり走らせてあげてください。
注意点
パピヨンは膝蓋骨脱臼を発症しやすいです。
初期の段階ではほとんど症状がないため、定期的に健康診断を受けて、足の状態を確認してもらいましょう。
また、できるだけ関節に負担をかけないよう、滑りやすいフローリングにラグを敷くなど飼育環境にも気を遣ってあげましょう。
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パピヨンの性格や特徴について紹介します
ボーダーコリー
ボーダーコリーは、飼い主やその家族に対して、深い愛情を示してくれる優しい犬種です。
IQが高く、物覚えは良いですが、しつけを成功させるには主従関係が明確になっている必要があります。愛犬が主導権を握ってしまうとしつけがうまくいかないため、飼育難易度はやや高めと言えます。
飼い方
とにかくスタミナがある犬種ですので、1回1~2時間の散歩を1日2回行うのが理想です。
ただ、ボーダーコリーとの運動は量よりも質が大切なので、ボール遊びや、ドッグランでのアジリティーの練習などによってしっかり体を動かすことができれば、多少時間が短くても、愛犬は満足してくれますよ。
注意点
頭の良さは犬種の中でもトップクラスと言われるボーダーコリー。
飲み込みも早く、しつけはしやすいですが、間違ったしつけをしてしまうと、凶暴化したり、噛み癖がひどくなったりすることもあります。
問題行動に発展させないためにも、必ず子犬のうちからやって良いことと悪いことを区別できるようにしつけましょう。
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ボーダーコリーの性格や特徴について紹介します
ビーグル
スヌーピーのモデルとなったビーグルも穏やかで温厚な性格の持ち主です。
もともと狩猟犬として活躍していたことから、強調性があり、多頭飼いもしやすいとされています。
飼い方
ビーグルは小型犬ではありますが、高い運動能力とスタミナを兼ね備えていますので、運動にかける時間はたっぷり確保してあげましょう。
目安としては1回30分程度の散歩を1日2回行いましょう。
できればドッグランや広い公園で好きなだけ体を動かせるような機会を設けてあげると、運動欲求を満たすことができます。
注意点
ビーグルは非常に食欲旺盛な犬種なので、肥満には注意しましょう。
規定の量のフードでは物足りず、「もっとちょうだい!」とねだってくることがあるかもしれませんが、そこは甘やかさないようにしてください。
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ビーグルの性格や特徴について紹介します
キャバリア
キャバリアも昔から愛玩犬として飼われていたので、穏やかで、攻撃性はほとんどありません。
人見知りもあまりせず、家族以外の人にも優しく近づいていくなど、性格の良さに定評がある犬種です。
飼い方
キャバリアの毛は細くしなやかなので、毛玉ができやすいです。
毛玉ができると、皮膚が引っ張られて痛みが生じることもあるため、毎日ブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングは血行促進効果や皮膚の通気をよくする効果があるだけでなく、愛犬とコミュニケーションもとれますので、ぜひ積極的に行ってください。
注意点
キャバリアは僧帽弁閉鎖不全症という病気にかかりやすいことが知られています。
遺伝的な要因から発症するため、有効な予防法がないのですが、早期に発見することが重要なので、定期的に健康診断を受けさせるようにしてください。
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キャバリアの性格や特徴について紹介します
まとめ
今回は優しい性格の犬種を紹介しましたが、この犬種だから絶対に優しくて穏やか、というわけではなく、あくまで優しい子が多いということです。
同じ犬種であっても性格には個体差があるということを理解しておきましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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